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升木 愛一朗
INTERVIEW

信頼してくれる人たちのために。「前月の自分」を超え続け、入社半年で年間新人MVPを獲得

フルタイム 営業職 未経験入社 未経仕事のやりがい・成長験 表彰・活躍 職場・上司との人間関係

升木 愛一朗

営業職

高校時代はサッカー部のキャプテンを務め、チームを引っ張ってきた升木 愛一朗。「自分を信頼してくれる人のためなら頑張れる」という彼は、人材業界・営業未経験ながらリクルートスタッフィングに飛び込み、2021年度の年間新人MVPを受賞しました。その原動力となった、仕事にかける想いとは?

CHAPTER 01
サッカー部キャプテン時代。「人生最大の挫折」から学んだこと
サッカー部キャプテン時代。「人生最大の挫折」から学んだこと

“あなたは、どんなときに1番エネルギーが湧きますか?”

もしそう聞かれたら、僕は「人のために何かをするとき」と即答します。京都で生まれ子どものころから、誰かのために動くのが大好き。小・中・高・大学のすべてで、部活のキャプテンやチームの代表というポジションを担ってきました。

高校時代には、サッカー部のキャプテンに就任。キャプテンは部員からの投票で決まるのですが、選ばれた時は「先輩後輩関係なく、同じ目線で意見を言い合える場を作ろう」と決意しました。というのも、実はひとつ上の先輩たちは実力があった半面怖くもあり、彼らが引退するまで僕たちの代は常に萎縮しながら部活をしてきたんです。こんな想いを後輩たちにはさせたくない。自分がキャプテンになったからには、もっと伸び伸びサッカーに取り組める雰囲気にしたいと思いました。

ところが、いざキャプテンを務めてみると、初心を忘れてしまって。いつの間にか、僕も先輩たちと同じような上下関係を作ってしまっていたのです。自分のやり方が間違っていると気づいたのは、ある事件が起きたとき。とある日練習に行くと、なんとひとつ下の後輩がひとりも来ていませんでした。僕に対する抗議のボイコットだったんです。

これを受けて、ようやくキャプテンとしてのあり方、チームの作り方を考え直さなければと、会議室に部員全員を呼び、本音で話し合いをしました。それ以降は、後輩にもあえて隙を見せるなど、話しやすい存在になることを意識。次第にチームの雰囲気を変えることができました。

この一連の経験は、僕の人生の中でもトップレベルの挫折。反省してチームのために全力を尽くした結果、いい方向に切り替えられたので、必要な挫折でしたが(笑)。その後、大学ではサッカーチームを立ち上げたのですが、高校時代の後輩たちが何人も仲間に入ってきてくれました。「升木さんのチームなら、ぜひ入りたい」と。

周りが自分を信じて求めてくれたから、エネルギーが湧き、結果としていい関係性を作れたのだと思います。

CHAPTER 02
入社の決め手は「“しんどい”仕事ができそうだったから」
入社の決め手は「“しんどい”仕事ができそうだったから」

僕が新卒で就職したのは、ある地方銀行でした。

当時やりたいことが明確になかった僕は、とりあえず銀行の営業職としていろいろな業界の人と話して、やりたいことを見つけようと思ったんです。ところがいざ入行すると、業務の9割は事務仕事。2~3年のうちに営業職に異動できる可能性もなかったため、1年ちょっとで思い切って転職を決意したんです。

キャプテン時代の経験から、「人のためになにかをやることが好き」という自覚はあったので、転職するなら人材系にいきたいと思っていました。人材系で、フラットに意見を言えるような会社……。そう考えたときに思い浮かんだのが、リクルートグループでした。リクルートグループの企業を5社くらい見て、最終的にスタッフィングへの入社を決意。なぜリクルートスタッフィングを選んだのかというと、ひと言でいうなら「しんどい仕事ができそうだったから」です。

実は内定をもらったときに、会社についてもっと知りたいと思い、SNSで見つけたスタッフィング卒業生の方にDMを送ったんです。その先輩が、人材派遣業界のリアルな苦労を教えてくれました。

「人材会社の中でも、人材派遣の仕事は特にしんどいことがいっぱいあるよ。派遣業は求職者に仕事をご紹介して終わりではない。派遣したスタッフの方のキャリアに年単位で伴走する。いい時も悪い時も寄り添い続ける仕事だから」

これを聞いてひるむ人も多いかもしれませんが、僕は「それならやりたい」と思いました。当時の僕は「新卒で入った銀行を1年で辞めた」という自分のキャリアに引け目を感じていて……。次の会社では、絶対に自分の市場価値をあげていきたかったんです。スキルアップになるのならば、しんどいのはむしろ大歓迎でした。

こうして、営業職としてのキャリアをスタート。イメージした通り、未経験の僕でも手をあげればなんでもやらせてくれる環境でした。月に一度マネジャーとの1on1ミーティングがあり、やってみたいことを聞いてもらえる。今は入社1年目ながらに、新人を育成するプロジェクトを任せてもらっています。入社して日が浅い僕にも、重要なミッションを与えてくれる。そんな会社の柔軟さと懐の大きさに感謝しています。

CHAPTER 03
毎月毎月をやり切ることだけに集中し、実質半年の稼働でFMVPを受賞
毎月毎月をやり切ることだけに集中し、実質半年の稼働でFMVPを受賞

念願の営業職として働き始めた直後、実は思わぬ壁にぶつかりました。入社早々新型コロナウイルス感染症にかかってしまい、1カ月近く入院したのです。そのせいで入社直後の7月から9月まで、連続で予算未達。「自分は何しているんだろう」と悔しさがあふれました。

10月にようやく復帰してからは、とにかく単月の目標を達成するために、必死で営業活動に注力しました。しかし僕が担当する地域は、大手競合他社が本社を構える熾烈な人気エリア。当然、レベルの高い営業パーソンがたくさんいるんです。

そこでまず、他の営業パーソンとの「差別化」を意識して取り組みました。営業経験のない自分が、彼ら、彼女らと競って結果を出すためには、自分ができることを他の人と違いをつけてやるしかない。差別化ポイントを作るために、クライアントに競合の営業パーソンに対する評価をヒアリングしたこともあります。その上で自分や自社の強みをアピールし、徐々にクライアントに信頼してもらえるようになりました。

ただ、苦い思い出もあります。クライアントに「この日までに連絡をする」と言った約束を僕が守らず、後日謝罪もなしに普通に連絡を入れてしまったのです。呼び出されて、めちゃくちゃに怒られましたね。「人材サービスにおいて信頼が一番重要なのに、それをないがしろにするなんて致命的だ」と。

本当にその通りだし、めちゃくちゃ落ち込みました。でも、再発を防ぐにはどうしたらいいのかを考え再度謝罪にお伺いすると、「もう1回だけチャンスをあげるよ」といってくださって。その方が怒ってくれたおかげで自分の甘さに気づけたので、本当に感謝していますし、今でも良いお付き合いをさせてもらっています。

こんなふうにがむしゃらにやってきた結果、昨年度は実質半年ほどの稼働でしたが、FMVP(最優秀新人賞)を獲ることができました。実は賞の存在はギリギリまで知らなくて、狙って獲ったわけではありません。ただ毎月毎月をやり切ることだけに集中していた結果、気づけば業績が積み上がっていたという感覚です。絶対に結果を出すと決めて転職してきたので、ほっとしましたし、次はこれ以上の成果を出そうと身の引き締まる想いを感じました。

CHAPTER 04
利益は後で、サービスが優先──マネジャーから教えられた言葉が、仕事の軸
利益は後で、サービスが優先──マネジャーから教えられた言葉が、仕事の軸

この仕事をする上で、大切にしている言葉がひとつあります。それは「利益は後、サービスが優先」。ある時、マネジャーの荒牧 誠彦さんが、僕にかけてくれた言葉です。

とくに月末など、数字が厳しいときって、利益ばかりに意識がいってしまいがち。合わない派遣スタッフの方を無理にご紹介するような、本質的ではない仕事は絶対にしたくありません。常に相手にとっての「サービス」を意識して、何を優先したらいいかを考えれば、本当に求められている仕事を提供できます。これは、クライアントに対してだけでなく、派遣スタッフに対しても同じですね。

本質的な仕事をしていれば、それが信頼に変わり、長期的に見れば数字もついてきます。当社の評価は、僕が数字を稼げば、ジョブコーディネーターやグループ、ユニットの数字にもなるという構造です。個人の成果にスポットを当てながらも、同時に自分の成果が周りの成果にも直接関わる。頑張ろうと思えるし、すごく好きな仕組みです。成果を出せば評価されるし、年次など関係なく発言力を持てる。だから、とにかくやればいい。引き続き、サービスを優先しながら丁寧に仕事をしていきます。

今僕に課せられている1番のミッションは、新規の販路をどんどん拡大していくこと。そのために1カ月ごと、半年ごとで期間を区切ってやるべきことを考え、計画的に進めています。クライアントに提案できることはないか、死ぬ気で探す。派遣スタッフが良好な就業関係を作れるように、徹底してサポートする。そして毎月末に振り返りをして、足りなかった部分を考える。次の月末には、前月できなかったことができるようになっている自分を作る──ひたすらに、その繰り返しです。

本当に「普通のこと」しかやっていませんよ。でも、それが大事なんだと信じています。今年も全社表彰を受けるような結果を出せるように、まずは目の前のことに集中していきたいと思います。

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