入社当時の私には、なによりもワークライフバランスを大切にしたい、という価値観がありました。なにか特別な得意分野を持っているわけでも、フルタイムでバリバリ働けるタイプでもないので、家庭と両立しながら働けるかどうかを重視していました。
でも入社後、派遣スタッフやクライアントから「櫻田さん、ありがとう」と言われた一つひとつの成功体験が自信になり、いまはキャリアサポーターという仕事に大きなやりがいを感じています。週短・時短でも、人の役に立つやりがいある仕事ができることを、もっと多くの人に知ってほしいですね。
リクルートスタッフィングは、多様な働き方ができる会社。私は「ジョブスタイル」という、個人業績目標のない、いわゆる遂行型の働き方をしています。社風はとてもフラットで意見や質問がしやすいですし、雇用形態に関係なく研修の機会があります。同僚のなかにも、時短でダブルワークをしている人、週3勤務で介護と両立している人など、「自分らしい働き方」を選んでいる人がたくさん活躍していますね。
この働き方を選択したからこそ、息子の学校行事への参加やPTA活動のお手伝いができたり、家族や自分の時間をしっかり取れてきたと確信しています。
そして、派遣スタッフにも「その人らしい働き方」を提供できるように、もっともっと多様な就業機会を増やしていくことが私の目標です。たとえば派遣先企業が、「テレワークってどうなの?」「週短や時短のスタッフって活躍してくれるの?」というネガティブなイメージを持っていたら、「私もそうした働き方をしてますよ!」と胸を張って言える、一番身近な体現者でありたい。自分が体験しているからこそ感じるそれぞれのメリット・デメリットをしっかり説明し、「じゃあ取り入れてみるか」という企業を増やしていきたいですね。
女性は結婚や出産、介護などで退職し、キャリアにブランクのある人が依然として多い状況です。でももし「もう一度働きたい」という気持ちがあれば、諦めずに一歩踏み出してほしい。そうした方たちに寄り添い、無理なく自分らしく働ける機会を提供できるキャリアサポーターでありたいと思います。