【編集編】派遣依頼時に伝えるとよいポイント
全職種共通のヒアリング項目はこちらをご覧ください。
今回は【編集職】に関して、特に確認させていただきたいポイントをご紹介します。
編集といってもさまざま
編集の業務といっても、媒体(紙/Web)、制作チーム、編集に使用するツールなどによって、必要とされる経験・スキルが異なります。
そのため、可能な限りミスマッチが起こらないようにヒアリングさせていただくポイントとその背景をお伝えします。
営業に伝えるとよいポイントとその背景
編集職の派遣依頼時に、営業に伝えるとよいポイントは以下の5点です。
- 業務範囲
- 制作/編集する媒体
- 制作の流れやチーム構成
- 制作のスケジュール感
- 編集業務に使用するツール
業務範囲
編集職は、企画立案・進行管理・取材・入稿など、一連の業務のなかで、どの部分を担当するかによって、役割範囲が多岐にわたる職種です。
進行管理と文字チェックをおこなうケース、企画や記事テーマについてアイディア出しから担当するケース、また派遣スタッフ自ら取材や写真撮影をおこなったり、Webの場合はCMS入稿まで担当したりすることもあるかと思います。
担当する業務に関する具体的な情報があると、「この業務に関しては経験があるが、この業務に関してはサポートが必要」など、派遣スタッフ自身で自分にも遂行可能であるかイメージがしやすくなります。
制作/編集する媒体
紙かWebか、想定する読者ターゲットはだれか、自社媒体か委託制作をしている媒体か、新規で立ち上げるものか、すでに知名度があるものか、など派遣スタッフが担当することになる媒体についての情報は非常に重要です。
とくにWeb媒体での編集経験がない派遣スタッフのなかには「SEOの知識がない」「入稿作業が分からない」「進行スケジュールの感覚がイメージできない」などの不安を抱えている方が多いため、社内での研修やフォロー体制に関する情報があると安心感につながります。
制作の流れやチーム構成
制作を社内の人員で完結させるのか、社外のパートナーも含めて進めていくのか、といった制作の流れやチーム構成に関する情報は、編集業務において重要です。
「全体の構成については社内の編集者が決定し、ライティングは外部に委託する」「方向性のみ社内で決定し、制作は業者に依頼している」「SNSの投稿を見て一般ユーザーにコンタクトをとり、社内で編集する」など、制作に関わる人員が分かると、業務のなかで誰と頻繁に連絡や連携をとることになるのかイメージしやすくなります。
制作のスケジュール感
制作の流れとあわせて、どのようなスケジュール感で進めていくのかといった点も派遣スタッフが重視するポイントの1つです。
たとえば、「毎月1日に書籍発行があり、校了は前月〇日まで」「毎週記事更新をおこない、1記事に充てる制作期間は約1カ月」「クライアントの確認は2回。〇営業日で依頼する」など、全体的な進行スケジュールをイメージできると、スムーズな就業開始が期待できます。
編集業務に使用するツール
編集・校正業務の方法は、企業や部署によってさまざまかと思いますが、派遣スタッフの経験やスキルが影響するポイントです。とくに、紙ベースか、PCでの作業がメインとなるのかでは、異なる点が多くあります。Web媒体の編集経験が豊富な派遣スタッフのなかには紙面上での校正・編集を苦手としている方もいますし、逆にPC操作に慣れていない方もいます。
また、PCでの作業であっても、Wordを使用するのか、Googleドキュメントを使用するのかなど、編集業務で使用する具体的なツールや方法に関しては、派遣スタッフからの事前確認が多いポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は【編集職】に関して、リクルートスタッフィングが派遣先企業のご担当者にお聞きしたいヒアリングポイントをまとめさせていただきました。
細かな点まで情報を整理して伝えるには、手間がかかるかもしれませんが、派遣会社に上記のポイントを伝えていただくことでよりマッチした派遣スタッフをご紹介でき、安定的に就業できる可能性が高くなります。
ぜひ今後の派遣依頼時にお役立てください。