【2023年度上期版/秘書・セクレタリー編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ

2024.02.19

【2023年度上期版/秘書・セクレタリー編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ

秘書・セクレタリー職に関する、2023年度上期最新マーケットデータをお届けします。案件数、秘書・セクレタリー職を希望する派遣スタッフの割合、平均時給など、秘書・セクレタリーの派遣依頼をする際にぜひ参考にしてください。

【秘書・セクレタリー】案件数推移と2023年度上期の特徴

秘書・セクレタリー職における2021年度4月~2023年度9月までの案件数は以下のとおりです。

特徴
・毎年3月をピークに案件数が伸びる傾向がありますが、通年で募集が出ている職種です
・社員の代替、外国から数年単位でくる役職者の対応など、状況変化で増員がでるのが特徴です

2023年度上期の傾向
・2021年度にみられたコロナ禍後のイレギュラーな動きも落ち着き、2023年度下期は2022年度と同じような動きが予測されます

【秘書・セクレタリー】案件数割合と希望する派遣スタッフの割合

秘書・セクレタリー職の案件数は全体の2%、希望する派遣スタッフも全体の5%と、かなり少数です。そのため、知識や経験に拘り過ぎず人選を進めることが必要となります。

秘書の業務は案件によって多岐にわたるため、求められるスキルも細かく変わる点が特徴です。対応可能業務や得意/不得意業務を自身のなかで明確にしている派遣スタッフも多くいます。

そのため、語学力・資料作成・出張などの有無だけでなく、そのスキルが具体的に求められるシーンも明確にしておくとよいでしょう。たとえば、外国語による対話でのコミュニケーションが多いのか、メールでのやり取りが中心なのかによって、必要なスキルは対話力なのか読み書きスキルなのか異なります。

基本的には経験者の募集が多くなりますが、グループ付きの秘書であれば未経験でも対応可能な場合があります。

【秘書・セクレタリー】エリア別案件数割合

都道府県別の秘書・セクレタリー職の案件数は以下のとおりです。

東京23区では約80%の秘書・セクレタリー案件が出ており、次いで大阪府・愛媛県5%、神奈川県3%と続きます。埼玉県、福岡県、京都府、兵庫県などでも募集がみられますが、首都圏に集中する職種といえるでしょう。

秘書・セクレタリー職が首都圏に多いのは、秘書を必要とする役員などが本社に集中するためです。首都圏以外における秘書・セクレタリーは同じ人が循環する傾向があり、良好な関係性を構築していくことが大切です。

【秘書・セクレタリー都道府県別時給一覧

都道府県ごとの秘書・セクレタリー職の平均時給は以下のとおりです。

エリアごとの平均時給と比べて、秘書・セクレタリー職の時給はやや高い傾向があります。依頼業務にもよりますが、語学力が求められたり、資料を整えたり、必要な情報を集めたり、一般的に高いスキルと経験を求められるためです。さらに、語学スキル×調整力、OAスキル×コミュニケーション力など、要望されるスキルが複数にわたる点も秘書・セクレタリー職の時給が高くなる要因と言えます。

なお、派遣スタッフの時給は派遣会社と派遣スタッフとの合意に基づいて決まるため、あくまで他エリア・職種との比較として参照ください(「派遣料金」とは別になります)。

【秘書・セクレタリー】案件レベル目安

リクルートスタッフィングでは秘書・セクレタリーの案件レベルを4段階にわけています。依頼する業務だけではなく、判断を求められるレベルや、知識・経験などを複合的に判断します。そのため、案件依頼時に何の業務をどのように行ってもらうのか、社員からの指示はどこまであるのかなど、ヒアリングを行います。レベルがあがれば、該当スタッフが少なくなるため依頼段階で業務レベルの調整を行うこともあります。

レベル4:
【グループセクレタリー/秘書】
・スケジュール管理や出張手配、来客対応、文書管理、会議準備等(特定の個人にはつかず、複数名もしくは部署全体のサポート業務)
・都度指示を受けながら対応することがメインの業務

レベル3:
【グループセクレタリー】
・スケジュール管理や出張手配、来客対応、文書管理、会議準備等(特定の個人にはつかず、複数名もしくは部署全体のサポート業務)
・状況判断しながら、主体的に対応することが求められる業務

レベル2:
【個人付秘書業務】
・経営者等のスケジュール管理や出張手配、来客対応、文書管理、会議準備等

レベル1:
【個人付秘書業務】
・経営者のスケジュール管理や出張手配、来客対応、文書管理、会議準備等
(英語や他外国語、役員資料作成等高い専門性を求められる秘書)

【秘書・セクレタリー】派遣依頼するときのコツ

秘書・セクレタリーーの派遣を依頼する際は、以下の点を明確にして派遣会社に伝えておくとよいでしょう。

・担当する役職者
・業務範囲
・残業の発生頻度や程度
・必要なOAスキル
・必要な語学スキル
・出張の有無

派遣依頼時のポイントについての詳細はこちら記事を参考にしてください。

【秘書編】派遣依頼時に伝えるとよいポイント

まとめ

秘書・セクレタリー職に関する派遣の最新マーケットデータをお届けしました。変わらない傾向値もありますが、状況は常に変化しますので、派遣依頼の際はリクルートスタッフィングの担当者にぜひご相談ください。

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