「在宅ワーク」とは?
今後、派遣でも
広がっていくことが期待される
「在宅ワーク」という働き方を
ご紹介します。
公開日:2020/9/10
コンテンツ
01「在宅ワーク」という
言葉の定義
在宅ワークやテレワーク、リモートワークなど、オフィス以外の場所で働くことを表す言葉があります。まずは、それぞれの言葉の意味について確認しましょう。
テレワークやリモートワークは、ほぼ同じ意味で使われています。いずれも就業先のオフィス以外の場所で働くこと(事業場外労働)を指します。
自宅で業務を行う「在宅ワーク」はこれらの働き方の1つです。
他にも業務を行う場所に応じて「モバイルワーク」や「サテライトオフィス勤務」と呼ばれるものがあります。
テレワークは業務を行う場所によって
分類されます
- (1)在宅ワーク:自宅
- (2)モバイルワーク:移動中や顧客先、
カフェなど - (3)サテライトオフィス勤務:レンタルオフィスや支社オフィスなど
02在宅ワークのメリット・
デメリット
在宅ワークの一番のメリットは通勤時間がなくなることです。
生産性向上やプライベートの充実にもつながるだけでなく、育児や介護、傷病を抱えている人でも働きやすくなります。
また、エリアや通勤時間の制限がなくなれば、お仕事の選択肢を増やすことにもつながります。
一方「一人で業務を行うので、人とのつながりがなく、孤独を感じる」「プロジェクトのビジョンが共有しづらい」「メールだけでは細かいニュアンスが伝わりにくい」といった直接会わないことによる課題や、自宅のインターネットやデスク・椅子などの環境が整っていないといった課題があります。
毎日の通勤時間がなくなるといっても、定期的に出社することが必要な場合もあります。
実際に在宅ワークをするときは就業条件をしっかり確認しましょう。
03在宅ワークに
向いている業務
在宅勤務に向いている仕事の特徴は、情報通信機器(パソコンなど)で作業できること、さらに成果物が明確な仕事であることです。
一般的には下記のような業務があげられます。黙々と一人でできる業務が多い印象ですが、業務指示を受け、コミュニケーションをとりながら業務をすすめることが重要です。
在宅業務に向いている業務
- (1)事務関連の仕事
- OA事務、資料作成、データ集計など
- (2)クリエイティブ関連の仕事
- WEBコンテンツ制作、WEBデザイン、イラスト制作など
- (3)IT関連の仕事
- プログラミング、システム設計など

04在宅ワークに
必要なもの・環境
在宅でお仕事を効率的に行うためには、自宅の作業環境を整えることが重要です。
派遣の場合は、派遣先からパソコンが貸与されることがほとんどですが、ネットワーク環境は、自宅のものを使うことが多いです。快適にWEB会議が行える通信速度を備えたインターネット回線だと安心です。
また、デスクや椅子など落ち着いて作業しやすいワークスペースをつくることも大切です。
気分の切替も大切です
自宅でオンとオフを切り替えるために次のことを意識しましょう。
- ・着替える→部屋着のままではなく、まずは着替えて仕事をスタート!
- ・体を動かす→運動不足になりがちなので、こまめに体を動かし、リフレッシュを。
- ・時間を決める→自宅だと時間の感覚がなくなりがちです。休憩時間や終了時間を意識し、メリハリをつけましょう。
05在宅ワークの今後
現在は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、企業においては一時的に在宅ワークを認めており、自宅で就業している派遣スタッフもいますが、在宅ワークを前提としたお仕事の求人はまだまだ少ない状態です。
リクルートスタッフィングでも、IT系職種で在宅ワーク前提のお仕事募集を取り扱いはじめた段階です(2020年9月現在)。
企業のテレワーク導入は年々増加傾向にありますが、派遣スタッフへの展開は課題も多く、やや遅れ気味と言えるでしょう。
近年、プライベートな時間を確保したい人や、介護や育児などの制約を抱える人も多く、在宅ワークへの要望が高まっています。
企業側も人材確保や働き方改革のため、在宅ワークを検討する動きが広がってきています。
そのような背景もあり、コロナ禍以降も、派遣でも在宅ワークを前提とした求人が増加していくことが期待できそうです。
人材確保/働き方改革を目的とした
テレワーク導入が増加

スタッフの働き方の要望が背景に
