【2022年】5月マンスリーレポート

2022.05.20

【2022年】5月マンスリーレポート

2022年3月の全国有効求人倍率は、1.22倍と前月比+0.01ポイントの微増でした。2月から3月にかけて有効求人数は239万人(前月比+0.4%)となり、有効求職者数は約195万人(前月比ー0.6%)にとどまりました。

派遣マーケットにおいても、事務職派遣求人件数(リクナビ派遣に掲載されている全国の事務職派遣求人件数)は3月の一時的な増員が落ち着き、4月は大きく減少しました。ただし、平均時給は全国的に上昇しています。

4月は新しい事業年度を迎え、入退社や異動も多く、人が活発に動く時期でもあります。派遣をはじめ、採用マーケットはアフターコロナを見据えた落ち着いた動きになりつつありますが、企業求人が回復し求職者が減少する動きは変わらず、労働マーケット情報に注視しながら採用計画を立て早めにアクションすることが必要となります。

2022年度は保険料率や社会保険加入基準の変更が予定されています。自社で必要な体制や必要人数を改めて見直し、必要に応じて柔軟な人材活用することをお勧めいたします。

【有効求人倍率】2022年3月

全国と主要都道府県における、2022年3月の有効求人倍率は以下のような結果でした。

4月26日発表 3月有効求人倍率は1.22倍

前月比較  
有効求人:0.2%増  有効求職者:0.6%減
3月の全国有効求人倍率は、横ばい傾向が続き1.22倍、0.01ポイント上昇しています。新規求人は前年同月比較で約6.2万件増(7.5%増)、前年を上回るのは12ヶ月連続となりました。

都道府県別有効求人倍率

有効求人倍率は全国的に上昇傾向となりました。大阪府は横ばい、福井と広島・福岡が一0.01~0.02の減少となっています。

【事務職 派遣求人件数】2022年4月

2022年4月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。
※今月よりデータのとり方を変更しているため、先月までのマンスリーレポートの数字と異なる部分があります。

4月 事務職の派遣求人件数は前年度の221% 前々年度の169%

3月の掲載件数42,353件に対し、4月は36,565件と減少しています。

【エリア別派遣トレンド情報】2022年4月

派遣求人件数は、年度末繁忙も落ち着き、全地域で前月比と比較し大きく減少しました。一方、平均時給は引き続き上昇傾向がみられ、全地域で2019年4月以降最も高い平均時給となっています。3月の年度末は求人数が増加した関係で、時給が低めの募集が多く掲載され平均時給は一時的に低下しましたが、4月以降は本来の水準に戻ったとみられます。

東京23区

大阪府

愛知県

福岡県

北海道・東北エリア

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本レポートでは毎月求人に関するトレンドを発信していきます。
内容に関して、ご不明点や疑問点がございましたら、リクルートスタッフィングまでお問い合わせください。

杉山 瑞紀

株式会社リクルートスタッフィング
総合戦略推進部


2016年に株式会社リクルートスタッフィング入社。大手金融系会社を営業として担当後、総合戦略推進部に異動。時短・日短勤務、プロフェッショナル派遣やシニア派遣など多様な働き方の推進、総合的な営業企画を担当。

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