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黒川 智萌
INTERVIEW

誰もが「自分らしく」働ける社会に。
子育てと管理職の両立を目指すワーキングマザー

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黒川 智萌

営業職 マネジャー

リクルートスタッフィングで、2020年4月からフィナンシャル営業ユニットのグループマネジャーを務める黒川 智萌。2度の産育休取得を経て、活躍するワーキングマザーです。出産後に変化した仕事との関わり方や、管理職と子育ての両立、黒川が実現を目指す「自分らしく働ける社会」について語ります。

CHAPTER 01
「あなたはどうしたい?」一番の答えは、現場の営業担当者が知っている
「あなたはどうしたい?」一番の答えは、現場の営業担当者が知っている

私は現在、金融業界のお客様に対して人材派遣サービスを提供する営業ユニットで、グル―プマネジャーをしています。メンバーは20~30代の5名。営業職やオフィスワークが初めての方もいて、バックグラウンドは様々ですが、自然と「人」に興味のある方が集まっているのが特徴かなと思います。お互いの小さな変化にも気付けるアットホームなチームだと自負しています。

営業職の仕事は、担当するクライアント・そしてそこで就業する派遣スタッフの方双方に寄り添いながら、年単位で伴走し続けます。この長期的な伴走が他の人材系の営業職と、派遣営業の大きな違いだと感じています。

私たちが寄り添うのは「人」。当たり前ですが、一人ひとり状況や想いが異なります。そのため、日々のスタッフマネジメントにおいても、明確な正解がない場合が多くあるんです。そこでマネジャーとして大切していることは、「現場の声」を聞くこと。何かトラブルが起きた場合も、必ず最初に担当の営業メンバーに「あなたはどうしたいか」「なぜそう思うのか」という点を、お互い納得いくまですり合わせるようにしています。

「あなたはどうしたい?」というこの問いは、入社直後から今に至るまで、私自身も上司から問い続けられた質問です。最初は、分からないから聞いているんだよ……。と思っていましたが、気づけば当事者意識を持ち主体的な仕事のスタンスが身についたので、魔法の言葉だと思っています(笑)。ご縁があってせっかく一緒に働くことになったメンバーたちには、一人ひとりがやりたいことを選択してやりきってほしい。そうすることが、最終的に本人の成長にも繋がるし、クライアントやスタッフの方にご満足いただける状態を作り出せると思っています。

CHAPTER 02
自分の言葉で仕事を語れる人になりたい。リクルートスタッフィングを志望したきっかけ
自分の言葉で仕事を語れる人になりたい。リクルートスタッフィングを志望したきっかけ

子どもの頃から人の話を聞くのが好きだった私は「カウンセラーになりたい」と考え、大学では心理学を専攻しました。学業を進めるなかで、「元気な人でも、悩んだり壁にぶつかったりすることはある。そういう人の役に立ちたい」という思いが生まれ、「人が働く」ことに興味を持ちました。

リクルートスタッフィングへの入社の決め手は、自分が今まで会ったこともない、おそらくプライベートではこの先話すこともないだろうと思えるほど、いろんなタイプの方が働いていたから。また、面接のときに社員の方が「人材派遣業界の中でNo.1になりたい」と話していたことも印象的でした。経営者でなくても、こんなに熱い想いを語れるんだという驚きと同時に、私自身も自分の言葉で仕事を語れる人になってみたいと思ったのを覚えています。

2008年に新卒で入社した後は、新宿区にある企業を担当する営業ユニットに所属。学生の時に想像していたとおりのにぎやかな職場で、上司や周囲のメンバーに恵まれ、当時は朝から晩まで仕事に打ち込みました。今考えるとタフだったなと思いますが、仕事終わりにはチームメンバーで食事をしながら、また仕事の話をするという(笑)。20代は本当に仕事に打ち込んだ時間だったと思います。その後2013年に妊娠し、産育休を取得することになりました。

弊社の育休取得率は女性が98.4%、男性でも25%の方が取得します。そのため、周囲には働くママも多く、おなかが目立ち始めた頃からは色んな方からよく声をかけてもらい嬉しかったですね。ありがたいことに引き継ぎ期間にもゆとりがあり、段階的に担当数を減らしていくことができました。周囲からも「復帰待っているよ」と、温かく送り出してもらえ、安心して産休に入ることができました。

CHAPTER 03
1日6時間。時短勤務の制約の中で、最大限のパフォーマンスを意識
1日6時間。時短勤務の制約の中で、最大限のパフォーマンスを意識

産育休を終えて職場復帰した際は、V職という時短勤務制度を使い1日6時間の勤務形態に変更、それと同時に金融業界に特化した営業部に配属になりました。専門用語などの知識を身につけながら、初の時短勤務に臨んだのですが、1日6時間という制約のなかで働くイメージが湧かず、どこで業務の区切りをつけていいのかわからなくて……。復帰から半年ほどは、常に漠然とした不安があり、時間管理にかなり悩みましたね。

当たり前ですが、出産前と同じ感覚では働けない。制約のあるなかで仕事とどう向き合うかを考え直す必要がありました。最初は子どもがいるという私事によって、対応可能な時間が限られていることをスタッフの方やクライアントに言っていいのか迷ってしまい、きちんとお伝えできず、事情を知らない方から「連絡が遅い」とご指摘を受けてしまったことも……。

それをきっかけに、「しばらく時短で働くことを変えられないのだから、スタッフの方・クライアントにきちんと状況を伝え、限られた時間のなかで最大の成果を出そう」と考えるようになりました。

また、出産前はすべての仕事を自分でやるのが正解だと思っていました。しかし今では、顧客対応など私しかできない部分は自分がやって、事務処理などはアシスタントの方にお任せする──そういう「取捨選択」をすることが、成果の最大化に繋がると思っています。

CHAPTER 04
「らしさ」の数だけ、もっと多くの働き方を提案できる会社を目指して
「らしさ」の数だけ、もっと多くの働き方を提案できる会社を目指して

昔の自分が今の私を見たら、きっと驚くと思います。マネジャーになるなんて、夢にも思っていませんでしたから。若手の頃のマネジャーのイメージは、タフでどんなトラブルも解決してくれるスーパーマンのような人(笑)。そんな大変な仕事は自分には到底できないと思っていました。

そのため、「マネジャーにチャレンジしてみないか?」と声をかけてもらった時はとても驚きました。でも次の瞬間、自分自身がもっと成長したい、この事業をもっと良くしたいという想いが沸き上がってきたのです。それでチャレンジすることを、決心しました。実際に子育てをしながら管理職をしてみると、フレックス勤務制、そしてリモートワークの制度も整っているため、思っていたよりも両立しやすい環境だと感じました。また管理職の方が自分の裁量でスケジュールを決められることも多く、より育児との相性が良いのではと感じています。

私は会社が掲げる「『らしさ』の数だけ働き方がある」という言葉が大好きなんです。ただ、現状では「らしさ」の数に対して私たちが提供できる働き方はまだまだ足りていない。制約があって仕事に就けない方、希望する働き方が出来ていない方がいるのも事実です。

2人の子供を持つ母親としても、この子たちが社会人なるころには、日本の働き方がもっと自由に、みんながらしく働けている時代になるといいなと思っています。そのためにも私は営業現場の最前線で、メンバーと一緒に働き方を進化させていきたいと思っています。

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