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佐伯 葉子
INTERVIEW

未経験でも、「WILL」がなくても、
前向きにキャリアを積み重ねられる環境がある

フルタイム 営業職 採用面接の様子 未経験入社 仕事のやりがい・成長 1年目の苦労 契約社員から正社員への登用 職場・上司との人間関係

佐伯 葉子

営業職

販売職から新しいチャレンジをしたいと、リクルートスタッフィングに転職した佐伯 葉子。「自分には、明確にやりたいことがないことがコンプレックスだった」と語ります。そんな彼女は、クライアントやスタッフと向き合う中でどのように変わっていったのでしょうか。仕事やキャリアに対する想いを聞きました。

CHAPTER 01
「人」の良さに惹かれて、販売職からのキャリアチェンジを決意
「人」の良さに惹かれて、販売職からのキャリアチェンジを決意

私はITスタッフィング営業部で大手SIerや通信会社などのクライアントを担当しています。クライアントに対してエンジニアスタッフをご紹介し就業決定につなげた後、就業いただいているスタッフの方が働きやすいようにサポートやフォローも行うのが営業としての主な業務です。

現在の転職市場では、エンジニアは常に人材不足で採用が非常に難しいと言われています。正社員や業務委託などたくさんの求人案件がある中で、求職者にとって派遣で働く魅力──それは、勤務地や勤務時間など、自分の希望するライフスタイルに合わせてお仕事を選べること。そのため、クライアントには「こうしたら希望する人材が見つかりやすくなります」と働きかけて、求人案件の勤務条件を調整するようにしています。

地道なすり合わせは大変ではありますが、それによってクライアントとスタッフのベストなマッチングが実現できる。双方に介在価値をもたらせる点がこの仕事の楽しさですね。

もともと営業職は未経験で、エンジニアや人材派遣についてもまったく知識はありませんでした。昔から食に興味があったことから、大学の農学部で果物の生産や流通について学び、新卒で入社したのは果物の卸会社。フルーツジュースの店舗運営に携わり、販売や店長業務を3年ほど経験しました。

事業方針の変更などがあり、販売職から新しい職種にチャレンジしてみたいと、転職活動をする中で出会ったのがリクルートスタッフィングです。とにかく「面接っぽくない」選考だったのが印象的でした。

今、思い返しても、よくある形式ばった職歴の説明はほとんどしていません。未経験の私に対して「こういう仕事なんですが、イメージつきますか?」「IT系の求人案件を担当するので、専門用語が多いけど大丈夫ですか?」など、こちらの意志や気持ちを尊重しながらコミュニケーションを取ってもらえて安心感がありましたね。

面接でお話する従業員の方がフラットで仕事を楽しんでいる雰囲気が伝わり、「この人たちと一緒に仕事ができたら楽しそうだな」と純粋に思えたことがきっかけで、契約社員として入社を決めました。

入社後も、本当に「人」が良い会社だなと感じています。私は2018年8月に入社したのですが、同じ年の4月に新卒入社したメンバーからもたくさん業務を教わりました。年次に関わらず尊敬できる人に囲まれているからこそ、居心地よく仕事ができています。

CHAPTER 02
「『WILL』がなくてもいい」上司の言葉で、前向きなキャリアの選択ができた
「『WILL』がなくてもいい」上司の言葉で、前向きなキャリアの選択ができた

リクルートスタッフィングに入社するにあたり、唯一不安だったのは「私は絶対にこれがやりたい!」という「WILL」がなかったこと。リクルートグループでは、従業員一人ひとりの「WILL」──仕事を通じて何を実現したいのか、をとても大切にしています。私は強い意志を持って人材業界や営業職を選んだわけではなかったので、その点をコンプレックスに感じていたんです。

なので、上司から正社員の登用試験を勧めてもらったときは正直迷いました。仕事にはもちろんやりがいや楽しさを感じるけど、自分の確固たる「WILL」は見つけられないまま。「私がこの会社にいてもいいのかな?」と思う気持ちもありましたね。

そんなとき、当時のマネジャーがこんな言葉をかけてくれたんです。

「無理に『WILL』を持たなくてもいい。ここで得た経験やスキルを活かしながら、自分が本当にやりたいことをじっくり探すというキャリアの選択肢もありなんじゃない?」と。

その言葉にハッとしました。思えば私は、これまでの人生でも明確な目標に向かって努力してきたというよりは、「これが好きだな」「こっちのほうが向いていそうだな」と直感した方向へ進むことで自分のキャリアを積み重ねてきたタイプです。

そもそも大学で農学部に進学しようと考えたのも、食に興味があることに加えて、文系科目よりも理系科目が得意だったから。転職でリクルートスタッフィングを選んだのも、「人」に惹かれたからでした。

自分の中に明確な「WILL」がなくても、それを見つける過程を楽しめばいい。そう言ってくれたように思えて、今後のキャリアに対して、すごく前向きになれたんです。役員との面接でも「この会社で成し遂げたいことはまだ見つかっていないけれど、成果を発揮して貢献していきたい」と等身大の言葉で自分の思いを伝えることができました。

こうして、入社して2年半後の2021年4月に、契約社員から正社員になりました。ありのままの私を受け入れてくれたリクルートスタッフィングには、本当に感謝しています。

CHAPTER 03
スタッフにもクライアントにも誠実に向き合う

取り繕わない。自分自身の弱みも開示する。仕事において、私が大切にしているのはどんなときもどんな相手にも「誠実であること」です。

仕事なので、もちろん自分に任された目標や数字を達成する責任はありますが、そのためにスタッフに無理に案件を勧めることは絶対にしません。またクライアントにも、要望されている経験やスキルを満たす人材がなかなか見つからないときには、求人案件のネックポイントや転職市場の動向を正直に伝えて、要件を見直すためのご提案をすることもあります。

スタッフとクライアントの双方に満足いただけるような就業機会を創出するのが目指すゴールです。いつも、「誰のために仕事をするのか」を忘れずにいたいと思っています。

入社してから特に印象に残っているのは、がんになってしまわれたスタッフの方を担当したときのことです。

その方は、治療を行いつつ派遣先でのお仕事を継続したいと希望されていました。そこで、派遣先であるクライアントにご相談をすることに。勤務条件を変更するにはクライアントの人事部門との調整が必要ですが、まずは事前に就業部署の現場でお世話になっている方に事情を説明し、先に了承をいただく形で進めていきました。

実はこのクライアントは、派遣スタッフの在宅勤務が原則不可の企業でした。ですが、「スタッフの方が就業してくださってとても助かっています」と、現場の方から人事部門への後押しのお言葉もあり、無事に治療のためのお休みを確保しつつ、在宅勤務への切り替えも行っていただけることになったんです。

どうしたらスタッフの方のご希望を尊重できるか、どうしたらクライアントにも快く調整いただけるか。そう考えながら、丁寧にご相談を進めていけたのがよかったのかなと思います。

スタッフの方からは「仕事がなくなってしまったら気持ちも落ち込んで、病気に負けてしまっていたかもしれません。本当にありがとうございます」とおっしゃっていただけました。クライアントとスタッフとの間に介在価値を生み出すことは営業として当たり前のことだと思っていますが、直接「ありがとう」のお言葉をもらえるのは、仕事の意義を改めて実感できて本当にうれしい瞬間ですね。

CHAPTER 04
できることを一つひとつ増やしながら、自分らしいキャリアを描いていきたい
できることを一つひとつ増やしながら、自分らしいキャリアを描いていきたい

人材サービスは、一人ひとりの個人と向き合う仕事です。無機物の商品を売るのであれば、お客様に対してその商品の機能や特徴を一律に説明することができます。ですが、人の価値観は十人十色。「こういう対応をすれば大丈夫」という絶対解は存在しません。

リクルートスタッフィングで仕事をする中でたくさんの方と出会い、自分にとっての「普通」や「常識」は、他者のそれとは異なるのだということを学びました。なので、常に相手がその考えに至った背景に思いを馳せながら、「この伝え方をしたら相手はどう思うだろうか」と考えて接するようにしています。

目の前にいる相手と向き合い、きめ細やかな対応をしてそれぞれのご要望に応えていく。今は、一つひとつできることを積み重ねながら、自分の「WILL」を探している途中です。正社員登用になってからは、他部署との交流も増えたり、新人の育成も任せてもらえたりと、チャレンジの機会もさらに増えました。着実に視野を広げられているのではないかと感じます。

自分には「WILL」がない、そんなコンプレックスは今では自然と薄れてきました。これからも、自分なりの価値を最大限に発揮しつつ、ステップアップしていきたいですね。

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