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衣食住を整え、好きなことで稼ぐ。理想の生き方に近づいている日々

カーテンがなく明るい出窓には、季節の草花が飾られている。見晴らしのいい場所にワンルームの事務所を構える渡部紗矢香さん(27)は、10か月前に独立したフリーランスのデザイナー。企業、個人事業問わず大小様々なホームページや販促物などを手掛けている。そんな渡部さんも、デザインの専門学校を出てから、寝る間も惜しんで働いた時期があったという。今に至るまでどのような心境の変化があったのか伺った。

最初の会社でデザインとビジネスを学ぶ

大学卒業後にデザインの専門学校に通学し、その後デザイン会社に入ったという渡部さん。展示会のブースや空間を作るデザインの仕事だけでなく、ブランディングやPRのディレクションもするという広範囲な仕事内容。自分で受注した仕事をほかの担当者に割り振ることができず、自らがやりたいから、とハードワークに陥っていたそう。

「倒れはしなかったのですが、大事なこと以外は記憶が飛んでしまい、頭や体がついていっていないと感じました。新しい目標を持った方がいいと考えた時、理想的な仕事の仕方を想像したら『それに比べて今は衣食住がまったく叶っていない』と気が付いたんです」

当時は、仕事用のスーツに、3食ほとんどコンビニ弁当、自宅へは寝に帰るだけだった。それらが理想に近づくような暮らしをしたいと考えた時、フリーランスのデザイナーが視野に入ったのだという。

エステサロン系の会社でインハウスデザイナー

まずは仕事の環境を変えるために、エステサロンのオーナーを顧客に持つ会社のインハウスデザイナーに転職。化粧品のパッケージや、顧客向けの販促ツール、ホームページなどを制作。さらにディレクションなども担当した。

その後、フリーランスへの道を模索するために、専門的なスキルを活かせるZIP WORKで、派遣スタッフとして週3日働きながら、そのほかで自分の好きなデザインの仕事を請け負うことにした。

「最初は企業からの案件のみを受けていましたが、個人事業主向けのサービスも始めようと思い、広告も含めたSNSを活用し始めました。軌道に乗り始めたタイミングで、完全にフリーランスに移行。提案や見積などは、最初の会社で覚えたスキルが活きています。最近は、営業はしなくとも紹介づたいで案件が増えてきました」

これまでの経験を活かして、自分らしく

事業が軌道に乗り、昨年10月には事務所も構えた。3年前に睡眠もままならなかった当時、理想と考えていた生き方そのものではないだろうか。

「現状に満足はしていますが、個人事業主となると『3か月先は大丈夫なのか』という思いは常に隣りあわせです。プライベートな時間に仕事のことを考えるのは苦ではないのですが、マネープランを考えるのが少しだけ苦痛。最近はベースとなる収入を固めるため、サービスメニューを整えるなど工夫しています」

そしてなにより、顧客に寄り添ってニーズをかなえていきたいという渡部さん。

「お客様とは、仕事というよりも近隣の人と話しているような感覚でいるかもしれません。個人事業主さんの場合は、ビジネスにその方の人生が詰まっています。大切なものを作り上げるために依頼してくださるので、自然体で話すことが大事だと思っています」

そのために、さらにスキルを身に付けていきたいという。

「例えば、『お客様のイメージには合わないけれど多くの問い合わせがくる』というようなデザインを作りたいとは思いません。でも、『多くの問い合わせがくる』ための方法は、プロとして知っておかなくてはいけないと思う。その知識も今以上に身に付けた上で、ただ単に問い合わせがくるデザインより、お客様が心から満足してくださるものを提供するほうを選びたいと思っているんです」

身を削って働いていた過去の自分に「働き方に正解はないかもしれないけど、寝ないで働くのは間違っているんじゃない?と教えてあげたい」と振り返る渡部さん。理想の生き方に向かって、確実に前進している。

自分らしく生きる50代の女性にあこがれる

事務所にいるときにはできるだけ自炊、一息入れたいときには、自分でコーヒーを淹れる。

ケトルは雑貨店で購入。事務所の目の前にある老舗の珈琲豆店で買う「サン イルガチェフェ モカ」がお気に入り。店主の女性のおすすめなのだとか。

最近よく読んでいるのが、50歳くらいの輝く女性が書いた書籍や、女性らが掲載されている雑誌。「これまで『憧れの人は?』と聞かれてもあまり思いつかなかったのですが、ふと書店で目にした特集を見て、自分のスタイルをもって生きている50代の方たちがとても素敵で。その方たちを目指したいって思ったんです」

花も好きなので、生花を買ってよく生けている。光に透ける花弁が美しい写真集もお気に入り。

スケジュール帳はずっと紙のものを愛用。打ち合わせをしたときのメモも手書きだ。字を見てその時の気持ちなども思い返せるので、デジタルには変えられないのだという。

ライター:栃尾 江美(とちお えみ)
カメラマン:福永 仲秋(ふくなが なかあき)
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