HSS型HSP(かくれ繊細さん)のセルフチェックは、いくつ当てはまりましたか?後編では、職場で抱きやすいお悩みについて。例えば、人に作業を見られるのが苦手。ミスをするとパニックになってしまうが、必死に平気なふりをするなど。それらに対する、物理的アドバイスと心理的アドバイスを教えていただきました。ゲストは引き続き、『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』の著者・時田ひさ子さんです。前編はこちらから。

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再生時間:約14分30秒

収録を終えて。

「とかくに人の世は住みにくい」。夏目漱石の言葉を引用するまでもなく、世の中に歩調を合わせて周りと上手くやりつつ自分の気持ちも大切にすることは、なかなか難しい。そんな思いに駆られること、誰しもがあると思います。気持ちの問題なのか、体調が良くないのか、自分が特殊なのか。そんな悩みを抱えたときに、その生きづらさの正体を人間は知りたくなります。原因が分かれば解決策を知ることができると信じて。時田さんのもとに「自分がHSPかどうかを知りたい」という質問が多く届くことは、今以上の生きやすさを求める人が、それだけ多くいるということでしょうか。私も時田さんのお話をうかがいながら「自分もHSPやHSS型HSPのセルフチェックに当てはまれば、今より何か生きやすくなるヒントを見つけられるのかも…」とすがるような気持ちになりました。今回私はがっつりと当てはまりませんでしたが、チェック項目を見ていくうちに自分の身近な大切な人によく当てはまるかも、と気づきました。そういう意味で大切なことは、「自分が当てはまるか」だけではなくて、そもそもそういった特性が存在することを知り、人口的な割合が少ないHSPやかくれ繊細さんが自分の身近にもいるということを理解しておくこと。当事者に限らず広く多くの人がかくれ繊細さんに関する確かな情報に触れるきっかけになりますように。(石井 てる美)

ゲスト:時田ひさ子さん

HSS型HSP専門心理カウンセラー。HSP/HSS LABO代表。早稲田大学文学部心理学専修卒業。生きづらさ研究歴は高校時代より35年。生きづらさを解消するヒントを得るために早稲田大学文学部心理学専修に進学。卒業時の論文テーマは、人の興味の持ち方、失い方に、学習過程を掛け合わせた視点を観察し考察する研究。その後、思春期の子どもとの関係を改善するために、臨床心理学を大学院で学ぶ。アドラー心理学、認知行動療法、フォーカシング、退行催眠、民間の手法まで多数の心を取り扱う方法を習得するものの、自身の生きづらさの完全解明にはつながらなかった。その後、ネット検索中に、自分が繊細で凹みやすいと同時に好奇心旺盛なHSS型HSPであることに気づき、生きづらさの理由がHSS型HSPの特性に由来するとわかる。心理カウンセラーとして、HSS型HSPへのカウンセリングをのべ1万5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。かくれ繊細さんオンラインコミュニティ主催。著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版)、『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』(あさ出版)がある。

パーソナリティ:石井 てる美さん
2006年東京大学工学部卒業。08年同大学院修了後、外資系コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。09年夏に退職後、芸人養成所「ワタナベコメディスクール」入学。現在、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人として活動中。「ヒラリークリントンものまね」「言いづらいことを英語っぽく言う」などのネタでお笑い番組に出演。R-1ぐらんぷり2020準々決勝進出。FMFUJI”Bumpy”水曜日パーソナリティ。著書に「キャリアを手放す勇気 東大卒・マッキンゼー経由・お笑い芸人」(日経ビジネス人文庫)。

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