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浅地 絵梨子
INTERVIEW

資格取得の過程で得た学びと自信こそ、2度の育休後も営業最前線で走り続ける原動力に

フルタイム 営業職 未経験入社 仕事のやりがい・成長 ワーキングマザー リモートワーク / 在宅勤務

浅地 絵梨子

営業職

特別法人第3営業ユニットで、金融業界のクライアントを主に担当する浅地 絵梨子。2度にわたる育休を経た2022年9月現在も、営業の最前線で活躍しています。その原動力となっているのは、育休中に取得したキャリアコンサルタント資格と、その過程で得た多くの学びと自信でした。

CHAPTER 01
クライアントと派遣スタッフとをつなぐ「調整役」に適性を感じ、人材業界へ
クライアントと派遣スタッフとをつなぐ「調整役」に適性を感じ、人材業界へ

高校生の時にチアリーディングを始めた私は、その流れで、大学ではダンスサークルに入りました。インカレサークルだったこともあり、メンバーは約100人とかなりの大所帯。その中でスケジュール管理や練習場所の確保など、マネジャー的なポジションを担っていました。

もともと人に対してあまり壁を作らない性格も寄与し、先輩・後輩問わず人からよく相談されるタイプでしたね。「バレーボールでいうと、浅地さんってリベロ*ですよね」といわれたこともあるくらい、人と人との間に入って調整役をすることが多かったように思います。

リクルートスタッフィングに入社したのは、学生時代、就職活動イベントでリクルートの方のお話を聞いたことがきっかけでした。「おもしろい人が多そうな会社だ」と感じた私は、それからはリクルートグループの一点狙い。

その中でスタッフィングを選んだのは、派遣業なら自分が得意とする「調整役」や「人の相談相手になることが多い」という私の特性を活かすことができると思ったからです。ダンスサークルでの私の働きぶりを知る友人からも「派遣営業は絵梨子に合ってると思う」と後押しされ、入社を決めました。

入社してからは、営業一筋。現在は保険会社や証券会社など、金融業界のクライアントを主に担当しています。はじめは金融用語や個社ごとの文化や特色を掴むのに苦戦しましたが、今では頼っていただける場面も多く、やりがいを感じています。

* サーブやスパイクを受けるなど守備に徹し、守りの要となるポジション

CHAPTER 02
家庭との両立に悩んだまま育休中へ。キャリアコンサルタントの資格取得が転機に
家庭との両立に悩んだまま育休中へ。キャリアコンサルタントの資格取得が転機に

私はこれまでに2度、育休を取得しています。1度目は2015年の10月。今振り返ると、子どもが生まれる前までは、時間に対する意識が低かったと思います。毎日ただただ仕事に夢中で、目の前にあることすべてをこなそうと必死の20代でした。

そうした仕事との向き合い方だけでなく、その後のキャリア形成についても見直すきっかけになったのが、結婚・出産でした。当時は、社員の育児・介護支援を目的に導入された「V職制度(時短制度)」を活用している社員が今より少なかったこともあり、家事や育児をしながら営業の仕事を続けていく自信を持てずにいました。実際、より柔軟な働き方や内勤の仕事を求めて転職を考えたこともありました。

そんな悩みを抱えたまま育休に突入したのですが、休暇中にキャリアコンサルタントの資格を取得できたことが、自分にとって大きなターニングポイントになりましたね。

キャリアコンサルタントの資格は、以前から気になっていたんです。というのも、派遣スタッフの方との面談ではよくキャリアに関するご相談をいただくのですが、アドバイスはこれまでの経験をもとに自己流で身につけてきたという実感があったんです。幸い子どもも元気だったので、どんな派遣スタッフの方に対してもきちんと伴走できるよう、専門的な技術を体系的に学び直したいと思いました。夫の協力も得ながら、週に1度のペースで4カ月ほど通い続け、無事に取得することができました。

CHAPTER 03
育休を機に、仕事やキャリアに対する考え方が変化。より前向きな自分に
育休を機に、仕事やキャリアに対する考え方が変化。より前向きな自分に

一人目を出産して職場復帰したのは、ちょうど派遣法の雇用安定措置が運用され始めたタイミングでした。3年という派遣スタッフの方の契約満了期間が迫る中、クライアントの方針がなかなか固まらないなど、現場が混沌としていたのを覚えています。

そんな中で役立ったのが、資格取得の過程で得た知識。育休中に学んだことをベースに、スタッフの方と真摯に向き合い続けたことで、結果的に別のお仕事にご紹介できたり、直接雇用になられたりと、「伴走してくれてありがとう」と感謝の言葉をいただく場面がたくさんありました。

当時は、目の前の派遣スタッフの方に安心して働いてもらいたい、この一心でしたが、少し落ち着いたタイミングであの時を振り返ってみると、育休前後で大きく変わったことが2つありました。1つ目は、スタッフの方との面談が以前より楽しくなったことです。

これまでは、営業のフィルターを通して、派遣スタッフの方と向き合っていたところがありました。それが、資格取得のために「傾聴力」を高める訓練をしたことで、フィルターを取り払い、相手と一対一で向き合い、より共感できるようになったと感じています。

2つ目は、時間に対する意識が高まったこと。育休前は、漠然と「今日はこの仕事をやろう」という感じでしたが、今は「この時間までにこれを終わらせて、次はあれを何時までに片付け、〇時〇分の電車に乗る」という具合に分単位で考えるように。また、子どもがいつ体調不良になるかわからないので、締め切りより余裕を持って対応するようになりました。

最近周囲からもよくいわれるのですが、育休前より今のほうが前向きに仕事に取り組めていると感じています。以前は、「自分には特別秀でたものがなく、大きな成績も残せていない」と、どこか後ろ向きな気持ちがあったんです。それが、子どもが生まれて「親として頑張らなきゃいけない」と思うようになり、資格の勉強で多くを学び、また講座でいろいろな業界の人と知り合えたことも手伝って、仕事そのものやキャリアへの考え方が大きくポジティブに変わりましたね。

CHAPTER 04
ひとつでも多くの信頼を獲得し、雇用機会を提供したい
ひとつでも多くの信頼を獲得し、雇用機会を提供したい

営業職を目指す女性の中には、妊娠・出産後も同じように働けるのか、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。リクルートスタッフィングでは、2022年10月に新人事制度が導入されます。これまで総合職には転勤の可能性がありましたが、子育てや介護など事情があれば事前に申告することで転勤を回避できる「ワークエリア継続制度」や育児・介護以外でもポジションがマッチすれば誰でも時短勤務ができる制度が増設されました。

年齢、性別、雇用形態にとらわれず、誰もが活躍できる制度がより整いそうで楽しみにしています。最近はテレワークも進み、在宅でできる業務も格段に増えてきました。自身の裁量次第で、無理なく仕事を続けられる環境ですね。

派遣営業は、多くの人にとって人生の大半を占める「労働」に関わる重要な仕事。クライアントと派遣スタッフとの間に介在し、さまざまな価値を提供することに大きな意義がありますし、無形商材だからこそ、営業の対応ひとつで商談の流れが変わるところにもやりがいを感じています。かつて迷走していた時期に転職を考えたこともありましたが、もし当時の自分に会えるとするなら、「やめずに続けていれば良いことがあるよ」といってあげたいです。

私はこれまで約15年にわたり派遣営業をしてきましたが、まだまだ認知度が高いわけではありません。最前線でクライアント・派遣スタッフの方と向き合い、少しでも価値を感じていただけるように、まだまだ走り続けたいと思っています。今後は現場の仕事に加えて、マネジメントの領域にも挑戦したいです。

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