私は現在、金融業界のお客様に対して人材派遣サービスを提供する営業ユニットで、グル—プマネジャーをしています。メンバーは20~30代の5名。営業職やオフィスワークが初めての方もいて、バックグラウンドは様々ですが、自然と「人」に興味のある方が集まっているのが特徴かなと思います。お互いの小さな変化にも気付けるアットホームなチームだと自負しています。
営業職の仕事は、担当するクライアント・そしてそこで就業する派遣スタッフの方双方に寄り添いながら、年単位で伴走し続けます。この長期的な伴走が他の人材系の営業職と、派遣営業の大きな違いだと感じています。
私たちが寄り添うのは「人」。当たり前ですが、一人ひとり状況や想いが異なります。そのため、日々のスタッフマネジメントにおいても、明確な正解がない場合が多くあるんです。そこでマネジャーとして大切していることは、「現場の声」を聞くこと。何かトラブルが起きた場合も、必ず最初に担当の営業メンバーに「あなたはどうしたいか」「なぜそう思うのか」という点を、お互い納得いくまですり合わせるようにしています。
「あなたはどうしたい?」というこの問いは、入社直後から今に至るまで、私自身も上司から問い続けられた質問です。最初は、分からないから聞いているんだよ……。と思っていましたが、気づけば当事者意識を持ち主体的な仕事のスタンスが身についたので、魔法の言葉だと思っています(笑)。ご縁があってせっかく一緒に働くことになったメンバーたちには、一人ひとりがやりたいことを選択してやりきってほしい。そうすることが、最終的に本人の成長にも繋がるし、クライアントやスタッフの方にご満足いただける状態を作り出せると思っています。