私の性格を一言で表すと「自由奔放」。東京で生まれ育ち、今思い返しても幼いころから頑固でわがままな性格だったと思います。誰にも指示されず、縛られず、自分の好きなことだけに夢中になっている女の子でした。
大学生のときには、ボディボードにハマり、海にばかり行っていましたね。波を待っているときの穏やかな時間、美しい景色、波にうまく乗れたときの爽快感……朝から一日海で過ごし、良い波が来たら海に入って、疲れたら休憩する。こうした気ままな時間が好きでした。
就活をした時期はいわゆる就職氷河期。当初は親を安心させたい気持ちで大手企業ばかり見ていましたが、「エネルギッシュに働きたい」という気持ちが高まり、新卒でベンチャー企業への入社を決めました。1年目から営業部門に配属され、とても忙しい毎日でしたね。仕事に情熱を注ぐメンバーに囲まれながら、刺激を受ける日々でした。その後、インターネットやWEB広告の分野に興味を持ち、 ECサイトの会社に転職したのですが、結婚を機に退職をしました。
今は共働きも一般的になりましたが、私の母が専業主婦だったこともあり、当時の私には、子育てをしながら営業を続けるイメージがどうしても持てませんでした。それからは、10年ほど子育てに専念していました。
RSに入社をしたのは、下の子が小学校に入学するころ。当時、テレビをつけると連日のように「一億総活躍社会」のスローガンを目にするような時代でした。そんな影響もあったのか、周りのママさんたちが一斉に仕事を探しはじめたんです。そして、ふと私も「もう一度、社会に出て働いてみたいな」と、思うようになりました。そんなときに出会ったのが、RSのキャリアサポーターの仕事です。今までの営業経験を活かしながら、週3日勤務で家庭とのバランスをとれる仕事。当時の自分にはとても魅力的で、「これならチャレンジできるかもしれない」と、心に火がつきました。