【2022年】4月マンスリーレポート

2022.04.13

【2022年】4月マンスリーレポート

全国の2022年2月の有効求人倍率は1.21倍で、前月から+0.01ポイントと微増でした。有効求人数は1月から2月にかけて約0.4万件減少し、有効求職者数は約3万人の減少にとどまりました。

派遣マーケットにおいては、3月、事務職派遣求人件数(リクナビ派遣に掲載されている全国の事務職派遣求人件数)が大幅に増加しました。例年、年度末を迎える企業が多い3月は、求人数が多くなる傾向にあります。今年度は年始からの求人数増加の流れを受け、全国的にコロナ禍前の水準に回復してきています。

3月は新型コロナウイルス感染症対策の行動制限も解除され、益々企業活動が活発になり、今後の企業採用ニーズも増えてくることが予想されます。この傾向は派遣のみならず新卒採用や中途採用にも拡大しており、採用マーケットに適した採用計画が求められます。

そのため、自社が必要とする人材に出会えるようマーケットの動きに注視しながら、採用基準や待遇などを改めて見直し、必要に応じて条件変更することをお勧めいたします。

【有効求人倍率】2022年2月

全国と主要都道府県における、2022年2月の有効求人倍率は以下のような結果でした。

3月29日発表 2月有効求人倍率は1.21倍

前月比較
有効求人数:0.2%減(約0.4万件減)  有効求職者:1.4%減(約3万人減)

前月まで横ばい傾向が続いていた全国有効求人倍率は、2月は1.21倍となり1月から0.01ポイント上昇しています。

都道府県別有効求人倍率

都道府県別にみても有効求人倍率は全国的に上昇傾向となりました。北海道は横ばい、京都・福岡が微減、そのほかの都道府県では0.01~0.05増加しました。

【事務職 派遣求人件数】2022年3月

2022年3月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。

2月 事務職の派遣求人件数は前年度の161% 前々年度の137%

3月のリクナビ派遣掲載件数は35,052件と一気に増加しました。コロナ禍以前の前々年同月と(2019年)と比較しても137%と回復しています。

【エリア別派遣トレンド情報】2022年3月

リクナビ派遣に掲載されている、オフィス職種の派遣求人件数と派遣スタッフの平均時給データをエリア別にお届けします。

派遣求人数掲載件数は、全エリアにおいて前月より増加しました。平均時給は、福岡と北海道・東北は引き続き上昇、それ以外の地域の東京・大阪・愛知は少し落ち着きを見せています。

東京と愛知においては、掲載件数の伸びに対して平均時給が下がっています。これは、大手派遣会社各社が時給の高い案件だけでなく、低い案件も掲載を始めたためです。

東京23区

大阪府

愛知県

福岡県

北海道・東北エリア

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本レポートでは毎月求人に関するトレンドを発信していきます。
内容に関して、ご不明点や疑問点がございましたら、リクルートスタッフィングまでお問合せください。

杉山 瑞紀

株式会社リクルートスタッフィング
総合戦略推進部


2016年に株式会社リクルートスタッフィング入社。大手金融系会社を営業として担当後、総合戦略推進部に異動。時短・日短勤務、プロフェッショナル派遣やシニア派遣など多様な働き方の推進、総合的な営業企画を担当。

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