短大時代に1年の留学を経験し、現在も英語を生かした職種で働いている金子紗也佳さん(32)。卒業後、商社へ正社員として入社したが、その後転職して派遣スタッフとして働くことにした。正社員として働いているとき、派遣スタッフを「かっこいい」と思ったのだという。その理由や、今のライフスタイルを聞いた。

留学でわかった、英語はコミュニケーションツール

金子さんは、学生時代に交換留学生としてニュージーランドへ1年滞在。英語を学びに行ったものの「英語が一番重要なわけではない」と気づいたのだとか。

「英語はあくまでコミュニケーションツールであり、本質ではないんだと思いました。例えば、私は日本語がぺらぺらですが、日本人全員と仲良くなれるわけではない。言葉そのものよりも、伝えたい気持ちや相手を認める姿勢といった、人としての基本的な力が一番大事なんだとわかりました」

人間の本質は言語ではないと感じながら、英語力のスキルアップはずっと継続している。現在の就業先である会社は、外資系企業。業務には海外とのやりとりも多く、メールや電話などで英語を多用する。ビジネスで英語を使うだけでなく、プライベートの時間でオンライン英会話も続けている。

「仕事で使う英語は限られているので、それ以外の新しいフレーズも覚えたいんです。海外に友だちがいるので会いに行ったりもしますし、日本に来たときには不自由なく案内したいと思っています」

金子さんにとって、英語はコミュニケーションツール。人とわかり合うため、通じ合うために勉強し続けているのだ。

派遣で働く人たちがかっこよく見えた理由は?

今は派遣スタッフとして働いている金子さんだが、もともと、短大を卒業後は商社に正社員として入社し、貿易事務を担当していた。

「30名くらいの貿易チームだったのですが、リーダー的立場の人以外はほとんどが派遣スタッフの方でした。貿易事務の知識やスキル、英語力、ビジネスマナー、どれを取っても『プロフェッショナル!』という感じで、とてもかっこよく見えました」

派遣という働き方に興味を持ち、先輩スタッフに働き方や制度などをいろいろ聞いたりもした。同時期に、金子さん自身は長時間の残業を続けたためか体調を崩してしまい、退職することに。そこで、2社目は派遣スタッフとして働こうと考えた。

「次の就業先でも貿易事務を担当したので、業務をわかっているという安心感がありました。業務内容だけでなく、給与や勤務地などの条件も納得の上で働けます。スキルと業務内容がマッチしているので、とても快適でした」

現在は貿易事務でなく、商品開発部門のアシスタント業務を任されている。扱う商品は衣料品だ。

「アパレルは初めてだったのですが、社員の皆さんはとてもクリエイティブ。流行は次々と変わっていくので、ルーティンではない面白さがあります」

そう語る金子さんは、とても楽しそう。活気ある職場に、プライドを持って参画しているのだとわかる。

体調不良から始めたジム。運動嫌いのはずだったのに……

平日の会社帰りや休みの日にハマっているのは、ジム通い。もう4年ほども続いているのだとか。

「別の就業先では、仕事内容にストレスが多かったのか、ずいぶん太ってしまったんです。当時受けた健康診断で結果が悪かったのもあり、一念発起してジムに行き始めました。もともと運動は大の苦手だったのに、すごく楽しくて。1カ月に1~2kg減っていくという理想的なペースで体重も戻っていきました」

同時期に、一人暮らしから実家へ戻り、食生活も見直した。

「ストレスがある職場だと、体調を崩す人が多いように思います。今は『健康が第一』と考えていて、興味のある仕事であっても体調を崩すほど我慢するのは疑問です。私らしくあるために、『ここちいい』方向に行くことを大切にしています」

現在の就業先で残業はほぼなく、6時には仕事が終わるため、以降寝るまでの時間は自由にアレンジできる。週2~3回はジムに通い、休みの日には、ニューヨーク発祥のMeetupというサービスを通じて、イベントに参加することもあるという。

もちろん海外に行くのも好きで、語学留学のため、2週間の休みをとってタイへ行ったことも。上司に反対されると思いきや「すごくいいことだね!行っておいでよ」とむしろ歓迎されたのだとか。

「もともとはっきりとした目標を持つ方だが、今は進む方向を探し中」という金子さん。そのためにも、自由になる時間を有効に使って、インプットを増やしている。

ジム&紅茶でチャージ!

ジムに通うのが大好きな金子さんの愛用品はピンクのボトル。月額700円で、専用ボトルに水素水が飲み放題になる。以前は毎回ペットボトルで購入していたが、月に何度も行くため今の方が安上がりなのだとか。

柄の美しいカップは、職場で紅茶を飲むのに使っている。スリランカへ旅行したときに、食器ブランド「Noritake」の工場で買ったもの。金色の縁取りが気に入ったのだそう。

ハンドクリームは、自分でリクエストしたいただきもの。ローズの香りがするので、リラックスしたいときに使う。

消えるボールペンの「フリクション」は、今の勤務先の人たちが使っていたのを見て購入。黒とピンクで用途を替えて使い分けている。

ライター:栃尾 江美(とちお えみ)
カメラマン:刑部 友康(おさかべ ともやす)

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