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HTMLのタグを題材に英単語解説!ウェブページを構成する4つのタグ

「プログラミングでは英語が使われている。」ならば、プログラミングと英単語を一緒に勉強すれば、一石二鳥のスキルアップが叶うのでは?!という試みの新連載がはじまります。

本連載ではHTMLに登場するプログラミング英単語の「意味」について学びます。理解を助ける語源や派生語も解説しています。英単語もプログラミングも、ただ覚えるのではなく、納得しながら身になる知識を増やしていく。その手助けとなればうれしいです。

今回は「ウェブページを構成するタグ」から4つの英単語を取り上げます。一見簡単そうな単語も、意外と混乱する関連語があったり...?

コーディング初心者の方や、楽しく英語を学び直したい方にもおすすめです!

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POINT 単語の必須度は?重要な単語から覚えよう!
プログラミング英単語はたくさんあるので、必須度の高いものから効率的に勉強することも大切です。
筆者が作成に携わっている「プログラミング英語検定」では「プログラミング必須英単語600+」という重要英単語リストを公開しています。
リストでは、プログラミング時に求められ、特に目にすることが多い英単語が以下のカテゴリーに分けて選定されています。
本記事でも、リストに掲載のある単語は、それぞれどのレベルにあたるのか、★マークをつけて記しましたので、ぜひ学習の目安に役立ててください。

まずはコードとブラウザーでの表示をみてみよう!

今回は、ウェブページを構成するのに用いられる要素(タグ:tag)に現れる英単語を見てみます。取り上げるのは、section、div(division)、h(heading)、headerの4つです。

まずサンプルのHTMLコード(図1)と、実際にそれがブラウザー上でどう表示されるのか(図2)を確認しましょう。今回取り上げる要素名は黄色でハイライトしています。補足として取り上げる要素名はピンク色です。

▲図1:サンプルのHTMLコード


▲図2:サンプルのブラウザー表示

1. section

まずは「section(セクション)」です。sectionは「区切り」、「区域」、「部門」といった意味のある名詞です。

語源で言うと、sectionの「sec-」には「切る」という意味があります。「区切り」にはまさに「切」という言葉が入っていますね。

語源が同じ英単語に「sector」や「segment」があります。sectorは「(ハードディスクの)セクター」や「(産業の)部門」、segmentは「(ネットワークの)セグメント」や「区分」です。語源が同じなので、意味的にも似ています。sectorやsegmentはやや難しい言葉ですが、余力があれば併せて習得してもよいでしょう。

★sectionは「プログラミング必須英単語600+」の「前提英単語」に登場する単語です。つまり、前提として習得しておくべき重要な単語なので、ぜひ身につけておきましょう。

HTMLの要素として、sectionは意味的なまとまり(セクション)を作るのに用いられます。例えば何らかのテーマを扱った章のようなまとまりです。

サンプルのブラウザー表示では図2の黄色で塗られた区域が該当します。

2. div(division)

次に「div」です。divは「division(ディビジョン)」の略で、「分割」、「区分」、「部門」といった意味がある名詞です。

divisionの動詞は「divide(ディバイド)」で、「分ける」や「分割する」です。「divi-」まで同じなので、もし知らなかったらこの機会に覚えてしまいましょう。

divisionには「割り算」の意味もあります。そのため「÷」の記号はdivision signと呼ばれます。また、プログラミングをやっていて「division by zero」のようなエラーに遭遇した経験のある人もいるかもしれません。これは「ゼロ除算」、つまりゼロで割ることです。ゼロで割り算をしてはいけない決まりなので、エラーになるのです。

divはHTML要素としては、汎用的に使われる入れ物(コンテナー)です。CSSでスタイルを適用するようなケースで用いられます。

図2のサンプルで青色に塗られた部分がdiv要素です。

3. h(heading)

続く「h」は「heading(ヘディング)」を略したもので、headingは「見出し」という名詞です。書籍でいうと、章や節のタイトルです。ぱっと見て分かるように、head(頭)からできた言葉です。章や節のようなまとまった文章の頭(=見出し)となるので、headingと呼ばれます。

HTMLでhは見出しになります。「h1」から「h6」のようにhの後に数字が付き、h1が最も高いレベル、h6が最も低いレベルを表します。

図2のサンプルで「h1の見出し」、「h2の見出し」、「h3の見出し」と表示されている3か所です。レベルの高いh1が一番大きく表示され、h2、h3の順に徐々に小さくなっているのが確認できます。

4. header

最後に「header」です。headerは「ヘッダー」という名詞で、ページなどの冒頭に表示されるテキストです。例えば書籍の場合、ページ最上部に章タイトルやページ番号が印刷されていることがあります。書籍ではこの部分がヘッダーになります。前述のheadingと同様、headからできた言葉だと考えられます。

HTMLのheader要素は、ページ全体のヘッダーに加え、何らかのセクションのヘッダーを指定するのにも使われます。あるまとまりを持った文章の導入部分に用いられるわけです。

★headerは「プログラミング必須英単語600+」の「アドバンスト 300」に登場する単語です。

 

図2のサンプルを見ると、緑色で表示されている部分がheader要素です。ここではページ全体の導入部分に置かれています。

ちなみに、図1のサンプルの下の方に「footer」という要素もあります(ピンクのハイライト)。こちらは「フッター」で、著作権情報のようにページ末尾に示される情報が入ります。ご想像の通りfoot(足)からできた言葉で、headerとfooterで対になっていることが分かります。

head、header、headingで混乱?

最後に解説したのはheader、その1つ前はheadingと、よく似た英単語が出てきました。headerは「ヘッダー」、headingは「見出し」です。

ところがよくよく図1のHTMLのサンプルを見ると、上の方に「head」という要素もあります(ピンクのハイライト)。head要素はHTML文書のメタデータ(例:ブラウザーに表示されるページタイトル)を入れる部分です。一方、HTML文書の本文は「body」要素に入ります(水色のハイライト)。もちろんbodyは「体」なので、headとbodyで対になっています。

つまりHTMLには、head、header、headingと、「head」が関係する要素が3つもあるわけです。分かりにくいので、簡単にまとめてみます。

  • head:HTML文書のメタデータが入る。一方、本文が入るのはbody
  • header:ページやセクションのヘッダー。一方、末尾に表示されるのはfooter(フッター)
  • heading:見出しのこと。HTML要素としてはh1からh6まである

ついでにもう1つ豆知識を紹介します。サッカーで、ボールを頭で飛ばすプレイを日本語では「ヘディング」と呼びます。しかし英語では「heading」ではなく「header」を使うのが一般的です。例えば「He scored with a header.」(彼はヘディングで得点した)です。headだけに頭が混乱しますね。

いかがでしたか?派生した単語も併せて覚えられるようになると、英単語の学習も捗りそうですね。次回は「ウェブサイトでテキストを見せるタグ」から英単語を紹介します。おたのしみに!

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筆者 西野 竜太郎 さん
著書、翻訳者、情報技術者、IT英語専門家。米国留学を経て国内の大学を卒業後、2002年からフリーランスの翻訳者とソフトウェア開発者に。2016年から合同会社グローバリゼーションデザイン研究所の代表。2017〜2022年に日本翻訳連盟(JTF)の理事も務める。訳書に『リセットを押せ』、『血と汗とピクセル』、著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語リーディング』(翔泳社)(韓国語訳あり)、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』(インプレス)、最新刊に『ITエンジニアのための英語ライティング』(翔泳社)などがある。