【2022年】3月マンスリーレポート

全国の2022年1月の有効求人倍率は1.20倍と、前月と比較し0.04ポイントの微増でした。12月から1月にかけて有効求人数は約8万件増加しましたが、有効求職者数は約1万人増にとどまっています。
派遣マーケットにおいても、2月は事務職派遣求人件数(リクナビ派遣に掲載されている全国の事務職派遣求人件数)が大幅に増加しました。オミクロン株による新型コロナウイルス感染症再拡大の影響を受けてか、12月~1月にかけて足踏みしていましたが、これまで採用を控えていた各企業が期末・新年度に向けて人材確保の動きを強めた結果だと捉えています。
コロナ禍のため2020年度末、2021年度末は盛り上がりにかけていた人材業界も今年度末は例年並みに戻り、繁忙期を迎えることになりそうです。 売り手市場に戻りつつある今、求人募集を予定している企業様におかれましては、良い人材に出会えるようマーケットの動きに着目しながら、採用基準や待遇など、慎重に判断することをおすすめします。
目次
【有効求人倍率】2022年1月
全国と主要都道府県における、2022年1月の有効求人倍率は以下のような結果でした。
3月4日発表 1月有効求人倍率は1.2倍
前月比較
有効求人数:3.4%増(約8万件増) 有効求職者:1.0%増(約1万人増)
前月まで横ばい傾向が続いていた全国有効求人倍率ですが、1月は1.20倍と0.04ポイント上昇しています。有効求人数が7.8万件増の一方、有効求職者数が横ばいのため、有効求人倍率が上昇する結果となりました。また、新規求人数は、前年比で約12万件増(14.6%増)となっています。
都道府県別有効求人倍率
都道府県別にみても有効求人倍率は全国的に上昇傾向となりました。神奈川県のみ0.01の減少、他は0.01~0.04の増加となっています。
【事務職 派遣求人件数】2022年2月
2022年2月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。
2月 事務職の派遣求人件数は前年度の161% 前々年度の115%
2月派遣求人件数は30,228件と1月の掲載件数21,949件に対し大幅に増加、前年度比161%、コロナ禍以前の2019年と比較しても115%と一気に回復しております。
【エリア別派遣トレンド情報】2022年2月
リクナビ派遣に掲載されている、オフィス職種の派遣求人件数と派遣スタッフの平均時給データをエリア別にお届けします。
派遣求人数掲載件数は、全エリアが前月より増加しました。平均時給は、北海道・東北以外は全エリアで上昇、東京・大阪・福岡はここ3年間で最高水準の時給となっています。全国的にコロナ禍前と比較しても高い時給水準が続いています。
東京23区
大阪府
愛知県
福岡県
北海道・東北エリア
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本レポートでは毎月求人に関するトレンドを発信していきます。
内容に関して、ご不明点や疑問点がございましたら、リクルートスタッフィングまでお問合せください。

杉山 瑞紀
株式会社リクルートスタッフィング
総合戦略推進部
2016年に株式会社リクルートスタッフィング入社。大手金融系会社を営業として担当後、総合戦略推進部に異動。時短・日短勤務、プロフェッショナル派遣やシニア派遣など多様な働き方の推進、総合的な営業企画を担当。