高校生の頃にインド、大学でアメリカに留学していたという溝畠智子さん(26)。卒業後は日本で就職せず、再びインドへ渡ることに。現在は、インドで培った英語力を生かし、医療の分野で派遣スタッフとして勤務している。自分らしさを失なわずに選んできた道のりをうかがった。

高校生の時に「たまたま決まった」インドへ留学

高校は国際学科に通っていた溝畠さん。あるとき、United World Collegeの留学プログラムの募集を見て応募することに。アメリカやカナダなど6か国の候補地があったが、留学先はインドに決まった。

留学先で国際バカロレアを取得し、日本の大学へ進学。在学中に1年間留学先のアメリカで過ごし帰国した後、周囲が就職活動を始める時期を迎える。

「私はリベラルアーツ学科に在籍していたのですが、就職活動ではそういった専門性を見てくれない印象を受けました。大学4年間の専門に関係なく採用を進めているイメージ。いくつか説明会などに行ったりしましたが、そこに違和感を覚えたので日本での就活はやめたんです」

溝畠智子さん画像

海外で働くために、再びインドへ

国内で就職しないなら、縁あって留学したインドへ行こうと思い立つ。卒業1か月後にインドへ渡り、日系のホテルでインターンとして働いた。インターンが終わるころ、日本に帰国するより、インドで就職する道を選択した。

縁があったのは日本の電機メーカーのインド支社で、鉄鋼を扱う部署に営業事務として配属される。関わるプロジェクトの規模は大きく、へき地へ出張したり、インド人や日本人のエンジニアのサポートとして通訳したり、マニュアルや手順書の翻訳などを担当した。

「翻訳は日本語から英語にすることが多かった。技術翻訳は学ぶことが多くて面白いと感じました。また、インド人の英語は独特で、ちょっとしたニュアンスの違いで伝わらなくなってしまう。訳した文章を深いところまで1枚ずつ確認しながら、インド人と日本人で1日中ディスカッションしたこともあります」

仕事はおもしろかったが、「最初から永住するつもりはなかった」という溝畠さん。「どんな働き方がしたいか自分でつかめてきた」こともあり、2年ほどで退社し、帰国することにした。

英語を活かして翻訳の派遣スタッフへ

帰国後には、派遣スタッフとして働くことに。英語を活かした翻訳業務などを担当している。

「インドでは、鉄鋼部署の電機分野に携わっていました。現在は医療機器の不具合を海外の製造元に報告する仕事で、電気の専門性も必要になる。これまでの知識も活かせるし、新しい知識も増えるのが嬉しい」

溝畠さんは、日本語から英語へ翻訳する方が、その逆よりやりがいがあるという。

「日本語は日本だけしか使われていないから、そのままではもったいない。どんなにすばらしいことが書かれていても、日本語だけでは世界に広められません。英語に翻訳するだけで、世界に広まる可能性が高まる。それを、機械ではなく人の手でやることで微妙なニュアンスまで伝えられるのではないかと思います」

将来はフリーランスとして翻訳の仕事を進めていたいと考えている。

「自分のために働くことと、会社が求めることがマッチする、それが理想です。将来はフリーランスになりたいので、今はそのための力を付けるときだと思っています。場所を選ばない働き方ができたらいいなと」

世界各国に友人がおり、連絡を取り合って刺激を与えあっている。そんな友人に囲まれながら、さまざまな場所で軽やかに生活を送る溝畠さんが目に浮かぶようだ。

お気に入りを少しずつ決め、ずっと使い続ける

「シンプルなものが好きで、気に入ったものだけを持ちたい」という溝畠さん。コーヒーにハマっており、お気に入りのコーヒーショップで豆を買い、自宅で挽いて淹れているという。朝コーヒーを入れて、お気に入りのS’wellボトルに入れ、オフィスではデスクに置いておき、ゆっくり飲む。リラックスタイムには、シンプルなデザインのマグカップに紅茶やルイボスティーを淹れて一息つくのだそう。

ペンは軽くてシンプルなデザインが気に入ったフリクション。一度気に入ると、同じものをリピートする。インドで買ったハンドクリームも、効果が気に入ったリピート商品で、友人がインドに行ったり、インドから友人が遊びに来たりするタイミングで買ってきてもらう。いつもオフィスに置いてある一本だ。

お土産でもらったオーストラリアのスティック香水も、ずっと付けている。朝手首に付けて、香りがなくなってきたと思ったらもう一度つける。

取材には持参できなかったが、オートバイも趣味のひとつ。インドから帰国したタイミングで免許を取った。風を切って国内旅行へ出かけるのは、さぞ気持ちよさそうだ。

ライター:栃尾 江美(とちお えみ)
カメラマン:福永 仲秋(ふくなが なかあき)
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