
「プログラミングでは英語が使われている。」ならば、プログラミングと英単語を一緒に勉強すれば、一石二鳥のスキルアップが叶うのでは?!そんな試みの本連載。今回は「テーブル(表)で用いられるタグ」から6つの英単語を取り上げます。お仕事で頻出のまとめて覚えたい英単語も。
コーディング初心者の方や、楽しく英語を学び直したい方にもおすすめです!
まずはコードとブラウザーでの表示を見てみよう!
今回は、テーブルで使われるHTMLの英単語を紹介します。テーブルを使うと、複雑な情報を見やすく整理できます。
取り上げるのは、table、tr(table row)、th(table header)、td(table data)、col(column)、colgroup(column group)という要素(タグ)です。数は多いですが共通する部分もあるため、ポイントさえ押さえれば覚えやすいはずです。
まずはサンプルのHTMLコード(図1)とそのブラウザー表示(図2)を見てみましょう。今回紹介するタグは、図1でオレンジ色でハイライトしています。
▲図1:サンプルのHTMLコード ※CSSは省略しています。
▲図2:サンプルのブラウザー表示
1. table
「table」は、そのまま英単語のtableを意味し、テーブルあるいは表(ひょう)のことを指しています。行と列から成る2次元のデータですね。このようなテーブルを作る際に使われるタグが「table」です。
図1を見ると、table要素内にcolgroupやtrなど、今回取り上げる他の要素がすべて含まれていることが分かります。つまりtableがテーブルの大元となり、その中に他の要素を追加していく形になっています。

tableという英単語には、ご存知のように「食卓」の意味もあります。語源をたどっていくと、どちらも元々は「板」のことです。
また、iPadのような機器は「タブレット」(tablet)と呼ばれます。実はこのtabletも、語源をたどるとtableと同じ「板」です。タブレットはまさに板の形をしています。スペルもtableとtabletなので、そっくりです。
2. tr(table row)
次に「tr」です。「table row」の頭文字からできたタグ名です。
tableは上で紹介したテーブルです。次のrowは「行」のことです。つまり「table row」(tr)は「テーブルの行」を表します。行はテーブルで横方向の並びですね。後述する「列」と混同しがちなので注意しましょう。
サンプルの図1を見ると、1つ目のtr要素の中に「日付」、「テーマ」、「講師」というデータが入っています。
図2を見ると、これがテーブルの1行目(見出し行)になっています。また、2つ目のtr要素の中には「8月22日」、「HTML・CSS基礎」、「鈴木」とあります。これがテーブルの2行目に対応していることが分かります。
このように、trをtableに追加することで、行(row)を作るのです。

3. th(table header)とtd(table data)
続いて「th」と「td」を一緒に見てみましょう。
まず「th」は「table header」の頭文字です。tableはテーブル、headerは「ヘッダー」です。実はheaderについては、こちらの記事でも取り上げました。ヘッダーとは、ページなどの冒頭に表示されるテキストのことです。つまり、「table header」(th)は「テーブルの見出し」を表します。
次に「td」です。これは「table data」の頭文字です。tableはテーブル、dataは「データ」です。つまり、「テーブルに掲載されるデータ」になります。
サンプルでthとtdを確認してみましょう。図1を見ると、1行目の「日付」、「テーマ」、「講師」がそれぞれthタグで囲まれています。つまり、これらがヘッダーになるわけです。

2行目の「8月22日」、「HTML・CSS基礎」、「鈴木」には、それぞれtdタグが付いています。これらがデータ本体になります。図2で対応する部分を見ると、thとtdの違いが分かります(背景や文字の色はスタイルシートで変えています)。

4. col(column)とcolgroup(column group)
最後に「col」と「colgroup」を見てみましょう。
まずcolは「column」の略で、「列」という意味です。テーブルで列は縦方向の並びです。先ほど出てきたrowは横方向なので、これとセットで覚えておきましょう。IT分野では非常によく使われるセットです。
▲行(横方向):row、列(縦方向):columnを覚えるためのイメージ図
続いて「colgroup」です。colはcolumnの略なので、「column group」となります。つまり「列のグループ」を表しています。
サンプルの図1で確認してみましょう。3つのcol要素がcolgroupの中に入っています。HTMLでcolはcolgroupの中に置くため、このような構成になっています。1つ目のcolには、style属性で「lightpink」(明るいピンク)という背景色が指定されています。同様に、2つ目には「lightskyblue」(明るい空色)、3つ目には「lightyellow」(明るい黄色)が指定されています。
図2で確かめると、確かに3つの列の背景色はそのようになっています。HTMLでcolは、このように各列でスタイルをまとめて指定したい場合に使えます。

columnには「(新聞や雑誌の)コラム」という意味もあります。語源をたどっていくと、どちらも「柱」に関係しています。「列」は縦方向の並びなので、まさに柱の形です。
また「コラム」は昔の新聞の印刷方法との関連があります。新聞の1ページは、縦にいくつかに分割し、長細い柱のようにレイアウトされていました。このレイアウトで書かれた読み物が「コラム」と呼ばれるようになったそうです。
テーブル関連の英単語は頻出!
テーブル関連の英単語はIT分野で頻出します。実際、今回取り上げたすべての英単語が「プログラミング必須英単語600+」(プログラミング英語検定)に入っています。今回のまとめも兼ねて、各英単語のレベルを紹介します。

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いかがでしたか?今回はテーブルで使われるHTMLの英単語を取り上げました。どれも頻出する重要な単語ばかりです。とりわけrow(行)とcolumn(列)はセットで覚えておくと便利ですよ。
次回は「フォーム」で用いられる英単語を紹介します。
翻訳者、情報技術者、IT英語専門家。米国留学を経て国内の大学を卒業後、2002年からフリーランスの翻訳者とソフトウェア開発者に。2016年から合同会社グローバリゼーションデザイン研究所の代表。2017〜2022年に日本翻訳連盟(JTF)の理事も務める。訳書に『リセットを押せ』、『血と汗とピクセル』、著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語リーディング』(翔泳社)(韓国語訳あり)、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』(インプレス)、最新刊に『ITエンジニアのための英語ライティング』(翔泳社)などがあるほか、「プログラミング英語検定」の設計・作問を手掛ける。
※本記事に記載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。
※本稿に記載されている情報は2026年6月時点のものです。

