物心がついたころから勝負好きで、大の負けず嫌いでした。兄弟げんかをしても絶対に勝つまで諦めない。そんな性格を活かして打ち込んだのが、小学校から高校3年まで熱中したサッカーでした。
とくに印象に残っているのは高校時代。私が通っていたのは公立高校だったのですが、当時大阪の強豪校といえば私学ばかりの時代。そんな中 “公立が私学を打ち負かす”という雑草魂のような想いを胸に、3年間ボールを追いかける毎日を過ごしました。チームメンバーとぶつかることもありましたが、“常勝校であったライバルチームに勝つ””という目標を皆で掲げ、切磋琢磨したのは今思い返しても良い思い出です。
合わせて、サッカーの練習で無意識に行っていた「課題を克服するための練習」が今になって役に立っているとも感じています。コーチの教えを元に “自分のありたい姿”からやるべき課題を逆算し、いま必要な努力を重ねることを大切にしてきました。ただがむしゃらに練習するのではなく、「こんなプレーができるようになりたい。そのためには何をすればいいか」を起点にしていたんです。この考え方は今の仕事への取り組み方において、根底をなしていると思います。