データベースをサクッと整備するならAccess
「Accessって事務のソフトでしょう?パソコンに入ってはいるけれど……」と、日々のちょっとしたデータ管理にはもっぱらExcelを使っている、という方は少なくないはず。
図表の作成や見栄えの良い資料を作るのに、Excelはとても優秀なソフトです。しかし何万行ものデータの処理をするには動作が重たくなってしまうことも。どんな仕事でもパソコンが固まってしまうと、イライラしてしまいますよね。
そんなときは、Access。Accessはデータを管理・集計するのに非常に向いているソフトです。一般的にAccessはWordやExcelと比べると習得に時間を要すると言われていますが、構造やAccessならではの機能を覚えてしまえば、ハードルはグッと下がります。さらにエンジニアの方であれば、VBAとSQLを組み合わせることで、より高度にAccessを使いこなすことも難しくないはず。
Accessは操作自体が難しいソフトではないため、非エンジニアの方でも運用しやすいデータベースを構築できるというのは社内でも喜ばれるポイントですよね。
今回は、いざというときのために役立つ、Accessの便利機能をご紹介します。Accessの基本から、Excelとの連携や、SQL+VBAでアプリケーションを作る方法まで。簡単なデータベースの構築にお困りの方や、大量のデータとExcelで格闘している方はぜひチェックしてくださいね。
こんな方におすすめ
□ データが大量でExcelが重くなりがち
□ 社内のデータベースをサクッと整備したい
□ SQLとVBAの組み合わせ方を知りたい
Pickup
注目ポイント
・そもそもなぜデータベースを使うのか?
・DBMSとSQLの関係
・SQLの基礎を確認
2:Accessの構造を理解し、VBA+SQLでデータベースアプリケーション
注目ポイント
・Accessで使う4つのオブジェクトとは?
・Accessは小規模プロジェクト向きのデータベース管理方法
・VBA+SQLのアプリケーション実装方法
3:知っておきたい、ExcelとAccessの連携のメリット
注目ポイント
・データ管理はAccessで、グラフ作成はExcelに読み込んで
・UIをExcelで作って、非Accessユーザにも優しく
・連携のためのサンプルコードあり
4:Accessを勉強すると耳にする、DAOとADOってなに?
注目ポイント
・データベースへ接続・操作する手段
・DAOとADOのおすすめの使い分け、SQLと組み合わせてテンプレ化
・コードテンプレートあり
注目ポイント
・VBA内でのSQLの扱いは「文字列」
・より複雑なSQLを組み込むには
番外編:Accessってナニ?という方へ
Accessは大量のデータを整理して、必要なときに取り出せるように管理するソフトです。もちろん、Excelでも同様のことができますが、大量のデータを扱う際はExcelが固まってしまうなどスムーズに作業できないことも。それはExcelとAccessの得意分野の違いによるものです。ExcelとAccessの違いについて基礎から知りたい方は、こちらの動画でやさしく解説していますので、ぜひご覧ください。
>>動画「らしく働くためのAccess入門」(らしさオンライン|リクルートスタッフィング)」

▲「動画「らしく働くためのAccess入門」より