【2023年】8月マンスリーレポート
6月の有効求人倍率は1.30倍で2ヶ月連続で前月を下回りました。物価高騰により生活を維持するため求職活動をする人が増え、求職者数が求人数の増加幅を大きく上回ったことが原因とみられています。また、原材料価格の高騰を受け、引き続き製造業や建設業では求人が減少しています。
派遣マーケットにおいては、6月の三大都市圏の平均時給が、前年同月より37円増加しました。とくに、製造・物流・清掃系とIT・技術系で高い増加率がみられ、クリエイティブ系(デザイナー、Web関連、編集など)の募集時平均時給は過去最高額を更新しています。2024年問題を目前にドライバーの人材不足解消の一手として、物流企業では週1~2日など短日数勤務を可能とする求人も出てきているようです。(※)。
※参考| 2023年6月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査【三大都市圏(関東・東海・関西)】
目次
【有効求人倍率】2023年6月
全国と主要都道府県における、2023年6月の有効求人倍率は以下のような結果でした。
8月1日発表 6月有効求人倍率は1.30倍
6月の有効求人倍率は1.30倍で前月を0.01ポイント下回りました。
前月比較
有効求人数:微減
有効求職者:0.6%増(約1.1万増)
都道府県別有効求人倍率
都道府県別の有効求人倍率は以下です。
<前月比>
減少…宮城県、茨城県、千葉県、神奈川県、福井県、福岡県、京都府、大阪府
横ばい…北海道
上昇…東京都、愛知県、広島県
【事務職 派遣求人件数】2023年7月
2023年6月時点でリクナビ派遣に掲載されている事務職の派遣求人件数をお知らせいたします。
7月 事務職の派遣掲載(求人)件数は前年度の84%
6月掲載件数36,017件に対し、7月は34,765件と減少しています。
前月比 97%
前年比 84%
7月の派遣求人数は例年どおり6月と比較すると落ち着いています。
4月以降は動きが緩やかでコロナ後のニーズがひと段落しつつあるようですが、今後は景気動向などによる変動も予測されます。
【エリア別派遣トレンド情報】2023年7月
リクナビ派遣に掲載されている、オフィス職種の派遣求人件数と派遣スタッフの平均時給データをエリア別にお届けします。
派遣求人件数は、大阪府のみ増加していますが、全国的に減少傾向です。
一方、平均時給は愛知県のみ減少し、そのほかすべての地域で上昇しています。
東京23区
大阪府
愛知県
福岡県
北海道・東北エリア
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