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平田 えり子
INTERVIEW

人生に無駄な経験はひとつもない。
キャリアも子育ても、すべてが糧になる

パートタイム ジョブフォローアシスタント / ジョブパートナー 未経験入社 1年目の苦労 ワーキングマザー 職場・上司との人間関係

平田 えり子

ジョブフォローアシスタント / ジョブパートナー

ジョブフォローアシスタントの平田 えり子は現在、週3日の勤務のなかで、派遣スタッフの方の就業フォローを行っています。一度は専業主婦になった経験もある平田。派遣で働く魅力は、「働きたい気持ちがあれば、時間や場所、年齢の壁を越えて働けること」だと語ります。そんな彼女が感じるこの仕事の魅力、やりがいとは?

CHAPTER 01
営業職、専業主婦を経験し、“人に携わる仕事”にたどりつくまで
営業職、専業主婦を経験し、“人に携わる仕事”にたどりつくまで

大学を卒業して最初に就いた仕事は、有名な交響楽団の営業職でした。公演チケットの営業販売をしたり、グッズを制作したりして売上を伸ばすことが主な業務です。地方公演があれば、各地を回ることもありましたし、帰宅が22時を過ぎることも珍しくなく、土曜にも出勤するなど、忙しい日々を過ごしていました。

ちょうどそのころに結婚したのですが、このままの働き方では出産や子育てが難しくなるのではないかと考え、6年働いた楽団を辞めて、専業主婦として家事育児に専念することにしました。

専業主婦になってからは、幸い子宝にも恵まれ、子どもとの時間を楽しむ毎日。充実した時間でしたが、少しずつ社会と関わりたいという気持ちが強まってきて……。結婚前に没頭していた営業職という形でなくても、「人を相手にする仕事がしたい」と思うようになったんです。そこで、民間機関が提供している“初級カウンセラー講座”を受講した後、小学校で相談員の募集をたまたま見つけて応募しました。

小学校での相談員の主な仕事は、学校の保健室の隣にある相談室を週3~4日開放し、生徒たちのお話を聞くこと。不登校のお子さんや、登校はできても教室になかなか入れないお子さん、クラスメイトとの人間関係に悩んでいるお子さんと一緒に遊んだり、相談に乗ったりしていました。

相談内容は親との関係に悩むセンシティブなものから、「バレンタインデーにチョコをあげたのに、ホワイトデーにお返しがこない」といったかわいいものまでさまざま。学校を訪問した親御さんの相談に乗ることもありました。

大好きだった相談員の仕事を辞めて、転職を考えるようになったきっかけは異動です。10年目を迎えようとしていたとき、「いよいよ勤務先の小学校が変わるよ」と校長先生から伝えられて。下の子がちょうど高校に進学するタイミングだったこともあり、働き慣れた職場が変わるのであれば、いっそのこと、よりたくさんの人に携われる仕事を探してみようと転職活動を始めたんです。そこで、ご縁をいただいたのが、リクルートスタッフィング(以下、RS)でした。

CHAPTER 02
ジョブフォローアシスタントとして、スタッフの方が安心して働ける環境をつくりたい
ジョブフォローアシスタントとして、スタッフの方が安心して働ける環境をつくりたい

2023年1月現在、私はジョブフォローアシスタントとして派遣スタッフの方と派遣先企業の間に立ち、就業支援をする仕事をしています。フルタイムではなく週3~4日勤務、朝9時から18時くらいまで働くことが多いですね。就業先での面談や担当者の方と打ち合わせは、朝10時以降に入ることが多いので、空いた時間はリモートワークを活用してメール返信や資料作成、翌日以降の準備をする時間に充てています。

この仕事をしていて、特に難しいと感じるのは伝え方の部分です。同じ話をする場合でも、スタッフの方の年齢や就業年数、その方のバックグラウンドや置かれている状況によって受け止め方が全然違います。さらに、この2年ほどでオンライン通話やメールでやりとりする機会が増えたので、何かを伝えたとき、その方がどのような反応をされたか、どのように受けとめているのかわからないケースも増えました。コミュニケーションのハードルがますます高くなったと感じていますね。そのときその方にあったコミュニケーションを、やり方も含めて丁寧に選ぶように心がけています。

一方で “人”に接する仕事ならではのやりがいも感じています。スタッフの方のキャリア形成やプライベートな部分にも寄り添えている実感も出てきました。スタッフの方が困っていることを聞き、派遣先企業に調整を依頼した結果「仕事が以前よりもやりやすくなった」「一緒についてくれることが心強いです」とおっしゃっていただけることも。その言葉が、仕事への原動力にもなっています。

私が仕事をする上で私が最も大切にしているのは、スタッフの方が安心・安定して働ける環境づくりです。そのためには職場だけでなく、プライベートも安心できていることが大切なのかなと最近実感しています。じっと寄り添ってお話を聞いたり、これまでの子育てや相談員経験を活かして、相談にも積極的に乗ったりするようにしています。

「子どもが登校を渋っているんです……」と話してくださったスタッフの方には、学校の相談員時代に培った知識からアドバイスさせていただきました。言葉の背景にあるものを想像しながら話を聞く技術は、自身が子育てした経験から身についたものでもあると思います。

また、派遣の働き方を選ばれる方には、ワークライフバランスを重視される方が多い傾向があります。家庭があったり、お子さんがいらっしゃったり、介護が必要なご両親がいらっしゃったり。たとえば、その人がその人らしく長く安心して働けるように、調整できたときには安堵しますし、またやりがいも感じます。

「もっとチャレンジしてみたい」という意志とスキルをお持ちの方にとことん寄り添って、キャリアアップしていただけた瞬間などは、自分ごとのようにうれしく感じて胸がはずみます。

CHAPTER 03
長く働き続けるために、いつでも自分をアップデート
長く働き続けるために、いつでも自分をアップデート

RSで働く魅力は、自由度の高さ。自分の業務をきちんとこなしていれば、有給も取りやすく、仕事の進め方も任せてもらえます。1日の勤務時間の中で、「ここだけ私用の時間がほしい」という要望も聞き入れてもらえるなど、とても仕事がしやすいと感じています。

また、万全の研修制度にも助けられています。私は個人的な興味から入社から3年経ったことにキャリアコンサルタントの資格を取得しました。学習理論を体系的に学びながら、日々の業務で実技のスキルも磨けたことで、さらなる自信にもつながっています。しかし、そうやって資格を取らなくても、研修をしっかり受けてさえいれば、十分なスキルが身につくのではないかと思う充実ぶりです。

一緒に働く“人”がいいところも見逃せない点。スタッフの方とやりとりする中で、自分の意図したかたちで想いが伝わらないなど、うまくいかないこともありますが、上司やペアの営業、同期に悩みを話して解消されるケースが少なくありません。いまもこうして働き続けられているのは、マネジャーの佐野 広治さんや営業の方を含めた皆さんのおかげだと思っています。

無期転換もさせてもらったので、心身ともに健康で長く働き続けるまで働かせてもらうことが今後の目標です。ただ、そこまで働き続けるためには、時代の流れに沿った求められる人材であることが不可欠。いつも自分を最新の状態にアップデートしておきたいですね。

そのためにも、いま学びたいと思っているのが、お金のこと。スタッフの方から、業務とは直接関係のないところで、お金に関する相談を受ける機会が多くて。「携帯電話のキャリアを変えて固定費を下げるといいよ」「食生活のバランスが悪いと、年齢を重ねてから体に不調が出るから食費はできるだけ削らないで」など、いまは自分の経験をお話していますが、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取って、私自身も学んでみたいなと思っています。

CHAPTER 04
人生100年時代を生き抜ける人材に──自他ともに込める想い

これまで半世紀以上生きてきた中で正社員も専業主婦も経験し、子どもが小さいときには風邪をひいたり入院したりと、突発的なアクシデントが生じたことも多々ありました。そのおかげで、キャリアの変化やプライベートのことなど、スタッフの方に共感できる場面が少なくありません。自分のキャリアにしても育児にしても、無駄な経験はひとつもないことを改めて痛感しています。

若いころと違って、私くらいの年齢になると、どうしても現状維持の思考になることもあると思います。私は人と関わらせていただく仕事が好きで、生涯にわたって働き続けたいと考えているので、これからも向上心をもって新しいことにチャレンジしていきたいですね。

スタッフの方に対しても、想いは同じです。スキルや経験がマッチすれば、時間や場所、年齢の壁を越えて働き続けられるのが派遣という働き方の強み。人生100年時代ではないですが、いくつになっても自分らしく働く方の応援団として、伴走しつづけていきたいです。

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