【2022年】7月マンスリーレポート

2022.07.14

【2022年】7月マンスリーレポート

全国の2022年5月の全国有効求人倍率は1.24倍、前月比で+0.01ポイントの微増でした。4月から5月にかけて有効求人数は245万人(前月比+ 1.9% )、有効求職者数は約197万人(前月比+ 1.1%)となっています。例年、4月から6月にかけては新卒や中途採用の社員が入社してくる時期のため、求人数が減る傾向にありますが、5月時点で今年は減少の動きは見られません。

派遣においても求人案件が増加している動きは同じです。6月にボーナスを受け取って退職する社員の一時的な補填のため派遣の募集が増えるのは例年の動きと変わりませんが、5月から6月にかけての伸び率は102.6%と昨年より増加しています。ただし、派遣の平均時給は、横ばい、もしくは低下の傾向にあります。

派遣を含む採用マーケットは、採用活動を再開する企業も増える一方、求職者が減少するトレンドは変わらず、労働マーケット情報に注視しながら採用計画を立て早めにアクションすることが必要となります。

【有効求人倍率】2022年5月

全国と主要都道府県における、2022年5月の有効求人倍率は以下のような結果でした。

7月1日発表 5月有効求人倍率は1.24倍

前月比較  
有効求人:1.9%増  有効求職者:1.1%増
7月1日発表 5月有効求人倍率は1.24倍

5月の全国有効求人倍率は、1.24倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。 
新規求人は前年同月比較で約11.7万件増(17.2%増)となっています。
前年を上回るのは14ヶ月連続となり、引き続き企業の採用活動が活発になっている一方で、求職者は2022年に入ってから緩やかに減少傾向が続いており、人材獲得の難易度が上がり続けています。

都道府県別有効求人倍率

都道府県別に有効求人倍率をみると、宮城県・広島県は横ばい、その他の地域は全国的に上昇傾向となりました。東京は1.44倍と9ヶ月連続で上昇しています。宿泊などのサービス業界の求人が伸びているようです。

【事務職 派遣求人件数】2022年6月

2022年6月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。

6月 事務職の派遣求人件数は前年度の292% 前々年度の421%

5月の掲載件数41,879件に対し、6月は42,975件と微増しております。
6月にボーナスを受け取って退職する社員の一時的な補填として、例年6月は派遣の募集案件が増える傾向があります。今年も例年の動きと変わりませんが、伸び率は102.6%と昨年より増加しています。

【エリア別派遣トレンド情報】2022年6月

エリア別に派遣トレンドを見てみると、東京23区のみ動きが異なりました。
例年どおり、6月の派遣求人件数は全体では増加したものの、東京23区は減少、平均時給も下落しています。その他のエリアについては、求人件数は上昇または横ばい、時給は横ばい傾向となっています。

東京23区

大阪府

愛知県

福岡県

北海道・東北エリア

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本レポートでは毎月求人に関するトレンドを発信していきます。
内容に関して、ご不明点や疑問点がございましたら、リクルートスタッフィングまでお問い合わせください。

杉山 瑞紀

株式会社リクルートスタッフィング
総合戦略推進部


2016年に株式会社リクルートスタッフィング入社。大手金融系会社を営業として担当後、総合戦略推進部に異動。時短・日短勤務、プロフェッショナル派遣やシニア派遣など多様な働き方の推進、総合的な営業企画を担当。

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