“同期就業”で若手未経験派遣スタッフの長期就業を実現|PayPay銀行株式会社

“同期就業”で若手未経験派遣スタッフの長期就業を実現|PayPay銀行株式会社

職種未経験の派遣スタッフを活用し、長期就業を通じて戦力化していきたいと考えているものの、なかなか定着しないという課題を持つ企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そのようななか、PayPay銀行はリクルートスタッフィングが提供する無期雇用派遣サービス(キャリアウィンク)を活用し、長期的に安定した就業を実現しています。キャリアウィンクの活用方法や派遣スタッフのフォローについて、PayPay銀行の人事部副部長である秋岡さんとビジネスローン事業部長の名渕さんに、お話を伺いました。

キャリアウィンクとは
キャリアウィンクとは、リクルートスタッフィングが提供している、無期雇用派遣サービスです。無期雇用であるため、派遣法における派遣受入期間についての制限がなく、派遣先企業では3年を超える派遣スタッフの受け入れが可能です。

キャリアウィンクのスタッフとして採用されるには、SPIや面接を通過する必要があり、さらにリクルートスタッフィング独自の研修メニューを受講し、OAスキルやビジネスマナーを習得して就業に臨みます。現在、在籍者の平均年齢は24.5歳で、販売職、接客業から事務職にキャリアチェンジを希望するスタッフが多数在籍しています。

直接雇用の申し入れ件数も年々増加しており、入社後のミスマッチが起こりにくい点もメリットです。

PayPay銀行に社名変更。派遣スタッフの活用で、業務増に対応

2021年4月5日に、PayPay銀行に社名を変更した旧ジャパンネット銀行。行名変更以前から日本初の「ネット専業銀行」としてインターネットならではの商品・サービスの開発を加速し、人員の増強を進めてきました。派遣スタッフの活用もその一つです。人事の秋岡さんに、派遣スタッフに期待することや就業までのプロセスなどを伺いました。

システム整備による業務効率化を実現。それでも人間にしか対応できない業務がある

――ジャパンネット銀行からPayPay銀行に社名変更した背景を教えてください。
PayPay銀行に社名変更した目的は、国内で最もユーザー数の多い電子決済サービスである「PayPay」と銀行とのブランド統一やサービス一体化を推進するためです。1年以上かけてシステムを整え、業務量の増加に耐えられる体制づくりを実施しました。おかげさまで、行名変更後は予想以上に口座開設数が増えています。

――現在何名の方が働かれていますか?
当初20名弱だった社員数も、現在では500名弱まで増えました。また、300名強の派遣スタッフの方にも就業いただいています。想定以上に業務量が増えたにもかかわらず、スムーズに対応できているのは、派遣スタッフの力も大きいと考えています。

システムの整備による大幅な業務効率化をおこないましたが、慎重な審査が必要なローン系やお客様対応をするカスタマー系、技術系は、人間にしかできない業務です。そのなかでも、付加価値をつけるような業務は社員が担当し、定型的な業務は派遣スタッフに担当いただいています。

未経験でも「長期就業したい」という気概のある派遣スタッフを活用したい

――派遣のなかでもキャリアウィンクを活用されている理由はどんな点にありますか?
長期的に就業したいと考えている方が多く、職種未経験でも就業前の研修によりOAスキルやビジネスマナーが身についている点です。また、新しいことへ積極的にチャレンジしている銀行である当社のカルチャーへのフィットや、組織へのなじみやすさ、ポテンシャルの高さなどを期待しています。

13名の派遣スタッフはすべてキャリアウィンク。長期就業率の高さの理由

ビジネスローン事業部はPayPay銀行のなかでも、とくに同一の派遣スタッフが長期で就業している割合が高い部署です。しかし、はじめから順調だったわけではないといいます。長期就業化につながった“同期就業”や派遣スタッフのフォロー術について、ビジネスローン事業部長 名渕さんに伺いました。


ビジネスローン事業部部長 名渕さん

派遣スタッフ2名の同日受け入れを開始してから定着率がアップ

――キャリアウィンクの受け入れ時に、意識しているポイントはありますか?
実はキャリアウィンクの受け入れを開始した当初は、短期間で就業終了してしまう事例が続いてしまいました。個人的な事情が理由ではあったのですが、改めて依頼をするタイミングでリクルートスタッフィングの担当者と相談し、2名同じタイミングで就業開始するような派遣契約とするという方針に変更しました。「同期」のような存在ができることでお互いの刺激になり、またプライベートな会話や業務上の些細な相談をする相手ができることで、働きやすくなるのではないかと考えたのです。

派遣スタッフ2名を同日に就業スタートするようにしてから、同一の派遣スタッフが長期的に就業してくれるようになりました。キャリアウィンクはキャリア年数の近い派遣スタッフが多いので、お互いの存在が非常にプラスに働いているのだと思います。現在、部署で働いている13名の派遣スタッフは、すべてキャリアウィンクでの依頼です。みなさん業務を覚えるスピードが早く仕事の質も安定して高いので、安心して業務をお願いできていますね。

スタッフからの要望は極力当日に解決。スタッフのWILLに寄り添ったサポートを実現

――派遣スタッフのフォローで実施していることや心がけていることを教えてください。
社員を対象に行っている1on1ミーティングを、希望に応じて派遣スタッフにも実施しています。人材育成が高いパフォーマンスにつながるという文化が根付いているので、1on1ミーティングを実施することで派遣スタッフの方にもより力を発揮して欲しいという思いからです。

社員向けの1on1ミーティングは育成方針を示して評価を伝えるためのものですが、派遣スタッフ向けの1on1ミーティングは定期的にヒアリングを行い、状況の共有や今後のキャリア方針を把握する場として活用しています。

定期的に直接話を聞く機会を設けることで、ささいな不安や悩みを常に把握するようにしています。派遣元からの相談にも迅速に対応するようにしており、「相談したら対応してくれる」と思ってもらえるよう、できる限り早期の問題解消を意識しています。

また、派遣スタッフからいただいた声をもとに、業務の効率化や労働環境の改善にも取り組んできましたので、働きやすい職場になっているのではと思っています。

これらの心がけや取り組みが、長期的な就業の一因になっているのかもしれません。

――とくに若手の派遣スタッフに対するフォローで意識されていることはありますか?
今後のキャリアを考えたときに貴重な時期に就業していただいているので、スキルアップなどの支援はできる限りしています。社員化を希望する方、派遣スタッフとして経験を積みたい方など、一人ひとりに合った方法でサポートするよう意識していますね。

派遣スタッフは同じ職場の仲間です。仕事をする時間は1日のなかで大きな部分を占めています。お金のために働くだけではなく、楽しいと感じてもらいたいと思っていますね。

まとめ

派遣スタッフに安定して就業してもらうためには、受け入れ体制の整備や就業中のきめ細やかなフォローが大切です。PayPay銀行では、派遣スタッフの2名同時受け入れや主体的な1on1ミーティングの実施、スピーディーな課題解決などの取り組みをしています。

リクルートスタッフィングでは、無期雇用派遣サービス・キャリアウィンクを提供し、多くの派遣先で安定した就業を実現しています。

長期的な人材活用につながるご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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