幼少期の僕の性格をひと言で表すなら、とにかく「目立ちたがり屋」。習い事も「発表会で人前に出られる」という理由からピアノやエレクトーンなどを選び、中でも5歳から始めたダンスにはかなりのめり込みました。一生懸命練習した成果を、コンテストで大勢の人に見てもらえるのが嬉しかったんです。
中学生の時、アメリカ人のダンス講師に出会ったことをきっかけに、「海外に行ってダンスを極めたい」と思うようになりました。また、その方がいっていることを、通訳を通してではなく本質的に理解したいと考え、英語も必死で勉強。高校はあえて日本人留学生の少ないカナダ東部の田舎へ留学し、週末や夏休みにはアメリカに行ってダンスのワークショップに参加したり。 ボランティアで、子どもたちにダンスを教えたのもいい思い出です。
そのままカナダの大学に進学する予定だったのですが、日本に一時帰国した時にアルバイトしていた大手アパレル企業へ、そのまま就職することを決めました。理由は、当時働いていた店舗の店長から、「この会社なら仕事で海外に行ける可能性もあるから、社員としてチャレンジしてみないか?」と誘っていただいたこと。それを聞き、「自分が店長になって、カナダに1号店を立ち上げるぞ」という目標ができたんです。実際は、入社後まもなくにカナダ店がオープンしてしまったのですが(笑)。8年間勤務して最終的には店長代行まで務めました。