【実例:ハイスキル・即戦力人材が派遣を選ぶ理由】ケース④派遣でキャリアアップを目指す専門職

「中途採用でも見つからないのに、即戦力となるようなハイスキル人材が派遣にいるの?」「ハイスキル人材は正規雇用を希望しているのでは?」と疑問に思われる方も多いでしょう。しかし、多様な働き方が促進されるなか、ハイスキル人材にこそ「派遣」という働き方が魅力的に映る理由もあるのです。ハイスキル・即戦力の派遣社員(ハイスキル派遣)を4つのケースに分けてご紹介します。
ハイスキル派遣ケース④派遣でキャリアアップを目指す専門職
今回ご紹介するケース④は、専門職としてのキャリアアップを検討した際に、現在の企業に勤めるより、年収も上がり、やりたいことにも挑戦できると派遣を選んだケースです。
厚生労働省が公表した「令和4年(2022年)派遣労働者実態調査」によると、「派遣労働者として働いている理由」として、13.8%の人が「専門的な技能等をいかせるから」と答えました。「ジョブ型雇用」がまだ広く浸透していない日本の企業において、「この分野を突き詰めたい」というキャリア志向の人にとっては、契約により業務が定まっている派遣が合っているケースも多いようです。
出典:「令和4年(2022年)派遣労働者実態調査」厚生労働省
【事例】私が派遣を選んだ理由
01 「大手企業での経験を派遣で積み、キャリアアップ」
Aさん(経理・データ分析)
中小企業の正社員として経理を担当していたAさんは、その会社での昇給やさらに広いキャリア形成に上限を感じていました。そのため、大手企業での経験を派遣で積むことに。
当初は派遣で働くのは3年ぐらいと考えていましたが、簡単なvbaでの自動集計シートを作ったことをきっかけとして、vbaを使ったデータ集計メインの別部署での就業を紹介され、派遣先企業の居心地がよかったことともあり、そのまま派遣就業を継続。新たな就業先ではPythonも覚えることになり、Pythonを使ったBIツールでのデータ解析業務も担当。現在の業務でさらに経験を積み、より高度な専門性をもった正社員へのキャリアチェンジを目指しています。

「当初の計画とは異なるキャリアになったものの、結果的に、派遣では毎年賃金があがることになり、自身のキャリアも磨くことができました。経験を活かし、よりハイレベルな業務ができること、連動して待遇もあがる点において、派遣という形態が自身には合っていたと思います。」
02 「より幅ひろいマーケティング業務を経験したかった」
Bさん(マーケティング)
広告代理店でWEBディレクターをしていたBさん。より幅広いマーケティング業務の経験をしたいと考え、広告主側の案件を探したところ、大手企業のデジタルマーケティング部での案件を派遣で発見し就業。当初は短期就業の予定でしたが、派遣先での評価が高く、派遣就業終了後は、派遣先に直接雇用され社員として就業することになりました。
まとめ
ハイスキル・即戦力人材に共通して見られるのは、自身のスキルを活かすことができ、さらに成長できる場を探していることです。そのため、企業への貢献意欲が高い点も共通してみられる特徴と言えるでしょう。今後も人材の流動化は避けられず、また専門性の高い業務の必要性はますます高まると予想されます。豊富な経験をもつ即戦力人材をお探しの際は、ぜひ派遣の活用もご検討ください。