私は大学時代、「不登校」をテーマに研究を進め、卒業後はスクールカウンセラーを目指していました。その一環として、学校に行けない子どもの家庭教師をしたり、登校しても保健室でしか過ごせない子どもたちを支援するインターン活動もしていました。
そのときに感じたのが、「お母さんの自立って大事だな」ということ。母親が経済的にも精神的にも自立することで、子どもにも良い影響があると感じたのです。
しかし一方、誰もがそのように自立することは簡単ではありません。「配偶者の転勤のため定期的に仕事を辞めざるをない」「学歴によって就ける仕事が限られる」という様々な制約が見えてきました。誰もが自分の状況に応じて、自由に働き方を選べる社会にしたい。そんな思いで派遣事業に興味を持ち、リクルートスタッフィングへの入社を決意しました。
入社後は関西メディカル営業課に所属し、クライアントと派遣スタッフを繋ぐ営業担当に着任。2013年と2016年に2度の産育休取得を経て職場復帰し、忙しい毎日を送っていました。