私は、元高校教師。教職の道に進んだきっかけは、高校時代の担任がとても教育熱心な方で「こんな先生になりたい」と思ったからです。勤めていたのは中高一貫の通信制高校で、生徒のなかには小・中学時代に不登校だったり、なんらかの理由で高校に行けなくなったりした子たちも多くいました。
私自身も学生時代は勉強が得意だったわけではないし、コミュニケーションもちょっと苦手だった……。「挫折やうまくいかない経験をした子どもたちの気持ちがわかるからこそ、彼ら、彼女らをサポートしたい」という想いをいつも持っていましたね。
教師という仕事は楽しくやりがいもあり、受け持った生徒たちとは今でも交流があるくらい良い関係を築けていました。そんななかで転機となったのは、生徒から進路の相談を受けたとき。高校を卒業したら就職したいという生徒に対し、大学を出てすぐに教職に就き、一般企業の就職活動をした経験がなかった私は、まったく力になれなかったんです。
そこで、担任をしていた3年生たちが卒業したタイミングで転職活動をスタート。今後教え子たちが就職や転職をするときに少しでも役に立てればと、人材業界に的をしぼって仕事を探しました。
RSを選んだのは、社員の方が皆フレンドリーで話しやすく、自由で風通しの良さそうな社風に惹かれたから。また、生徒たちと面談をした経験が派遣スタッフの方の就業フォローに活かせそうだと感じました。