
耳の奥で気圧を感じているとは、驚きの事実でしたね。後編では、痛みと天気の関係を客観的に知る方法を解説いただきました。なんとなく天気の影響を受けているような…とハッキリわからない方にもおすすめです。そして、痛みの予防に繋がる「くるくる耳マッサージ」もご紹介。ぜひ石井てる美さんと一緒に実践してみてください。ゲストは前編に引き続き「ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣」の著者・佐藤 純さんです。
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視聴時間:約17分
収録を終えて。
昔から「雨が降ると古傷が痛む」なんて言葉がありましたが、どこか都市伝説のような、科学的裏付けの無い迷信のようなものだと思っていたのは私だけではないはず。でも、最近ではSNSが発達してトレンドに「#頭痛 #低気圧のせい」などと見かけるようになりました。それだけ、天気の変化に影響を受けて困っている人が大勢いるのは確かなことだし、気圧と体調の関係は存在するものとして佐藤先生のような専門家の方に言ってもらえると気持ちがラクになるという方は多いのではないでしょうか。私も、何かイヤなことがあったわけでもないし、疲れるようなことをしたわけでもないのに、気分が沈んだり体が重くなったりといった不調に襲われることがあります。今までちゃんと調べようとしてこなかったけれど、もしかしたら気圧の変化のせいなのかもしれない。佐藤先生が教えてくださったとおり、不調と天気の関係を客観的に知ることができたら、外は雨でも気分はかなり晴れそうです。(石井 てる美)

愛知医科大学客員教授。中部大学生命健康科学研究科教授。1958年福岡県生まれ。疼痛生理学・環境生理学を学んだのち、名古屋大学教授を経て、愛知医科大学病院で日本初の「気象病外来・天気痛外来」を開設。東京竹橋クリニックでも気象病・天気痛外来医として診療を手掛ける。天気痛研究・診療の第一人者として「ためしてガッテン」「あさイチ」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)など、メディア出演も多数。2020年には株式会社ウェザーニューズと共同開発した「天気痛予報」をリリースし、注目を集めている。日本慢性疼痛学会(認定専門医)、日本医師会(認定産業医)、日本疼痛学会(理事)、日本運動器疼痛学会(理事)、日本生気象学会(理事)、日本ペインクリニック学会(特任評議員)など関連学会の要職を兼任。主な著書に『ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法』(光文社新書)、『まんがでわかる天気痛の治し方』(イースト・プレス)、など。新刊は『1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』(アスコム)。

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