
Webサービスやアプリ開発の現場では必須のバージョン管理システム「Git(ギット)」。Gitは、専用のソフトを使えばクリックで直感的に操作することもできますが、いざというときにコマンドが使えると便利です。
前回の第13話では、どのコミットでバグが混入したかを調べられる「git blame(ブレーム)」について学びました。
・各行にコミットした人の名前と日時を表示する
今回の第14話では、リモートリポジトリを追加・削除できる「git remote(リモート)」の使い方を学びます。このマンガを通して、わかばちゃんと一緒にGitの知識を身につけていきましょう!

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リモートリポジトリを追加するには?



基本のコマンド
・リモートリポジトリを追加する
このときに、リモートリポジトリの呼び名を設定することができます。
・リモートリポジトリを削除する
実際にやってみよう
まずは漫画の中のわかばちゃんの状態と同じにします。
こちらのGitHubリポジトリをGitHub上でフォークしましょう。そのあとクローンして、ローカルにリポジトリをコピーします。
ローカルにクローンできましたか?それでは本流のリポジトリ(エルマスさんのリポジトリ)を「git remote コマンド」で追加しましょう。
これだけでリモートリポジトリの追加が完了しました!ちゃんと追加できたのか「-v オプション」で確認してみましょう。
・登録されているリモートリポジトリ一覧を表示
・リモートリポジトリを削除

まとめ
リモートリポジトリを追加・削除できる「git remote」について学びました。
・リモートリポジトリを追加する(このとき呼び名を設定できる)
・リモートリポジトリを削除する
・リモートリポジトリ一覧を表示する
Gitにはまだまだたくさんのコマンドがあります。
次回は、Gitの設定を変更できる「git config(コンフィグ)」でエイリアスを設定し、コマンドを省略形で打った場合でも実行できるよう練習してみましょう!とても効率が良くなります。
▼登場キャラクター紹介

▼わかばちゃんが登場する書籍
▼ これまでの「マンガでわかるGit」
第2話「ブランチの概念」
第3話「マージの仕組み」
第4話「コンフリクトの修正」
第5話「git revert」
第6話「git reset 3種類」
第7話「git reflog」
第8話「git switchとgit restore」
第9話「git diff」
第10話「git cherry-pick」
第11話「git stash」
第12話「git grep」
第13話「git blame」
第14話「git remote」
第15話「.gitconfig でコマンドを短縮」
第16話「.gitconfig と .git/config で複数のGitアカウントを使い分ける」
第17話「prune オプション」
第18話「git tag」
第19話「detached HEAD 状態って何?」