タイトル通り「役立つ読書」のススメ始まります
詳しくは第0回を参考にしてもらうとして、今回から本格的に（基本的には仕事に）役立つ書籍を紹介。巻末にはみなさんにとってちょっと嬉しいお知らせを添えてあります。第１回は大嶋祥誉さんの『すべての仕事は「問い」からはじまる』です。
仕事に悩んだら「問い」を立ててみよう。
冒頭から結論めいた話になってしまいますが、すべての仕事は問いから始まるといっても過言ではないと思っています。そう言われればそうかもしれないと、ピンと来た方も多いかもしれません。そう、日常業務の多くは「問い」と、それに対する「答え」から成り立っているからです。日々の業務の中で、どうしたら早く仕事ができるか、どんな手順で実施したら正確にミスがない作業ができるか、なぜあの人の接客は感じがいいのかなど、問いに溢れています。そして、その問いの多くは、意識的に問いを立てているというよりも、無意識に問いを立て、それを無意識に解答しているという、そんな感じかもしれません。
問いを「意識的に立てる」ことで成長できる。
日々の業務の中に溢れている問いですが、無意識ではなく意識して立てるようにすることによって、いままでよりも飛躍的に仕事の効率がアップします。意識しないでも問いが立っているといっても、裏を返せば、問いを立てずに仕事をしていることもある、とも捉えられます。俗に言う「流してしまっている」という感じでしょうか。今回紹介する書籍は『すべての仕事は「問い」からはじまる』というタイトルですが、副題に『たった１秒の「問題解決」思考』と添えられています。そう、１秒流さずに立ち止まって問いから仕事をはじめてみる。そうすることで、あらゆる仕事の質的な向上が図れるというのです。
問題は「良質な問い」のサンプルが少ないこと。
さて、いざ意識をして問いを立てようと思っても、その立て方がわからないことがあります。いままでに経験をしたことがある仕事なら、問いは容易に立てられますし、経験したことがなかったとしても似たような仕事に取り組んだことがあれば、類推しながら問いは立てられるはずです。しかし、まったくの未経験の業務だと、そもそも「なにがわからないのかがわからない」状況。そんな時にも本書は役に立ちます。巻末の付録にケース別の質問リストが用意されています。この書籍を手に取ったら、本文を読まずに（著者に叱られそうですが）巻末のリストを熟読。即、業務に役立てるという使い方もアリかもしれません。
ご紹介した書籍をプレゼントします。
さて、ここまで読んだみなさんは「その本、読んでみたい」と思われたかもしれません。今回は、大嶋祥誉さんの著書「マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか」も合わせて抽選で20名の方に、どちらかの書籍を1冊プレゼントしたいと思います。みなさんのご応募をお待ちしています。
応募受付は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
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著者の大嶋祥誉さんは、以下イベントに登壇いただいています。
らしさオンラインでは、今回ご紹介した著者、大嶋祥誉さんに「らしさオフライン」として数多くのイベントに登壇いただいています。興味を持たれて方がいらっしゃいましたら、以下のページもご覧いただくと、さらに「明日からの仕事に役立つ」かもしれません。あわせてお楽しみください。
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合同会社シゴトトセイカツ代表・クリエイティブディレクター。『らしさオンライン』『エンジニアスタイル』などをはじめとして、就職や転職、キャリア開発に関するウェブサービスのプロデュースやディレクションを手がける。著書に『就職のオキテ』『会社のオキテ』。 日本の採用事情や個人のキャリア、 スキルや組織コンディションの可視化などに関する寄稿記事や登壇も多い。
