職場見学の場で確認できてよかったこと

2022.02.08

職場見学の場で確認できてよかったこと

「思っていた職場と違った」「聞いていなかった」というのは、派遣の就業開始時にできるだけ避けたい事態です。もちろん、事前に完全に齟齬なく伝えることは難しいですが、職場見学の際に伝える内容や方法を工夫することで、双方の大きなミスマッチを防ぐことができます。そこで今回は「こんな職場見学は分かりやすかった」「職場見学では、この点を確認しておきたい」という派遣スタッフの声をご紹介します。

業務で使用する作業ファイル・ツールを見せてくれた

職場見学では派遣先企業から業務の説明をしていただきますが、その際に派遣スタッフが業務で使用することになる作業ファイルやツールを見せながらお話いただくことで、業務理解度が高まります。


一緒にExcelを見ながら使用することになる関数を説明してもらったので、作業難易度が理解できました。


企業によって使用している会計ソフトが異なるため、初めて使用するものであれば事前に触ってみて対応可能かどうかを判断したいです。

数字で業務量を教えてくれた

数字で業務量を知ることで工数が想定できるため、できる限り業務量は数字でお伝えください。たとえば、経理職であれば、派遣スタッフの決済金額や月間の処理伝票数、営業サポート職であればサポート人数や担当する取引先企業数、OA事務職であればデータ処理件数を明確にしていただくとよいでしょう。


データ処理件数が100件なのか10000件なのかにより同じPivotでも組み方が変わってくるので、事前に確認できると嬉しいです。


営業アシスタントとして、ひとりの営業を担当するのか、チームや部署ごとに担当するのか知っておきたいです。

オフィスだけでなく、お手洗いや休憩所も案内してくれた

派遣先企業での職場見学の際、実際に作業をすることになるオフィスをみせていただくケースは多いですが、その他にもお手洗いや休憩所の場所を確認しておきたいという声は多く聞かれます。派遣スタッフが使用することになる場所を見せていただくことで、業務だけでなく、その環境で働く1日をイメージしやすくなります


ランチはデスクではない場所でとりたいので、リフレッシュルームを見せてもらったことで安心しました。


自分は利用の予定がないですが、プレイヤ―ルーム(祈祷室)や託児所を見せていただいたことで、多様性を大切にしている会社だと感じました。


オフィスを案内してもらう際に、さりげなく服装のチェックをしています。カジュアルでよいなどと聞いていても、初日から浮かないために確認しておきたいです。

実際に一番コミュニケーションをとることになる社員が同席してくれた

「どんな業務をするか」と同時に、「どんな人と働くことになるのか。うまくやっていけそうか」という点を派遣スタッフはとても気にしています。職場見学の場に、派遣管理者だけでなく、実際に一緒に業務をすることになる従業員も参加いただくことで、その不安が軽減されます。


職場見学で日常的にコミュニケーションをとることになる社員と話をしていたので、初日からスムーズに業務を開始できました。


オフィスを案内してくれた際に、一緒に働くことになるチームを紹介してくれたことがとても嬉しかったです。

業務の話だけでなく社風やビジョンを話してくれた

職場見学では、業務の話に終始してしまいがちですが、働くうえで大切にしていることを共有することで、就業開始後のミスマッチを防ぐことにつながります。


業務説明の前に、会社の理念やビジョンを説明してくれました。そのあとに業務の話を聞くとやりがいなども感じられます。


企業のビジョンだけでなく担当者の思いも話してくれましたが、共感できる部分が多かったので一緒に働きたいと思いました。

まとめ

職場見学は派遣スタッフの希望のもと、就業先として適当であるかを自ら確認する場です。一度の職場見学ですべてを確認することは難しいですが、派遣スタッフが「ここで働く1日」を環境や人とともにイメージできると、就業後のミスマッチの軽減につながります。派遣の職場見学は、面接とは異なるため、「聞いてはいけないこと」を気にするあまり、最低限の確認になってしまいがちですが、派遣スタッフが確認しておきたい事項に関しては可能な限り具体的な情報をお伝えください。

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