今回は「うまく文章が書けない。違和感があるのに、修正箇所がわからない」という声にお応えして、文章を見直すときのポイントをご紹介します。メール・チャット文の見直しに時間を掛け過ぎている方、ぜひ最後までご覧ください。

テーマ

文章を見直すときに
意識したいこと


その一文、「主語」と「述語」は対応していますか?

「主語」と「述語」を正しく対応させることは、文章を書くうえでの鉄則です。「何が(は)」の部分を主語、「どうする」「どんなだ」「何だ」の部分を述語といいます。

私の仕事は、スタッフが集めた情報を整理・分析して、データ化しています

▲例文1

「私の仕事は~データ化しています」という文章には、違和感があります。以下の例文2も同じです。一見正しそうに読めますが、主語と述語が対応していません。

この資料の納期は3日(月)の15時までにお届けください

▲例文2

このように、主語と述語が正しく対応されていない文章を「主語と述語がねじれた文章」といいます。これらの文章は、思いのほか、よく見かけます。

文章を見直すときは「主語」と「述語」をまずはチェック

主語と述語がねじれた文章は、「伝わらない文章」の典型です。相手の理解度がぐっと下がってしまいます。文章を見直すときには、正しく対応しているかどうかを必ず確認しましょう。

私の仕事は、スタッフが集めた情報を整理・分析して、データ化することです

▲例文1「データ化しています」→「データ化することです」に修正

この資料は3日(月)の15時までにお届けください

▲例文2「この資料の納期は」→「この資料は」に修正

なお、「主語と述語のねじれ」以外にも「主語と述語の離れすぎ」が誤読の原因になることもあります。いつまでも述語が登場しないと、言葉の関係性がはっきりせず、「わかりにくい文章」と思われてしまいます。長い文章を見直す場合は、主語と述語の距離を近づけられるかどうかも併せて確認しましょう。

仕事文のキホン3

「主語」と「述語」は対応している?と確認する習慣をつける


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▼仕事文のキホン1

▼仕事文のキホン2

監修:山口 拓朗さん
伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰。出版社で編集者・記者を務めたのちライター&インタビュアーとして独立。現在は執筆や講演、研修を通じて「論理的に伝わる文章の書き方」「売れる文章&コピーの作り方」「ファンを増やす!文章術」など実践的なノウハウを提供。著書は『チャット&メールの「ムダミス」がなくなるストレスフリー文章術』(KADOKAWA)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』(総合法令出版)など。中国、台湾、韓国など海外でも20冊以上が翻訳されている。
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