【最新版/人事・総務編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ(2024年9月更新)

2024.09.26

【最新版/人事・総務編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ(2024年9月更新)

人事・総務職に関する、2023年度(2024年9月更新)最新マーケットデータをお届けします。案件数、希望する派遣スタッフの割合、平均時給など、人事・総務職の派遣依頼をする際にぜひ参考にしてください。

【人事・総務職】案件数推移と2023年度下期の特徴

人事・総務職における2021年度4月~2023年度3月までの案件数は以下のとおりです。

特徴
毎年3月をピークに案件数が伸びる傾向がありますが、通年で募集が出ている職種です。

2023年度下期の傾向
1月まで2022年度を若干下回る水準で推移していましたが、繁忙期の2~3月は2022年度を上回りました。

【人事・総務職】案件数割合と希望する派遣スタッフの割合

人事・総務職の案件数は全体の6%です。

依頼できる業務

人事・総務の仕事といっても多岐にわたり、大きく分けると以下3つに分類できます。

①総務事務
②人事事務
③採用・教育

派遣で依頼を受ける業務はそれぞれ以下の内容が多くあります。

①総務事務
・株主総会、社外イベント管理、慶弔管理、備品管理 
・経費精算、予算管理
・福利厚生管理(借り上げ社宅、提携先選定など)

②人事事務
・勤怠管理(労働時間上限、年間有休取得管理)
・労務業務(健康診断管理、労災手続き等)
・入退社手続き、契約管理
・福利厚生手続き
・組合、労組との手続き・調整

③採用・教育
・応募者への連絡
・採用媒体の管理
・面談や面接の調整、対応
・エージェントとの対応
・内定者への連絡
・入社手続き
・研修の管理

希望するスタッフの特徴

人事・総務を希望するスタッフには経験者が多く、とくに採用・教育・研修関連のサポーは希望者も多い傾向にあります。入退社手続きや福利厚生などの労務管理も、業務請負での経験者が一定数いることから経験者が見つかりやすい職務内容です。

一方、株主総会の準備やIR情報のまとめなどに関わる人事総務経験者は少なく、人選に時間を要する可能性があります。

採用アシスタントや総務事務は未経験も歓迎としている募集が多いため、若手を中心に応募が集まりやすいでしょう。

【人事・総務職】エリア別案件数割合

都道府県別の人事・総務職の案件数は以下のとおりです。

東京23区では約64%の人事・総務案件が出ており、次いで大阪府12%、神奈川県6%と続きます。愛知県、京都府、兵庫県、福岡県、埼玉県、千葉県などでも募集がみられますが、首都圏に集中する職種といえるでしょう。

人事・総務などの管理部門が本社のみに存在することが多いため、首都圏に集中する傾向があります。なお、総務の仕事は拠点ごとに配置されることもあります。

【人事・総務職】都道府県別時給一覧

都道府県ごとの人事・総務職の平均時給は以下のとおりです。

人事・総務職の平均時給は、IT職を含む全職種平均と比較して100~300円程度、また経理事務、社会保険事務などの専門的な事務業務よりも若干低い傾向があります。これは、採用アシスタント、総務事務など未経験からでも可能な案件があるためです。

なお、派遣スタッフの時給は派遣会社と派遣スタッフとの合意に基づいて決まるため、あくまで他エリア・職種との比較として参照ください(「派遣料金」とは別になります)。

【人事・総務職】案件レベル目安

リクルートスタッフィングでは人事・総務職の案件レベルを4段階にわけています。依頼する業務だけではなく、判断を求められるレベルや、知識・経験などを複合的に判断します。そのため、案件依頼時に何の業務をどのように行ってもらうのか、社員からの指示はどこまであるのかなど、ヒアリングを行います。レベルがあがれば、該当スタッフが少なくなるため依頼段階で業務レベルの調整を行うこともあります。

レベル4:
【人事業務に係る事務作業全般】
・人事業務のうち人材計画や労務管理を担当するセクションでの業務全般
【採用教育事務】
・採用・教育分野をおもに担当するセクションでの業務全般
(専門知識を要さない、アシスタントレベルの業務)

レベル3:
【人事業務に係る事務作業全般】
・人事業務のうち人材計画や労務管理を担当するセクションでの業務全般
【採用教育事務】
・採用・教育分野をおもに担当するセクションでの業務全般

レベル2:
【社保/給与】
・社会保険事務/給与計算に係る業務
【労務管理】
・労務管理/教育研修等の業務
【採用教育業務】
・採用教育分野の事務業務全般、個人で判断し自ら改善工夫を必要とされるポジション

レベル1:
【社保/給与】
・社会保険事務/給与計算に係る業務
【労務管理】
・労務管理/教育研修等の業務
【採用教育業務】
・採用教育分野の事務業務全般、個人で判断し自ら改善工夫を必要とされるポジション
(採用企画や、一人で労務管理を任せる等高度な専門性を必要とされる人事事務)

【人事・総務職】派遣依頼するときのコツ

人事・総務職の派遣を依頼する際は、以下の点を明確にして派遣会社に伝えておくとよいでしょう。

・秘書的役割の有無
・業務範囲
・経験有無、必要な経験業務(多岐にわたるため、必要とされる経験を絞るほうが望ましい)
・残業の発生頻度や程度
・必要なOAスキル

採用アシスタントに関しての派遣依頼時のポイントについての詳細はこちら記事を参考にしてください。

【採用アシスタント編】派遣依頼時に伝えるとよいポイント

まとめ

人事・総務職に関する派遣の最新マーケットデータをお届けしました。変わらない傾向値もありますが、状況は常に変化しますので、派遣依頼の際はリクルートスタッフィングの担当者にぜひご相談ください。

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