Wordに入力していると、赤い波線が出たり、勝手に段落番号が付いたり。「今は不要かな…」と思うことはありませんか?そんな“おせっかい機能”をオフにする方法をまとめてご紹介します。「また今度でいいや」と後回しにしていた方も、このタイミングで確認しておきませんか。

INDEX

・赤い波線や青い線を非表示にする方法

・自動箇条書き(段落番号)を停止する方法

・記号が罫線に自動変換されるのを停止する方法

・英文の先頭が大文字になる自動機能を停止する方法

・記号が表に自動変換されるのを停止する方法

Q.Wordの文字の下に表示される赤い波線や青い線(波線や二重線など)が気になって仕方がない!

A.「Wordのオプション」にある文章校正の例外設定で、指摘の波線を非表示にできます。

Wordの文字列の下に赤い波線や青い線が表示されることがあります。これはWordの文章校正機能が「間違いの可能性がある」と判断した場所への通知です。

しかし、この機能は逆に言えば、間違えていない場所でも表示されることがあります。そのため、文章を編集する際に邪魔になったり、人にWordの画面を見せる場面(画面共有など)でもノイズになってしまうこともあります。

この指摘が不要である場合は、「Wordのオプション」から「文章校正」を選択します。画面下部にある「この文書のみ、結果を表す波線を表示しない」および「この文書のみ、文章校正の結果を表示しない」をチェックします。

なお、これから新しく作るすべての文書にこの設定を適用したい場合は、「例外」のドロップダウンから「すべての新規文書」を選択してから各項目をチェックして「OK」をクリックします。

■赤い波線・青い線を非表示にする方法


▲Wordにおける赤い波線や青い線の表示は「文字列の間違いの可能性」「スペルの間違いの可能性」「漢字の送り仮名の間違いの可能性」を指摘したものである。なお、線があるからといって必ずしも「間違い」とは限らない。


▲設定は、「Wordのオプション」で行う。「ファイル」→「オプション」でもアクセスできるが、よく使う場合はショートカットキー「Alt」→「F」→「T」を覚えたほうが素早い。


▲画面上での文章校正の指摘を必要としない場合は、「Wordのオプション」から「文章校正」を選択して、「例外」で該当文書ファイル名を確認したうえで、「この文書のみ、結果を表す波線を表示しない」および「この文書のみ、文章校正の結果を表示しない」をチェックして「OK」をクリックする。


▲すべての新規文書で表示したくない場合は、「例外」のドロップダウンから「すべての新規文書」を選択したうえで、双方チェックする。

・・・

Q.勝手に段落番号が割り当てられて箇条書きになる!

A.「オートコレクト」の設定から「箇条書き(段落番号)」の自動変換を無効にします。

行頭に「1. 」や「(ア)」と入力して「Enter」を押すと、次の行に自動で「2. 」や「(イ)」が表示され、勝手に空白が入ります(インデントが設定される)。

この自動箇条書き機能を停止したい場合は、「Wordのオプション」から「文書校正」を選択し、「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックします。「入力オートフォーマット」タブを開き、「入力中に自動で書式設定する項目」にある「箇条書き(段落番号)」のチェックを外します。

■自動箇条書き(段落番号)を停止する方法


▲Wordが行頭を段落番号と判断した場合(「1. 」)、行末で「Enter」を押すと、勝手に「1.」のあとに余白が挿入され、また段落番号「2. 」も自動挿入される。環境によっては邪魔だ。


▲設定するためには「オートコレクトのオプション」にアクセスする必要がある。「Wordのオプション」から「文章校正」を選択して、「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックしてもよいが、Word画面から直接ショートカットキー「Alt」→「T」→「A」でもアクセスできる。


▲自動的な段落番号の付加を停止したい場合は、「オートコレクト」の「入力オートフォーマット」タブ、「箇条書き(段落番号)」のチェックを外す。なお、行頭文字に対してのオートフォーマットも必要としない場合は、「箇条書き(行頭文字)」のチェックも外す。

・・・

Q.マイナス(-)などを連続入力すると罫線になってしまう!

A.オートコレクトの「罫線」設定を解除し、記号が勝手に線に変換されるのを防ぎます。

Wordで「---」とマイナスを3つ以上入力して「Enter」を押すと、画面の端から端までの横線(罫線)に変換されます。同様に「=」なら二重線、「#」なら三重線に変わります。

便利なショートカットではありますが、単なる記号の羅列として入力したい場合は邪魔な機能です。

この機能を止めるには、「オートコレクト」の「入力オートフォーマット」タブにある「罫線」のチェックを外してください。

■記号が罫線に自動変換されるのを停止する方法


▲特定の記号を3つ連続入力して「Enter」を押すと、対応した罫線に自動変換されてしまう。


▲記号連続入力による罫線への変換を必要としない場合は、「オートコレクト」の「入力オートフォーマット」タブ、「罫線」のチェックを外す。
ショートカットキー:「Alt」→「T」→「A」

・・・

Q.英文の1文字目が勝手に大文字になる!

A.「オートコレクト」設定にある「文の先頭文字を大文字にする」のチェックを外します。

半角で英文を入力し始めると、先頭の1文字目が勝手に大文字へと変換されます。これは英語の文法ルールに基づいた自動修正ですが、すべて小文字にしたい場合などには、かえって入力の手間が増えてしまいます。

この挙動を抑えるには、「オートコレクト」の「オートコレクト」タブを開き、「文の先頭文字を大文字にする」のチェックを外します。あわせて表の中の先頭文字も大文字にしたくない場合は「表のセルの先頭文字を大文字にする」もオフにしておくと、表内での入力もスムーズになります。

■英文の先頭が大文字になる自動機能を停止する方法


▲半角英字を入力すると、自動的に1文字目が大文字になる。英語の基本ルールに従った機能だが、日本語環境では不要な場面も多い。


▲英文の先頭が大文字になる自動機能を停止したい場合は、「オートコレクト」の「オートコレクト」タブ、「文の先頭文字を大文字にする」のチェックを外す。また表セル内で先頭が大文字になるのが気になる場合は、「表のセルの先頭文字を大文字にする」のチェックも外せばよい。
ショートカットキー:「Alt」→「T」→「A」

・・・

Q.記号の羅列を入力すると勝手に表になってしまう!

A.「入力オートフォーマット」設定の「表」を無効にすることで、意図しない表作成を抑止します。

「+--+-----+」のように「+」と「-」を組み合わせて入力し「Enter」を押すと、自動的に「表」が作成されます。

この機能は、キーボードだけで素早く表を作りたいときには役立ちますが、文字列として入力したい場合は不便です。

設定をオフにするには、「オートコレクト」の「入力オートフォーマット」タブにある「表」のチェックを外します。

■記号が表に自動変換されるのを停止する方法


▲「+」と「-」を組み合わせて末尾を「+」にして「Enter」を押せば、入力に従った列数と列幅を持った「表」が作成できる。特性を知れば便利な機能だ。


▲文字列が表になる機能を停止したい場合は、「オートコレクト」の「入力オートフォーマット」タブ、「表」のチェックを外す。
ショートカットキー:「Alt」→「T」→「A」

いかがでしたでしょうか。Wordの「自動変換」は、使いこなせば強力な武器になりますが、意図しない挙動は作業のリズムを崩す原因になります。自分のスタイルに合わせてカスタマイズすることで、「意図しない自動的な変更」がなくなり、仕事をスムーズに進められるようになります。

なお、設定を変更する際は、必ず社内のセキュリティポリシーなどを確認し、必要に応じて設定を元に戻せるよう留意して行いましょう。

※本記事に記載されている情報は、執筆時点でのWord 2024/Microsoft 365の最新版での検証&記述のものです。

▼合わせて読みたい:画面録画の方法

▼Windows先生が登壇!イベントレポートをチェック【生成AI・Excelなど】

▼これまでの「おしえて!Windows先生」
WindowsのAI、仕事で使える?
長文のPDF資料、AIで要約できる?
仕事文がニガテ。AIは添削できる?
写真の背景だけ削除できる?
WindowsのAI、使いかたは?
写真に写りこんだ人・モノは消せる?
WindowsのAI、表は作れる?
スクショ画像、部分的に欲しい
AIを使って、伝わる文章に
右クリックメニュー、変わってしまった?
Excelのリボン、もっと見やすく!
Excel操作、画面録画できる?
Excelの勝手なリンク化やめたい!

コラム執筆:橋本 和則さん
Microsoft MVP(Windows and Devices)を20年連続受賞。Surface MVPでもある。ビジネスの現場に即したパソコンの解説を得意とし、Windowsの操作・カスタマイズ・ネットワークなどをわかりやすく個性的に解説した著書が多い。著書は80冊以上に及ぶ。『安心して働くためのパソコン仕事術』『Windows 11完全ガイド』(SBクリエイティブ)『毎日の面倒な作業がなくなる! Copilotビジネス活用術』『帰宅が早い人がやっている パソコン仕事 最強の習慣112』『先輩がやさしく教えるセキュリティの知識と実務』(翔泳社)など。
SPECIAL SITE
ABOUT

あなた「らしさ」を応援したいWorkstyle Makerリクルートスタッフィングが運営する
オンラインマガジンです。

ELAN
IF関数の新動画講座リリース中!

Excel、Word、PowerPoint、ビジネスマナーなど、すべての講座を24時間いつでも、好きな場所で受講できる無料のオンライン研修です。

JOB PICKUPお仕事ピックアップ

リクルートスタッフィングでは高時給・時短・紹介予定派遣などさまざまなスタイルの派遣求人をあつかっています