【金融事務編】派遣依頼時に伝えるとよいポイント
全職種共通のヒアリング項目はこちらをご覧ください。
今回は【金融事務職】に関して、特に確認させていただきたいポイントをご紹介します。
金融事務といってもさまざま
金融事務には、損害保険・生命保険などの保険事務のほか、証券事務・銀行の事務などすべてを包括した広義の金融事務と、銀行系の事務を指す狭義の金融事務がありますが、こちらの記事では狭義の金融事務(銀行事務)について触れたいと思います。
狭義の金融事務(銀行事務)においても、お客様対応をおこなう前方事務と、バックオフィスで行う後方事務とでは、難易度や適性が異なります。
そのため想定外なミスマッチが起こらないようにヒアリングさせていただきたいポイントとその背景をお伝えします。
営業に伝えるとよいポイントとその背景
金融の派遣依頼時に、営業に伝えるとよいポイントは以下の3点です。
- 前方事務か後方事務か
- 金融商品の取扱数
- 1日の来店人数や客層
前方事務か後方事務か
銀行事務の依頼に関して、一番ミスマッチが起きやすいのは、前方事務対応があるか否かという点です。お客様対応があることで急かされたり、臨機応変な対応が求められたりすることがあると、バックオフィスでのコツコツとした業務イメージを持った派遣スタッフにはギャップが生まれてしまいます。
「お昼時間など、人が手薄な時間帯のみお客様対応をお願いしたい」といったご依頼を受けることもよくありますが、少しでも前方対応が発生する場合は、事前にお伝えいただくとミスマッチが起きづらくなります。
前方事務の体制について
前方事務でも、ハイカウンターとローカウンターによって、求められる知識や難易度が変わるため、事前にお伝えいただくことで業務負荷や適性について派遣スタッフ側も判断しやすくなります。
後方事務の体制について
後方事務に関しても、銀行によって同じ仕事を複数名で分担しているパターンと、各伝票種別に対して1名ずつ担当者を決めているパターンに分けられます。1名のポジションの場合には、派遣スタッフの責任や負荷が高くなりますので、事前にお伝えいただくことでよりマッチした方を紹介しやすくなります。
金融商品の取扱数
銀行によっては、証券・投資信託・生命保険などさまざまな金融商品の取り扱いがあり、申込書のフォーマットやお客様への説明も多岐にわたります。とくに取扱商品数が多い場合は、その旨をお伝えいただくと、知識吸収について抵抗がない方など、よりマッチした方を紹介しやすくなります。
1日の来店人数や客層
1日あたりの来店人数や店舗の客層などが分かると、1日の流れや求められる対応スピードや品質などを派遣スタッフがイメージしやすくなり、ミスマッチの回避につながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は【金融事務職】に関して、リクルートスタッフィングが派遣先企業のご担当者にお聞きしたいヒアリングポイントをまとめさせていただきました。
細かな点まで情報を整理して伝えるには、手間がかかるかもしれませんが、派遣会社に上記のポイントを伝えていただくことでよりマッチした派遣スタッフをご紹介でき、安定的に就業できる可能性が高くなります。
ぜひ今後の派遣依頼時にお役立てください。
また、そのほかの職種別ヒアリングポイントはこちらをご覧ください。