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田中 温美
INTERVIEW

高校教師から、キャリア支援の道へ。一人ひとりが「自分らしい」働き方を選べるように

パートタイム キャリアサポーター 未経験入社 仕事のやりがい・成長

田中 温美

キャリアサポーター

株式会社リクルートスタッフィング(以下、RS)に入社し、2022年で10年目を迎えた田中 温美。ライフステージに合わせた働き方を選択しながら、キャリアサポーターとして活躍しています。教職からの転職で葛藤も多かったと言う彼女が、仕事のやりがいや派遣スタッフの方への想いを語ります。

CHAPTER 01
教え子たちが就職・転職をするときに役に立てればと、教師から人材業界へ
教え子たちが就職・転職をするときに役に立てればと、教師から人材業界へ

私は、元高校教師。教職の道に進んだきっかけは、高校時代の担任がとても教育熱心な方で「こんな先生になりたい」と思ったからです。勤めていたのは中高一貫の通信制高校で、生徒のなかには小・中学時代に不登校だったり、なんらかの理由で高校に行けなくなったりした子たちも多くいました。

私自身も学生時代は勉強が得意だったわけではないし、コミュニケーションもちょっと苦手だった……。「挫折やうまくいかない経験をした子どもたちの気持ちがわかるからこそ、彼ら、彼女らをサポートしたい」という想いをいつも持っていましたね。

教師という仕事は楽しくやりがいもあり、受け持った生徒たちとは今でも交流があるくらい良い関係を築けていました。そんななかで転機となったのは、生徒から進路の相談を受けたとき。高校を卒業したら就職したいという生徒に対し、大学を出てすぐに教職に就き、一般企業の就職活動をした経験がなかった私は、まったく力になれなかったんです。

そこで、担任をしていた3年生たちが卒業したタイミングで転職活動をスタート。今後教え子たちが就職や転職をするときに少しでも役に立てればと、人材業界に的をしぼって仕事を探しました。

RSを選んだのは、社員の方が皆フレンドリーで話しやすく、自由で風通しの良さそうな社風に惹かれたから。また、生徒たちと面談をした経験が派遣スタッフの方の就業フォローに活かせそうだと感じました。

CHAPTER 02
教職とのギャップに戸惑った入社初期。キャリアコンサルタントの資格取得が転機に
教職とのギャップに戸惑った入社初期。キャリアコンサルタントの資格取得が転機に

私が2023年1月現在担当しているのは、ジョブフォローアシスタントという業務。派遣スタッフの方の就業をサポートするという点ではキャリアサポーターと同じですが、 新規案件の対応や紹介行為はペアを組む営業にトスアップし、就業支援に注力できることが特徴です。

今でこそやりがいを感じながら楽しく働いていますが、入社当初は教職とのギャップを感じてすごく苦労しましたね。たとえば、教師時代は生徒や保護者とのコミュニケーションしか経験がなかったので、いわゆるBtoBのやりとりは初めて。「実は名刺交換もしたことがない」とグループの皆さんに打ち明けて、練習に付き合ってもらったほどです。

ビジネスメールも電話も未経験、何もできず周りの期待に応えられない自分が本当に歯がゆくて……。1年、2年と勤めるうちにできることは増えていきましたが、本当の意味では仕事を楽しめていなかったかもしれません。

そんな気持ちが変化したのは、育休中にキャリアコンサルタントの資格を取ったことが大きいですね。スキルシェアサービスを利用してキャリア相談の副業も始めたのですが、集客するのってものすごく大変なんだと気づいたんです。

そこで改めてRSでの仕事を見直してみたときに、毎日たくさんの方がキャリア相談に来てくれて、その相談相手になれることって当たり前じゃないんだなって。恵まれた環境でキャリアコンサルタントの資格を活かして、1人でも多くの派遣スタッフの方の役に立ちたいと思うようになりました。

CHAPTER 03
派遣スタッフの方が安定的に安心して働いてくれることが、私の喜び

キャリアコンサルタントの資格を取ろうと思った一番の理由は、誰かのキャリアや人生を応援できるような人になりたいと思ったから。

また、たくさんの方のキャリアに寄り添い、就業をサポートするRSでの仕事の魅力に改めて気づいてからは、派遣スタッフの方や派遣先企業により主体的に向き合いたいと思うようになりました。

たとえば、派遣スタッフの方と面談をするとき。恥ずかしながら、今までの私はただお仕事の状況を確認するだけでした。でも、キャリアコンサルタントでの学びを活かすべく、スタッフの方との面談時にさまざまな工夫を凝らすようになりました。

その方が「どのような業務を、どんな人たちと、どのような環境で、どんなことを大切にしてお仕事に臨んでいるか」「なぜそういった気持ちで仕事と向き合えているか」または「今後についてどうお考えなのか」など。このような内容を丁寧にヒアリングして、働いているときのお気持ちをあえて本人に言語化してもらうんです。

その結果、スタッフの方からは「田中さんに話すことで自分の気持ちの整理ができ、前向きにお仕事に臨めます」とおっしゃっていただけるようになりました。

また、スタッフの方から話を聞いていると個々の「派遣先のらしさ」もたくさん発見できますよ。スタッフの方との面談で話内容を派遣先にフィードバックするときには、なるべく具体的なエピソードも交えて話すようにします。すると、「田中さんは、スタッフの方の心情や現場の状況をつかんでくれて助かる」とお言葉をいただけるようになりました。このように自らが主体的にかかわることで、良い循環が生み出せているのかなと思っています。

尚、派遣スタッフの方は派遣法により3年で仕事を考え直さなければいけません。そのため、私たちに求められるのは、適切な情報を提供し、いかにキャリアの気づきを促せるかだと思うんです。そのために自分は何ができるかと考え、同じキャリアコンサルタントの資格を持つ同業者の方と情報交換したり、派遣協会のセミナーに出席したりするようになりました。

日頃の就業サポートで心がけているのは、スタッフの方の「不安の芽」を把握して、一緒に考えること。「芽」のうちに対応することで安定的な就業につながるし、皆が安心して働いてくれることが私の喜びでもありますね。

CHAPTER 04
派遣スタッフの方一人ひとりが「自分らしい」多様な働き方を選べるように
派遣スタッフの方一人ひとりが「自分らしい」多様な働き方を選べるように

私は「らしさの数だけ、 働き方がある社会」をつくるという、RSのミッションが大好きです。「らしさ」という言葉がとくに気に入っていて、スタッフの方と接するときも「その人らしさ」を見つけたら、しっかりと伝えるようにしています。

たとえば、「いつもあなたが当たり前にやっていることは、万人にとっての当たり前ではなく、あなたらしい素晴らしい部分だと思います」「今感じている不安・不満に気づけたのも、あなたらしい、あなた独自の視点・感じ方があったからこそですね」と。

私自身、多様な働き方を理解してくれるRSで「自分らしい働き方」を発見できました。入社当初はフルタイム、産休後は時間勤務、いまは週4時短勤務と、ライフステージに合わせて柔軟に働けるのが、この会社の魅力でもあります。

私がサポートすることで、派遣スタッフの方一人ひとりが「自分らしさ」に気づき、それに合った仕事や働き方と出会えたら、それ以上のやりがいはないですね。そして、今後育児が落ち着いてフルタイムで仕事ができる状況になったら、キャリアサポーターとして営業にもチャレンジしてみたい。より多くの派遣スタッフの方、派遣先企業のご担当者様と関わって、資格取得の動機にもなった「誰かのキャリアを応援したい」という想いをひとつでも多く実現できたらと思います。

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