大阪出身で話し好きの母に似たのでしょうか。私は幼少期から人と接することが好きで、同年代の友だちだけでなく、大人にも積極的に話しかけるような子どもだったようです。そんな家族に囲まれて成長するうち、大学生になって就職活動をする際にも“人と関わること”が自然と仕事選びの軸になっていました。
旅行の魅力に気づいたのは、学生時代のころ。軽い気持ちで初めてひとりで旅行に出かけたところ、これがとにかく楽しくて。以来、完全に旅に魅了され、1カ月に1回くらいのペースで旅行するようになりました。
就職活動では、“人と関わること”ができ、また長く続けていくために“好き”を仕事にしたいという思いから、旅行業界に的を絞り、ツアーの企画からマーケティング、販売、催行までを自社で一貫して行っている旅行会社に就職をしました。特に楽しかったのは添乗業務で、お客様から帰り際に「本当に楽しかった」「何か困ったことがあれば木下さんに聞くね」と言っていただけることがとても嬉しかったことを覚えています。
お客様の楽しい旅のひと時に関わり、様々なサポートを通して信頼関係を築いていく。改めて人と関わることのおもしろさを実感する毎日でした。