ちゃんと考えなくてはいけない気がするのに、なんだか考えるのがおっくう。考え始めると不安が募ったり、苦しい気持ちになったり……。お金に関してそんなイメージを持っている人は多いかもしれない。でもそれがもし、ラクで楽しいことに変わったらどうだろう。そんな世界を目指すのが、オンライン家計簿サービスZaim。スマホアプリやPCで、とにかく簡単に家計を可視化してくれる。紹介してくれた株式会社Zaimの綿島琴美さんは、もともとZaimのヘビーユーザーだったという。

ヘビーユーザーのルーツは、お小遣い帳から

幼いころにお小遣いと一緒に手渡されたときから、お小遣い帳にハマったという綿島さん。当時は日記のように毎日つけていたが、予算管理など本格的にお金との向き合い方を考えるようになったのは社会人になってからだ。

結婚後は、夫婦の家計を管理するのに高額な家計簿ソフトを試してみたが、使った分のレシートの入力作業にストレスを感じていたという。そんなときに手軽に記録できるZaimを知り、すっかりヘビーユーザーになった。

「お金の管理をもっと体系的に学ぼうとファイナンシャルプランナーの資格も取得しました。ただ、『何歳で結婚して、何歳で出産して……』という『まず詳細な人生計画ありき』でお金と向き合う考え方に違和感がありました。これからは、より多様性のある社会に適した課題解決が必要だと思ったんです。また、お金の問題を毎日の暮らしから変えられて、かつより多くの方への影響力があるのは IT サービスだと思いました」

当時大阪からユーザーとしてインタビューに答えたり、オンラインでイベント運営の手伝いをしていたが、本格的にサービスに携わりたいとZaimへ入社することに。現在は執行役員として経営企画部門を中心に活躍している。

Zaimはユーザーをコントロールしないサービス

家計簿がつけられるアプリZaimはどのような思想で作られているのだろうか。

「ZaimはスマホだけでなくPCでも利用できる『オンライン家計簿サービス』です。サービス開始以来変わらないテーマは、『もっと、お金に、楽しさを』。従来の家計簿とは少し異なり、節約や貯蓄を主目的に据えていません。お金を使う『楽しさ』や、使うことにより『実現したいこと』を大事にして、生活スタイルを整えるツールでありたいと思っています」

節約や貯蓄ができたとき、例えばほめたり激励したりといった恣意的なメッセージは表示されない。あくまでも今の状況をクリアに見せて、受け取り方はユーザーにゆだねているのだ。

お金の使い方が見えるだけで生活が変わる

ユーザーの声を直接聞くと、「節約できた」や「お金がたまった」よりも、「生活が変わった」という意見がとても多いのだという。

「なんとなく出社前に毎朝カフェに行っていたけれど、計算してみるとかなりの額を使っているとわかり、無意識の習慣をやめた方がいます。会社でコーヒーを淹れて飲むようにしたら、静かなオフィスで有効に時間を使えるようになったのだそうです。また、銀行口座やクレジットカードとも連携するので、ジムの代金が毎月引き落とされるのを意識するようになり、もっと頻繁に通うようになった方も」

Zaimでは「出金がありました」と「入金がありました」が同じような温度感でお知らせがあることで、必ずしもお金を使ったことが罪悪感につながらない。銀行やクレジットカード以外にも、モバイルSuicaなどの電子マネーと連携でき、何に使ったかが明確にわかる。それによって、良い悪いではなく今の生活を見直す機会が生まれると綿島さんは言う。生活を変えれば、またすぐにアプリ内で可視化できるのも楽しみにつながる。

昨年の9月からリブランディングをスタートさせたZaim。

「これまでは家計簿としてサービスを追求してきました。これからはその領域をもっと超え、一人ひとりの価値観・ライフスタイルがクリアになるデータプラットフォームを作りたいと考えています。「わたし」が実現したい明日のために時間と心を使えるようになる。そうすることで前向きな社会に変わる、と考えています。」

株式会社Zaim

執行役員 CCO 綿島 琴美さん

大学卒業後、大手通販会社で商品提案や企画・開発に従事した後、経営企画部として全社課題プロジェクトを担当。2015年Zaimに入社。広報・PR等を担当した後現職。第一子出産のため、2016年11月から産休育休を取得し、2017年5月に復職。現在は時短勤務やリモートワークで16時からは育児に奔走の毎日。

ライター:栃尾 江美(とちお えみ)
カメラマン:上澤 友香(うえさわ ゆか)
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