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第15話 エイリアスを設定してコマンドを短縮しよう【連載】マンガでわかるGit ~コマンド編~

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Webサービスやアプリ開発の現場では必須のバージョン管理システム「Git(ギット)」。Gitは、専用のソフトを使えばクリックで直感的に操作することもできますが、いざというときにコマンドが使えると便利です。

前回の第14話では、リモートリポジトリを追加・削除できる「git remote(リモート)」について学びました。

・リモートリポジトリを追加する(このとき呼び名を設定できる)

$ git remote add [リモートリポジトリの呼び名]  [リモートリポジトリのURL]

・リモートリポジトリを削除する

$ git remote rm [リモートリポジトリの呼び名]

・リモートリポジトリ一覧を表示する

$ git remote -v

今回の第15話では、Gitの設定を変更できる「git config(コンフィグ)」でエイリアスを設定して、コマンドを省略形で実行できる方法について学びます。このマンガを通して、わかばちゃんと一緒にGitの知識を身につけていきましょう!

【筆者】湊川 あいさん
【筆者】湊川 あいさん
フリーランスのWebデザイナー・漫画家・イラストレーター。マンガと図解で、技術をわかりやすく伝えることが好き。 著書『わかばちゃんと学ぶGit使い方入門』『わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス』『わかばちゃんと学ぶ Webサイト制作の基本』『運用ちゃんと学ぶ』が発売中のほか、マンガでわかるGit・マンガでわかるDocker・マンガでわかるRuby・マンガでわかるScrapbox・マンガでわかるLINE Clova開発・マンガでわかる衛星データ活用といった分野横断的なコンテンツを展開している。

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コマンドを短縮形で実行。効率アップ!

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Gitの設定は「.gitconfig」

Gitの設定は「.gitconfig」という名前のファイルに記述されています。「.gitconfig」の中身をのぞいてみましょう。

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このように「.gitconfig」には、以下の情報が書かれているのです。

・Gitでコミットしたときに記録されるユーザー名
・Eメールアドレス
・Git上で使うエディタ
第12話で設定した、grepの行番号表示指定

そして、今回追加するコマンドの短縮形、エイリアスの設定も「.gitconfig」に追記することになります。

「.gitconfig」を開いて編集しよう

1.それでは「.gitconfig」にエイリアスの設定を記述していきましょう

「.gitconfig」ファイルを開くには、次のコマンドを実行するか、

$ git config --global --edit

黒い画面でファイルを編集することが嫌な人は、次のコマンドを実行して、表示されたファイルをお好みのエディタで開いてください。

$ open ~/.gitconfig


2.ファイルが開けたら、次のように[alias]を最後の行に追加して保存しましょう。

[user]
          name = wakaba
          email = XXXXX@gmail.com
[core]
          editor = vim -c \"set fenc=utf-8\"
[grep]
          lineNumber = true
[alias]
          s = status

このように、短縮形 = 本来のコマンド のように書きます。

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ふむふむ。s と 打ったら status を実行するよう、省略するコマンドを定義してるわけだね。
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そのとおり!


3.「.gitconfig」を保存したら、さっそく $ git s と打ち込んでみましょう。

$ git status を実行したときと同じ動作をするはずです!

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わぁ、すごい! $ git status って使用頻度の高いコマンドだから、毎回 status と打つのが面倒だったけど、エイリアスを設定すれば「s」一文字で済むなんて!
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便利だろう? $ git status 以外の Git コマンドも省略したくなってきたんじゃないか?

他のコマンドも短縮してみる

では、他の使用頻度の高いコマンドも短縮形を設定してみます。たとえば、わかばちゃんは次のように設定しました。

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よく使うコマンドのエイリアスを、自分なりに設定してみたよ。参考にしてみてね!

■ .bash_profileに追加する内容

まずは「git」というコマンド自体を「g」と省略するために、 .bash_profile を編集します。.bash_profile とは、シェルにbashの状態でログインしたときに読み込まれる設定ファイルです。

$ vim ~/.bash_profile

.bash_profile が vim で開きます。aキーで編集モードにして、一番下に次のとおりエイリアスを追加します。

alias g='git'

書き込めたら、Escキーで編集モードを解除し、「ZZ」と打ち込むことでファイルを保存して終了できます。設定を反映するためにターミナルを再起動します。

■ .gitconfigに追加する内容

[alias]
      s = status
      b = branch
      c = checkout
      a = add
      aa = add -A
      cm = commit -m
      cp = cherry-pick
      l = log --graph


git
実は「git」自体も省略可能です。1文字で実行!

branch
ブランチ一覧を表示するときは $ g b 、ブランチを削除するときは $ g b -D [ブランチ名]

checkout
他のブランチに切り替えたいときに $ g c [ブランチ名]

add
ファイルをステージングするときに $ g a [ファイル名]

add -A
変更のあったファイルすべてをステージングするときに $ g aa

commit -m
これもよく使うコマンドですね。コミットするときに $ g cm “コミットメッセージ”

cherry-pick
第10話で学んだコマンドですね。$ g cp [コミットID]

log --graph
第1話で学んだコマンドですね。コミットログを視覚的に表示したいときに $ g l


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git status を「s」と省略する人もいれば「st」と省略する人もいるぞ。すべては好みだから、自分が使いやすいようにカスタマイズしてくれたまえ。

まとめ

今回は、エイリアスの設定について学びました。

・「.gitconfig」 ファイルを開いて編集する

$ git config --global --edit

・エイリアスを設定する

[alias]
s = status

Gitにはまだまだたくさんのコマンドがあります。
次回は、今回と同じコマンド「git config(コンフィグ)」を使って、使用するユーザー名やメールアドレスをプロジェクトごとに変更する方法を学びましょう。



▼登場キャラクター紹介
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