【2021年6月】マンスリーレポート

2021.06.15

【2021年6月】マンスリーレポート

2021年5月更新の有効求人倍率や派遣求人数、エリア別トレンドを、リクルートスタッフィング総合戦略推進部の杉山がお送りいたします。今後の人材活用や人材戦略にお役立てください。

【有効求人倍率】2021年4月

全国と主要都道府県における、2021年4月の有効求人倍率は以下のような結果でした。

4月の全国有効求人倍率は1.09(5月28日発表)


【出典】厚生労働省「一般職業紹介状況」

前月比較
有効求人数:1.4%  有効求職者:2.6%増

直近数ヶ月は微増・微減の横ばい傾向が続いています。
景気の先行指標となる新規求人数は前年比で15.2%増。
緊急事態宣言下の昨年4月から増加に転じました。なかでも教育・学習支援業43.6%増、製造業32.6%増、生活関連サービス業・娯楽業25.2%増と回復しました。

都道府県別有効求人倍率

福井県が13ヵ月連続で全国1位


【出典】独立行政法人労働政策研究・研修機構 「職業紹介-都道府県別有効求人倍率」

都道府県別有効求人倍率は、福井県が前月の1.62を超え、1.77と13ヵ月連続で全国1位になりました。
東京は前月と比較して0.03ポイント減となりました。

【事務職 派遣求人件数】2021年5月

2021年5月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。

5月 事務職の派遣求人件数は前年度の146% 前々年度の52%


【出典】リクナビ派遣の掲載データ

2021年5月における事務派遣求人件数は、前月の掲載件数12,425件に対し、11,676件とほぼ横ばい状況です。
昨年の緊急事態宣言中の求人件数と比較すると、大きく回復していますがコロナ禍前とは大きく差が開いたままとなっています。

【エリア別派遣トレンド情報】2021年5月

リクナビ派遣に掲載されている、オフィス職種の派遣求人件数と派遣スタッフの平均時給データをエリア別にお届けします。

東京23区

23区におけるオフィス職種での平均スタッフ時給は、高水準だった2021年4月時点以上となり、新型コロナウイルス流行以前までに回復しています。
掲載件数は2021年4月から横ばい状況です。例年は4月より下がる傾向がみられますが、回復基調と考えられます。

大阪府

大阪府におけるオフィス職種での平均スタッフ時給は、2020年4月同様、高水準へ回復しています。
掲載件数は徐々に回復に向かっていましたが、3月以降減少傾向となっています。

愛知県

愛知県におけるオフィス職種での平均スタッフ時給は、2021年5月時点で1,389円まで回復しています。
掲載件数は徐々に回復に向かっていましたが、2021年4月5月は横ばい状況です。

福岡県

福岡県におけるオフィス職種での平均スタッフ時給は、他エリアが上昇傾向であるのに対し、2021年4月以降下降傾向にあります。
掲載件数は徐々に回復に向かっていましたが、2021年4月から減少しています。

北海道・東北エリア

北海道・東北エリアにおけるオフィス職種での平均スタッフ時給は、過去最高水準を更新し続けています。
掲載件数は徐々に回復に向かっていましたが、3月以降は例年通りの減少傾向にあります。

データ定義:株式会社リクルート 毎月発表>「リクナビ派遣」>『派遣スタッフ募集時平均時給調査』データを基に弊社にて集計・グラフ化

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本レポートでは毎月求人に関するトレンドを発信していきます。
内容に関して、ご不明点や疑問点がございましたら、リクルートスタッフィングまでお問合せください。

杉山 瑞紀

株式会社リクルートスタッフィング
総合戦略推進部


2016年に株式会社リクルートスタッフィング入社。大手金融系会社を営業として担当後、総合戦略推進部に異動。時短・日短勤務、プロフェッショナル派遣やシニア派遣など多様な働き方の推進、総合的な営業企画を担当。

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