
動画「らしく働くためにオンライン時代のライティングのコツを学ぼう」の公開時に、内容に関するご質問や講師に聞いてみたいことなどを募集しました。たくさんのご質問をいただき、ありがとうございます。今回はその中から3個をピックアップし、講師の高橋慈子さんに回答いただきました。動画やレポートとあわせて、ぜひご活用ください。
※新たなご質問は、現在承っておりません。

Q1. 仕事のやりとりのメールで、私は決まって「何卒、よろしくお願い申し上げます」という言葉で締めくくります。 時々、丁寧すぎるような気がして不安になることがあります。 この「何卒、よろしくお願い申し上げます」は多用しないほうがいいのでしょうか。
通常の業務ならば、「どうぞよろしくお願いいたします。」で失礼ではないでしょう。チャットツールでは、堅苦しい丁寧表現は違和感を与えてしまう場合もあります。他の人がごく普通にやり取りしている中で、いつも「承知いたしました」、「早急に対応させていただきます」といった書き方はちょっと堅苦しい感じです。「わかりました」、「〇〇時までに対応いたします」といった書き方でよいでしょう。
ただし、「承知しました」の代わりに、「了解!」と書くのは砕けすぎ。特に目上の人には、「了解しました」と失礼な表現だと考えられています。組織の文化、相手や状況に応じて、柔軟にほどよい丁寧さを見つけていきましょう。
Q2. 文章の添削をしてもらう際、近くに気軽に見てもらえる友人や同僚などがいないのですが、大学生の息子などでもよいのでしょうか。
1つは、職場で仕事ができるなと思う人に思い切って相談すること。文章力を向上して、仕事で貢献したいことを伝えるのです。気軽にはお願いできなくても、OKがもらえたら、得られるものも大きいことでしょう。
どのような点に気を付ければよいのか、実践的なアドバイスを受けることもできるかもしれません。積極的な姿勢は、評価につながるかもしれませんよ。忙しいなどと断られても気にせずに!別の人に声をかけてみましょう。
もう1つの方法は、オンラインでライティングの勉強仲間を見つけること。現在は趣味のSNSだけでなく、勉強会のようなオンラインコミュニティやオンラインサロンも多くなっています。外出自粛でテレワークが増えている今は、なおのこと。いくつか覗いてみて、自分に合いそうなら、コメントを書くなどして参加し、レビュー仲間を作ってはどうでしょう。
Q3. 私はヘルプデスクで働いています。チャットライティングのコツとマナーについてもご教授いただければ幸いです。
また、メールよりは話し言葉でも失礼な感じがせず、むしろ好感につながることがあります。馴れ馴れしくならないように気を付けて、相手の今の気持ちを想像して書くことをおすすめします。
共感を引き出すライティングの手法は、ネットでのサービスが増える中、注目されている分野です。ユーザーとして利用しているサービスのメッセージや説明を参考にして、文章力を磨いてくださいね。
動画:「らしく働くためにオンライン時代のライティングのコツを学ぼう」
https://www.r-staffing.co.jp/rasisa/entry/202007203595/
レポート:「オンライン時代のライティングのコツ。メールやチャットで意思疎通をスムーズに
https://www.r-staffing.co.jp/rasisa/entry/202008043835/