
Excelを使っていると、時々耳にする「マクロ」や「VBA」という言葉。「興味はあるけれど、どこから始めればいい?」「便利らしいけれど、難しそう」――そんな気持ちを抱く方は、とても多いです。
この連載では、VBAとは何か、どのように始めると良いのか、プログラミング未経験の方に向けて図解つきでやさしくお伝えします。
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・まずは言葉の整理から
・「VBA」とは?
・VBA以外のExcel自動化の手段
・VBAのデメリット
・それでもVBAを知るメリット
・書籍プレゼントのお知らせ
まずは言葉の整理から。「プログラム」「マクロ」って何?
VBAの話に入る前に、そもそも「プログラム」とは何か、という言葉の意味から確認してみましょう。
■プログラム

「プログラム」という言葉は、本来「計画表」や「進行表」という意味があります。入学式や結婚式の流れを書いたものを「式次第(プログラム)」と呼びますよね。
この考え方をコンピューターに当てはめたものが、コンピューター・プログラムです。「この順番で、こういう動きをしてください」という指示を書いた“指示書”のことを指します。
■プログラミング

その指示書を作る行為を、プログラミングと呼びます。
■マクロ

そのプログラムを実行した結果として得られる便利な機能――Excelで言えば「ボタンを押したら処理が一気に進む」といった仕組み――それがマクロです。
では「VBA」とは?
プログラミングは、「プログラミング言語」と呼ばれる、コンピューターに指示を出すための“ことば”を使って行います。

これらには、たくさんの種類が存在していて、用途や使われる場所によって使われている言語が違います。
今回の主役であるVBAは、Visual Basic for Applications の略で、Microsoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語です。
Excelだけでなく、Word、PowerPointなどを自動化するためにも使われています。

Q.“プログラミング”と聞くと難しそう…。
実際には「セルに文字を書く」「シートを切り替える」といった、普段Excelで行っている操作を順番に書き出していくイメージです。Excel操作に慣れている方ほど、「思っていたより理解しやすい」と感じる方も多いはずです。
VBA以外にも、Excel自動化の手段はある
Excelを自動化する方法は、VBAだけではありません。ほかにも次のような選択肢があります。
■Power Automate Desktop(PAD)
Excelだけでなく、Windowsパソコン上での定型的な操作を、ドラッグ&ドロップで簡単に自動化フローとして作成できるツールです。
■Python
データ分析など幅広い用途で使われる有名なプログラミング言語です。Excel操作もできますが、環境構築など少し手間がかかります。
■Office スクリプト
Microsoft Officeシリーズ用の、クラウド環境での自動化と相性の良いプログラミング言語です。WebやPower Automate連携が得意です。
どれが優れているということはなく、現場や目的に合った方法を選ぶことが大切です。
Q.VBAって古いって聞くけど…。
VBAは、1990年代から続く歴史ある言語です。近年は新しい自動化ツールが増えているため、「もう古い」「今さら学ぶ意味はあるの?」という声もよく聞きます。
でも、結論を言えば今から学んでもまったく問題ありません。むしろ、Excelが使われ続ける限り、VBAの知識は役に立ち続けます。現場では今でもVBAで作られた仕組みが数多く動いています。
特にVBAは入門としてとても分かりやすい言語で、プログラミングの結果を「慣れ親しんだExcel」で確認できるため、はじめての学びに最適なのです。
VBAのデメリットも知っておこう
現在でも広く使われている言語ではありますが、もちろん弱点もあります。
■Microsoft Office製品上でしか使えない
VBAはExcelなどのOfficeアプリ上でしか動かない、非常に限定的な言語です。もしもGoogleスプレッドシートでマクロを組みたければ、使う言語はGoogle Apps Scriptと、環境に合った選択が必要です。
■言語として非常に古い
登場してからほとんど姿が変わっておらず、プログラム言語としてはとても古い部類です。今のメジャーな言語と比べてしまうと、現代的な文法は使えないことが多いです。ただし、Excelの機能を最大限に引き出すことに関しては、ほかのどの言語にも負けません。
■プログラミング言語としてはマイナーな部類
VBAは、Office製品だけに特化した限定的な言語のため、一般的なプログラミング言語を利用する「プログラマー」と呼ばれる職業の方には、あまり使われません。
プログラマーになりたい!という目的で勉強するのであれば、ほかのメジャーな言語のほうが近道です。
それでもVBAを知るメリット
デメリットを補って余りあるのが、業務効率化の効果です。
■1時間の作業が数秒へ
ExcelをはじめとしたOffice製品に特化した言語だからこそ、「毎日やっている、この手作業を自動化したい!」という、目的がはっきりしている人にこそ、うってつけです。
■セッティング不要ですぐに始められる
一般的にプログラミングをするには、プログラムを書く場所や動かすための仕組みを設定しないと始められません。VBAはOfficeアプリの中にすでに設定済みで、なにも用意する必要がありません。上に挙げたほかの自動化手段のなかでも、「はじめの一歩」が一番かんたんです。
■“現場にすでに存在している仕組み”を理解できる
VBAで組まれたツールは今でも現場では大量に使われており、その仕組みを読めるだけでも大きな強みになります。
■プログラミングの基礎が学べる
さきほど「プログラマーになりたいならメジャーな言語のほうが近道」とは書きましたが、VBAでも、条件分岐やループなど、プログラミングの基礎的な技術はもちろん学べます。

始めてみて、プログラミングが楽しいと思えたら、別の言語へステップアップするのにも理解がしやすくなります。
(筆者も、現在はほかの言語も書きますが、最初に学んだ言語はVBAです。)
もし「興味はあるけれど、一歩目が踏み出せない」と感じているなら、まずは“知ること”から始めましょう。
この連載では「ExcelVBAをやってみたい」という気持ちを応援しています!
次回は、よく迷いがちな【ファイル形式と拡張子】をやさしく解説します。どうぞお楽しみに。
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