少しずつ広がっている「在宅勤務」という働き方。在宅勤務を選ぶ理由は人によってさまざまだが、住んでいる土地の気候条件によっては在宅勤務が選べることで働きやすさがぐっと上がることも。事務職として派遣就業するT.Nさん(33)にとっては、冬場は雪の状況をみながらの通勤が当然だったが、在宅勤務を経験したことが今後のキャリアを考えるきっかけにもなった。

*オンラインで取材を行いました
*掲載している写真は、ご本人からご提供いただいたものです

「誰かやってくれたらいいな」を見つけて自分の仕事に

約2年前から企業のIT部門が就業先のT.Nさん。

「ひとつ前の職場は、やりがいのある仕事でしたが、かなり多忙で。仕事の忙しさに比例して家事が滞って家が荒れていくのを見るのが精神的に苦痛だったんです。“仕事中心のスケジュール”になってしまうのは、私が求めている生き方とは違うと感じ、もう少しゆったりと働ける職場を探しました」

現在は、電話対応や郵便物の送付、パソコンを使った資料の作成などの業務のほか「誰がやってもいいけれど、必ず誰かがやらないといけない」仕事がT.Nさんの担当分野に。

「例えばウォーターサーバーの新しいタンクや事務用品の発注などです。みんなが“誰かやってくれるといいな”とは思いながら、日々の業務に追われてつい後回しにしてしまうようなこと全般をキャッチして行っています。発注業務などルーティンで行うものもありますが、自分で“これは誰かがやったほうがいいな”と思うことを探してやることも多いです」

就業先では“おだやか”を心がけている

今の就業先に入ってすぐに行ったのが、オフィスの片隅に放置された段ボールを処分して片付けること。T.Nさんが必要ないものが片付けることで職場は心地よい空間になり、それは結果的に「働きやすさ」にもつながっているだろう。T.Nさんがお手本にしているのは前の職場の先輩。

「前の職場では私も整理整頓まで手が回っていなくて。使い終わったクリアファイルが無造作に積み重ねられていくのが気になっていたところ、その先輩がさっときれいに並べ直してくれたんです。そのままでも業務に支障はないかもしれませんが、やっぱり整っていたほうが気持ちいいですよね。そういう点に気がついて手を動かせるのがとても素敵だと思いました。私も今の就業先で働くようになってから、その気持ちを大事にしていて、来客用のネックストラップが古くなっているのが気になって、新しいものに交換しました」

かゆいところに手が届く仕事ぶりもあってか、T.Nさんが入ったことによって職場の雰囲気が明るくなったと言われるとか。

「話すときに相手の目を見るとか、言い方をやわらかくすることは普段から意識しています。あとはトゲトゲした言い方にならないように、オブラートに包んだような表現を心がけるようにも。自分に余裕がないとキツイ言い方になってしまうので、ゆったりした勤務体制は大切かもしれません」

悪天候の日は在宅が選べることで働きやすさアップ

気持ちに余裕を持って働けるのは、仕事内容だけでなく、在宅勤務が認められているのも大きいかもしれない。これはT.Nさんにとってかなり画期的な変化だった。

「在宅勤務があるから選んだわけではなかったのですが、働き始めてみて、とてもありがたい制度なのを実感しました。通勤時間がないことで、何よりもありがたいのは雪が降る冬場です」

T.Nさんが住む北海道は、冬になると街中が一面の雪景色に。天気予報を確認し、雪に備えて出勤するのは冬の間は当然のことなのだとか。

「今の自宅に転居する前は地下鉄だけで通勤できたので、雪の影響をそこまで受けなかったのですが、現在はバスと地下鉄を乗り継いで出勤しています。そのため、雪が激しく降ると、普段は駅まで30分程度で到着するところが1時間半かかることや、2時間待ってもバスが来ないことも。何より自宅前の道に雪が降り積もってしまうと、それをかきわけながらバス停まで向かわないといけません」

北海道では、積もった雪の中を歩くことを「雪をこぐ」と言うそうだが、まさに「こぐ」ようにして雪の中を移動する日も。早めに起きて家を出るなどの対策はするものの、バスが来なければ当然出勤できず、仕事を休むしかなかった。

「今の職場では、雪がひどいときは在宅勤務に切り替えられます。おかげでとても気が楽になりました。無事にバスが来たとしても、雪の中を通勤すると服が濡れてしまうので、着替えを持って出るか、濡れたまま勤務するしかありません。雪が降る季節はおしゃれとは無縁になりますね(笑)」

今後のことを考えてT.Nさんが現在取り組んでいるのは、基本情報技術者試験に備えた勉強。テキストを購入し、コツコツと独学で進めている。

「今、IT部門にいて、多少ITにも触れているので、せっかくならその証を残したくて、職場の方から取っておくといいとすすめてもらいました。また、今後も在宅勤務が可能な働き方をしたいので、その選択肢を広げる意味でも、ITに関する知識やスキルをつける意味もあります。人と話すのが好きなので、事務職をベースにしながら、社外の人ともコミュニケーションが取れるような仕事と出会えたらいいなと思っています」

キーケースは通勤時の必需品!


通勤には欠かせない交通系ICカードも入るキーケース。「3年くらい前に買ったもので、毎日使っているのでまさに愛用品です。交通系ICカードが入っていて、これがないとバスにも地下鉄にも乗れません!」最近はスマホアプリタイプの交通系ICカードを使う人も増えているが、T.Nさんはカード一択。その理由は?「札幌圏限定で乗車のたびにポイントがたまるICカードがあるんです。札幌圏内で地下鉄、バス、市電に乗る人はみんな愛用しているんじゃないでしょうか」

2025年12月時点の情報です

ライター:古川 はる香(ふるかわ はるか)

SPECIAL SITE
ABOUT

あなた「らしさ」を応援したいWorkstyle Makerリクルートスタッフィングが運営する
オンラインマガジンです。

ELAN
IF関数の新動画講座リリース中!

Excel、Word、PowerPoint、ビジネスマナーなど、すべての講座を24時間いつでも、好きな場所で受講できる無料のオンライン研修です。

JOB PICKUPお仕事ピックアップ

リクルートスタッフィングでは高時給・時短・紹介予定派遣などさまざまなスタイルの派遣求人をあつかっています