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堀木 七海
INTERVIEW

作業療法士からジョブスタートアシスタントに転身。「聴く力」を活かし雇用創出へ

パートタイム ジョブスタートアシスタント 未経験入社 仕事のやりがい・成長 ワーキングマザー

堀木 七海

ジョブスタートアシスタント

「前職は、作業療法士として働いていました」。そう語るのは、2021年入社の堀木 七海です。現在はジョブスタートアシスタントとして、派遣スタッフの就業支援を担当。前職で培った「聴く力」を活かし、想いに寄り添いながら、職場見学に立ち会います。1児の母でもある彼女のヒストリー、今後の展望に迫ります。

CHAPTER 01
子育てを経て、復職を決意。働く人を支える仕事をしたい
子育てを経て、復職を決意。働く人を支える仕事をしたい

私は、前職「作業療法士」として働いていました。作業療法士とは、心身に障害を持つ方々に向けて、心と身体のリハビリをお手伝いするお仕事です。勤務先はデイケア施設。利用者様に料理やカラオケなどのプログラムを提供し、利用者様同士の交流を促したり社会ルールを学ぶといった、利用者様ごとの目的が達成されるよう、職場のスタッフたちと協力しながら働いていました。

デイケア施設では利用者の方に声をかけて、どんな話でも聴き、受けとめることを大切にしていました。やはり、些細な声がけやコミュニケーションが、互いの関係性を育むと実感していたからです。この経験のおかげで、相手の話を丁寧に「聴くこと」を大事するようになり、普段の仕事や子育ての場面でとても役立っています。

作業療法士はとてもやりがいのある仕事でしたが、夫の転勤をきっかけに1年ほどで退職、広島から東京に引っ越しました。そのタイミングで妊娠・出産。キャリアを一旦手放し、子育てに専念することにしました。

ただ、子どもが2歳を過ぎたころ「仕事をまた始めてみたい」という想いが芽生えたんです。デイケア施設や病院ではない、一般企業で働くのにも憧れていましたし、自分自身まだまだ成長したいという気持ちも少なからずありました。そんなとき、出会ったのがRSでした。タイミングよく保育園が見つかったこともあり、未経験でしたが入社を決意しました。

RSで就業支援のお仕事を選んだのは、もともと「人が働くこと」に興味があったからです。前職のデイケア施設では、復職を目指してリハビリに参加されている利用者の方が何人もいて、彼らをサポートする専門の部署もありました。私は直接関わりがなかったのですが、そばで見ていて「誰かが再び社会で働くことをサポートできる仕事って素敵だな」と感じていたんです。

CHAPTER 02
前職で身につけた「聴く力」が、今の仕事も活かされている
前職で身につけた「聴く力」が、今の仕事も活かされている

2022年12月現在はジョブスタートアシスタントとして、派遣スタッフの職場見学のサポートをしています。子育てと両立しながら週3日、実働5時間のお仕事です。

スタッフの方と関わる時間は短いですが、「どこまでも、あなたの味方ですよ」という想いをしっかり表現するようにしています。職場見学は、スタッフの方にとって企業と出会うはじめての場であり、不安と期待を抱きながらいらっしゃいます。だからこそ、緊張しているスタッフの方に寄り添い、少しでも「堀木が一緒で良かった」と感じてほしいなと思っています。

派遣スタッフ・派遣先企業がお互いの想いをうまく言葉で伝えられる職場見学にしてもらうために、とくに大事にしているのは、スタッフの方にたっぷりと話してもらうこと。また私が話しすぎるよりも、ご本人に話していただいた方が企業のご担当者様とも打ち解けられますし、派遣スタッフの方の緊張感を一気にほぐせるんです。

入社当初は、人材業界未経験での転職だったのでとても不安でしたが、実際には作業療法士の経験が活かせているポイントもたくさんあります。たとえば、相手の心の中に秘めた想い、やってみたいこと等を「聴く力」。

デイケア施設では、利用者の方に「何をしたいのか」「これからどうなっていきたいのか」をヒアリングする機会が頻繁にありました。利用者の自発性を引き出すために、会話しながら一緒にリハビリの目標設定や動機付けを行うためです。今の仕事でも聴く力は非常に活かされていて、派遣スタッフの真の想いを聞き出したり、寄り添ったりすることができていますね。言葉以外の感情を読み取ることができるのは、前職の経験あってこそかもしれません。

CHAPTER 03
思うようにアドバイスができない。もどかしさから、さらなる成長を目指す

これまでたくさんの派遣スタッフの方と関わってきましたが、ご自身のキャリアプランについて迷いや悩みを抱えている方も多いと感じています。普段、職場見学の前後には、必ず派遣スタッフの方と私の1対1で話す時間があるのですが、そこで「これからどんな分野に進めばいいかわからない」とか「この仕事って自分のキャリアにどう影響するんだろう」という迷いや不安を吐露していただくことがあるんですよね。

そうした悩みに応えるため、良いアドバイスができたらいいのですが、実際にはなかなか上手な提案ができないケースもあって……。悔しい想いをしたこともありました。でも、困ったときには、先輩が相談に乗ってくれますし、アドバイスもしてくれます。スタッフの方が「この仕事を通して、自分のキャリアを積んでいきたい」と就業に前向きになっていただける働きかけができるようになっていきたいですね。

私は社会人経験が1年と少なく、そのあとすぐに結婚・出産を経験しているので、キャリアという観点でアドバイスできることは少ないかもしれません。でも、だからこそ自分自身の強みである「聴く力」を最大限に活かして、目の前にいるスタッフの方の一番の味方でありたいと強く思っています。

派遣スタッフの方の中には新卒から正社員で働いていたけれど、結婚・出産で一旦退職して、派遣スタッフとして復帰するというコースをたどっている方も多くいらっしゃいます。子育てや家庭との両立など、さまざまな制約を超えて、ともにキャリアを考えて、チャレンジを応援していけるような仕事をしていきたいと思います。

CHAPTER 04
時短でもやりがいのある仕事と出会えた。キャリア支援をさらに深めたい
時短でもやりがいのある仕事と出会えた。キャリア支援をさらに深めたい

RSに入社してからは、初めて挑戦することの連続でした。初対面の派遣スタッフの方と短時間で打ち解けること、職場見学では自分が主体性を持ってその場を仕切ること。そんな経験は今までの人生にはなかったので、本当に毎日がチャレンジです。

2年目になった今、入社時と比べると少しずつできることが増えてきました。数多くの職場見学に同席してきた経験から、派遣先企業と派遣スタッフの方に対する適切な立ち回りも自然と身についたように思います。相手から「ありがとう」と言われる回数も増えて、自信もついてきました。

でもここから、さらにパワーアップしたいです。今考えているのは、キャリアコンサルタントの資格を取ること。キャリア支援に関する勉強をして、体系的な知見を持ち、派遣スタッフの方が「相談してよかった」と思えるようなアドバイスを伝えられるようになりたいです。ほかにも作業療法士の資格を活かして、障害者の就業支援サポートにもいつか関わってみたいと思っています。

働き方、仕事のキャリアについて考えることは、誰にとっても本当に難しいものですよね。私自身も夫の転勤で退職しているので、その難しさを経験したひとりです。でも今、RSと出会って、育児をしながらこの仕事にやりがいを持って働けている。フルタイムではなく時短勤務であっても、こんなにも生き生きと充実した仕事を任せてもらえることが、嬉しく思います。RSで働いている自分のように「時短勤務でもやりがいのある仕事が、この社会にもっと増えたらいいのに」と強く思っています。

だから、そういう選択肢があることを、育児と仕事のバランスがとれずに悩んでいる女性たちに伝えたいし、支えてあげたい。私はいつでもこれからも、働きたいと思う人たちの味方であり、その人たちの話を聴き受けとめ、応援できる人でありたいです。

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