Windows 11に標準搭載されているAIの「Copilot(コパイロット)」。Copilotで作成した表をExcelやPowerPointで活用する方法が、以前よりもずっと簡単になりました。今回は、紙の表のデータ化から、Copilotで生成した表のExcelやPowerPointでの活用までの手順を解説します。

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INDEX

・Copilotの回答を表にする方法

・紙の表をCopilotでデータ化する方法

・Copilotの表をExcelに取り込む方法

・Excelの表を見やすく整える方法

・Copilotの表をPowerPointやWordで活用する方法

※AIを業務で使用する際は、就業先のルールを確認し、それに従ってください。個人情報や企業の機密情報などは入力しないよう注意が必要です。情報漏洩の原因となる可能性があります。

※本記事の内容は、2026年7月時点の情報に基づいています。

Q.Copilotの回答を「表」にすることはできますか?

A.Copilotの出力に対して、「表形式にしてください」と指示すればOKです。

Copilotはリサーチ能力が高く、膨大なデータから必要な項目を抽出して整理するのが得意です。

例えば、プロンプトに「日本の人口が多い都道府県トップ10を教えてください」と入力すれば、文字通り都道府県別人口トップ10を知ることができます。

なお、Copilotは確率モデルであるためランダム性があり、この場合の回答は「箇条書き」で出力されることもあれば、「表」で出力されることもあります。

出力内容が表ではない場合、続けてプロンプトに「表形式にしてください」と入力することで、出力を表にすることができます。

また、Copilotは表に対して追加指示もできるため、例えばプロンプトに「項目に面積を追加してください」と入力すれば、表内に「都道府県の面積」を追加することなどもできます。

■Copilotの回答を表にする方法


▲Copilotに「日本の人口が多い都道府県トップ10を教えてください」と入力。都道府県別人口ランキングがテキスト形式で回答される。


▲回答が表形式ではない場合は、続けてプロンプトに「表形式にしてください」と入力すればよい。表は情報が構造化され、視覚的に分かりやすいというメリットがある。


▲「項目に面積を追加してください」と追加指示。「面積」の項目が追加された表を作成できる。このように、Copilotは表に対して追加指示を行うことができ、必要であれば人口密度なども計算して算出することも可能だ。

・・・

Q.紙に印刷済みの表をCopilotでデータ化することはできますか?

A.撮影した表をCopilotにドロップすれば、データ化することが可能です。

別の記事で「表を撮影してSnipping Toolでデータ化する方法」を解説しましたが、Copilotであればより正確に表を読み取ってデータ化することが可能です。

紙に印刷された表をスマートフォンなどで撮影し、Copilotのチャット入力欄に対象の写真をドロップします。

プロンプトに「この画像の内容を表にしてください」と入力すれば、デジタルデータとして表が再構築されます。

なお、Copilotが表の内容を誤認識している可能性があるため、表が生成されたあとは必ず元の写真と照らし合わせて内容に間違いがないかチェックを行うようにします。

■紙の表をCopilotでデータ化する方法


▲チャット入力欄に表の写真をドロップし、「この画像の内容を表にしてください」と入力する。


▲画像解析が行われ、印刷物だった表をデータ化できる。

・・・

Q.Copilotで作った表をExcelに貼り付けたいです。

A.Copilotの表をコピーすることで、Excelデータにすることができます。

以前はやや難しかったCopilotで作成した表のExcelへの取り込みですが、現在はより簡単に行えるようになりました。

Copilotが生成した表のすぐ下には、「テーブルのコピー」が用意されています。これをクリックすることで、表の行列構造を保持したままクリップボードに保存されます。

あとはExcelを起動して貼り付け先のセルを選択し、「Ctrl」+「V」を入力するだけでスムーズにデータを移行できます。

この連携を活用することで、Copilotがウェブ上から収集してきた膨大な統計データを、手間をかけることなく自分の手元の分析資料として組み込むことができます。

例えば、最新の市場動向や競合調査の結果をCopilotに表形式でまとめさせ、それをExcelに持ち込むことで、自分なりの予測値を算入したりグラフ化して可視化したりといった、一歩進んだデータ活用が即座に可能になります。

手入力による打ち間違いや転記ミスのリスクを回避し、「データのチェック」や「見やすい資料へのブラッシュアップ」といった、より正確性が求められる実務作業に専念できる環境を整えることができるのです。

■Copilotの表をExcelに取り込む方法


▲表の直下に表示される「テーブルのコピー」をクリック。これで表の構造がクリップボードに一時保存される。


▲Excelを開き、ショートカットキー「Ctrl」+「V」でペーストする。Copilotで出力した表をExcelデータにすることができる。

・・・

Q.CopilotからExcelに移した表をきれいに整えるのが面倒です。

A.「テーブル」機能を活用します。一瞬でプロフェッショナルなデザインを適用できます。

Excelに貼り付けた直後のデータをデザインしたい場合は、表内の任意のセルを選択して、ショートカットキー「Ctrl」+「T」を入力します。

データが「テーブル」に変換され、1行おきに色が付くなど、読みやすいデザインが自動で適用されます。

また、テーブル化した表は、「テーブルデザイン」タブの「クイックスタイル」でデザインを変更することができるのが特徴で、色彩を簡単に変更できます。

なお、見出しに表示される「フィルター」が不要な場合は、ショートカットキー「Ctrl」+「Shift」+「L」を入力すれば、フィルターをオフにすることができます。

■Excelの表を見やすく整える方法


▲表内で「Ctrl」+「T」を入力し、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れて「OK」をクリック。


▲表がテーブル化され、またデザインも適用される。表が縞模様になり、行ごとのデータが見やすいのが特徴だ。


▲テーブル化した表は、「テーブルデザイン」タブの「クイックスタイル」で簡単にデザインを変更することが可能だ。


▲フィルター(見出し横の▽)が不要な場合は、ショートカットキー「Ctrl」+「Shift」+「L」で表示をオフにできる。もう一度「Ctrl」+「Shift」+「L」で再びフィルターを表示することも可能だ。

・・・

Q.Copilotで作成した表をPowerPointで活用したいのですが、どうすればよいですか?

A.Copilotで作成した表をPowerPointにコピーして利用することもできますが、一度Excelにしてデザインを整えてから貼り付けたほうが簡単で効率的です。

Copilotで作成した表をPowerPoint(プレゼンテーション)で活用したい場合、表を「テーブルのコピー」をクリックして、スライドに貼り付けてから整える手段もありますが、多くの場合、一度Excelにコピーしてテーブル化し、体裁を整えてからPowerPointのスライドに貼り付けたほうが簡単で効率的です。

なお、Excelで整えた表をPowerPointに貼り付ける際は、単にペースト(「Ctrl」+「V」)するのではなく、「ホーム」タブにある「貼り付け」の「∨」をクリックして、「元の書式を保持」をクリックして貼り付けます。

この手順であれば、Excelで設定したデザインを維持したままスライドに貼り付けることが可能なほか、PowerPoint上で表を任意に編集することもできます。

なお、Wordも同様で、一度Excelで整えてから貼り付けたほうが多くの場合は効率的です。

■Copilotの表をPowerPointやWordで活用する方法


▲まずはCopilotで生成した表をExcel(テーブル化)へ。Excelでデザインされた表を「Ctrl」+「C」でコピー。


▲PowerPointのスライド(またはWord)で「ホーム」タブの「貼り付け」にある「∨」をクリックしたのち、「元の書式を保持」を選択して貼り付ける。Wordでも同様の手順で利用できる。なお、この貼り付け手順が手間だと感じる場合は、ショートカットキー「Alt」→「H」→「V」→「K」だ。


▲Excelでのデザインを保ったまま表を貼り付けることができる。表は四隅を「Shift」+ドラッグで縦横比を保ったまま拡大縮小できるほか、この貼り付け方法であればセル内のデータを任意に編集することも可能だ。

いかがでしたでしょうか。 今回は、Copilotを活用してデータを素早く表形式にまとめる方法、印刷された紙資料の表をデータ化する方法、そしてCopilotの出力内容をExcelやPowerPoint、Wordで活用する方法を学びました。

これらのAIを活用した時短ワザを日々の実務に取り入れることで、手入力による転記ミスを防げるだけでなく、データ分析や資料のブラッシュアップといった、より正確性やクオリティが求められる実作業に専念できるようになりますので、ぜひ活用してみてください。

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コラム執筆:橋本 和則さん
Microsoft MVP(Windows and Devices)を20年連続受賞。Surface MVPでもある。ビジネスの現場に即したパソコンの解説を得意とし、Windowsの操作・カスタマイズ・ネットワークなどをわかりやすく個性的に解説した著書が多い。著書は80冊以上に及ぶ。『安心して働くためのパソコン仕事術』『Windows 11完全ガイド』(SBクリエイティブ)『毎日の面倒な作業がなくなる! Copilotビジネス活用術』『帰宅が早い人がやっている パソコン仕事 最強の習慣112』『先輩がやさしく教えるセキュリティの知識と実務』(翔泳社)など。
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