【実例:ハイスキル・即戦力人材が派遣を選ぶ理由】ケース①ほかの仕事との両立を望む個人事業主

2025.09.12

【実例:ハイスキル・即戦力人材が派遣を選ぶ理由】ケース①ほかの仕事との両立を望む個人事業主

「中途採用でも見つからないのに、即戦力となるようなハイスキル人材が派遣にいるの?」「ハイスキル人材は正規雇用を希望しているのでは?」と疑問に思われる方も多いでしょう。しかし、多様な働き方が促進されるなか、ハイスキル人材にこそ「派遣」という働き方が魅力的に映る理由もあるのです。ハイスキル・即戦力の派遣社員(ハイスキル派遣)を4つのケースに分けてご紹介します。

ハイスキル派遣ケース①ほかの仕事との両立を望む個人事業主

今回ご紹介するケースは、フリーランス・個人事業主として独立し、一定の仕事を抱えている方が、空いた時間を活用して仕事を追加したいと望み、派遣をいわば”セカンドジョブ”として選んだ例です。

リクルートワークス研究所の調査によれば、本業フリーランス人口は2022年307万人から2023年は320万人と増加しています。

参考:本業フリーランスの人口規模

フリーランスには、自らの裁量で自身の強みを活かした仕事ができるといったメリットがある反面、会社員と比べると、収入の不安定さや保険料の高さなどの懸念があります。

フリーランス協会が発行する「フリーランス白書2025」においても「フリーランスや副業をするといった新しい働き方を日本で選択しやすくするため必要なもの」として、健康保険組合がトップに挙げられています。

出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
「フリーランス白書 2025」

そのため、フリーランスとして活動する傍ら、収入や生活の安定のために派遣での仕事を並行して持つケースも多くみられます。

セカンドジョブとして、時短勤務や週3日などの日短勤務を希望するパターンもありますが、土日や隙間時間を業務委託の仕事に使い、派遣での平日フルタイム勤務を希望するケースも多いようです。

【事例】私が派遣を選んだ理由

01 「業務委託案件を探していたら派遣だった」

Aさん(Webディレクター)
大手広告代理店で9年ディレクターを務めたのち独立したAさん。すでにいくつか案件を抱えていましたが、実績を増やすためにさらに仕事を増やしたいと探していたところ、条件に合致する求人を発見。職場見学などを通して、フリーランスとの掛け持ちも問題はなさそうだと判断し就業開始。派遣先にて長く活躍されています。

「当初は、業務委託の案件を増やすことを想定しており、派遣という働き方に戸惑いもありました。ただ、業務委託では正しく報酬が支払われない、契約書が交わされないなどの発注者とのトラブルも経験していたため、派遣会社が間に入ってくれる点は想定以上のメリットでした。また、社会保険や有給休暇も、独立してからはなかったものなので嬉しいです。現在はフリーランスとしての仕事とバランスがとれていると感じています。」

02 「平日に働ける職を探していた」

Bさん(通訳・翻訳)
Bさんは大手企業と契約するフリーランスの通訳として活躍しています。しかし、契約先の企業から依頼される業務は土日が多く、依頼の頻度も不定期であったこともあり、収入を安定させるためにも残業なしで平日にできる仕事を追加したいと希望していました。正社員では、副業禁止の企業が多かったり専門職の雇用が少なかったり、なかなか希望する案件に出会えずにいたところ、派遣で同業界の翻訳の仕事を発見。既存業務との掛け持ちも可能だと感じ、就業開始しました。

まとめ

ハイスキル・即戦力人材に共通して見られるのは、自身のスキルを活かすことができ、さらに成長できる場を探していることです。そのため、企業への貢献意欲が高い点も共通してみられる特徴と言えるでしょう。今後も人材の流動化は避けられず、また専門性の高い業務の必要性はますます高まると予想されます。豊富な経験をもつ即戦力人材をお探しの際は、ぜひ派遣の活用もご検討ください。

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