
2024.8.9お仕事インタビュー
多彩な知識とスキルで、
3つのフィールドをサポート
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3つのフィールドをサポート
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チームを支える
お仕事インタビュー
チームのスタッフには
さまざまな役割がありますが、
ヴォレアス北海道の
三上岳(みかみがく)さんは、
アナリスト、通訳、アシスタントコーチと
3つの仕事を担います。
AIによってデータ分析の世界が
進化するなか、これまでの経験や
目標を伺いました。

三上岳さん
アナリスト・通訳・アシスタントコーチ/1996年7月26日生まれ/岩手県北上市出身
大学入学と同時にアナリストとしての活動を開始。大学のバレーボール部に所属しながら、V2所属チーム、オーストラリア女子代表、男子U20代表チームのアナリストとして活動し複数の国際大会に帯同。2019年4月にヴォレアス北海道入団。アナリストの他にコーチ業務や通訳も兼任している。
ケガをきっかけに分析に興味をもつ
僕はアナリストとして2019年に入団し、2021-22シーズンからは通訳も兼任しています。また、アシスタントコーチでもあるため、練習ではサーブを打つなど補助をする一方で、通訳が必要になれば駆けつけます。高校生までは僕も選手だったんです。でも、ケガの治療中に監督の指示でデータを収集したことがきっかけで、数字で答えを出せる分析の面白さに惹かれました。大学進学と同時にアナリストの勉強を開始して、オーストラリアにも留学。帰国後、自分の大学のチームや国内のクラブでアナリストをしているときにヴォレアス北海道の噂を聞いたんです。「北海道に新しくできたチームが、いい意味で変だぞ」って。僕は、自力で社長にコンタクトを取って練習を見学させてもらいました。社長やエド・クライン監督とも話すことができたのですが、堅苦しい感じがまったくないんですよね。二人から質問される内容も新鮮で。そんなベンチャー企業のような雰囲気がすごく好きで入団しました。

知り尽くしていることは通訳の強み
アナリストは、相手や自分のチームのデータを収集・分析して、その結果をチームに還元する仕事です。ですから、試合や練習でこちらの予想通りにアタックを打ってくると「おー!」と嬉しくなりますね(笑)。
一方、通訳としては日々何事もなく終わることが僕には一番重要です。通訳はインフラのようにスムーズにいくのが当たり前で、チームのコミュニケーションを円滑に進めることが仕事だと思っています。直訳はしないようにしているので、そこにアナリストやアシスタントコーチとしての自分の思いを入れないように気をつけています。とはいえ、それらの立場を兼ねているからからこそ、多角的に理解して監督の思いを正しく伝えられます。そこは僕の強みかなと思っています。

AIが進化するほど、自己の分析能力を研鑽
スポーツチームにおいて、アナリストはテクノロジーを扱うメンバーです。AIによって解析ソフトは日々進化し、もしかしたら数ヶ月後には勝手にデータを収集してくれるかもしれないし、すべきプレーを指示してくれるかもしれません。いろいろな状況が考えられるなか、最新のテクノロジーを学び続けることは絶対だし、データを分析する力やそれを可視化する力をさらに磨かなくてはなりません。テクノロジーを使いこなし、効率よく仕事の精度を上げてくことが目標です。
また、ヴォレアス北海道は今季より再編されたSVリーグに参入が決まりました。これから外国籍選手が増えていきますので、チームの公用語が英語になる日が来るのではないかと思っています。通訳としては、チームが僕なしでコミュニケーションを取れる仕組みをつくっていきたいです。ヴォレアスのメンバーは、それぞれが自分の役割を本当にまっとうしようとがんばっているんです。僕も自分の仕事をしっかり果たし、今シーズンも仲間と一緒に戦っていきます。
10月から、いよいよ日本のバレーボール史上最高峰のSVリーグがはじまります。ヴォレアス北海道はそこに食らいついていきますので、みなさん応援してください。本当にいい意味で変わった味のあるチームですから、興味をもって試合を見に来てください!
