ちょっと役立つ読書のススメ第８回 ビジネス社会で頻出する言葉を理解しておく大切な意味とは？

難しいカタカナがたくさん登場するビジネス社会ですよね

最近社会人になって働き始めたという人はあまり感じないかもしれませんが、仕事の現場ではここ最近、今まで以上に難しいカタカナが飛び交う時代になってしまいました。新しい考え方や仕組みなどが仕事の中に導入されるたびに、耳慣れない言葉がたくさん使われるようになり「また覚えないといけないことが増えたか」と、ちょっとブルーな気分になるものです。さらに、ITがビジネス社会に浸透すればするほど略語なども増え、大混乱状態になっているという人も少なくないと思います。

さて、ここでクイズ。ブロックチェーン、ベストエフォート、クリエイティブ・コモンズ、スループット。耳にしたことがある言葉だという人も多いかもしれませんが、正しい意味をわかりやすく説明できますか？　また、SEM、SES、RFP、OGP。これらはなんの言葉の略語なのか、スラスラといえますか？　今回ご紹介する増井敏克さんの『IT用語図鑑ビジネスで使える厳選キーワード256』では、これらの言葉を、わかりやすいイラストを添えてしっかりと解説してくれる一冊です。

新しい言葉を理解することがとても大切である、その理由とは？

「そうはいっても、カタカナ語を使うのは好きじゃない」とか「新しい言葉を覚えるのは面倒です」という声が聞こえてきそうです。ですが、これからの時代は新しい言葉は積極的に覚える努力をしたほうが得策。その理由はとてもシンプルで、新しい言葉は、新しい仕組みやサービスを表しているから。言葉を理解するためには、その仕組みやサービスを簡単にでも知る必要があります。書いてしまうと当たり前なのですが、そのプロセスの中でこれからのビジネスに必要な新しい考え方を吸収することで、今までの仕事にプラスになる知識も、当然身につくのです。

もう一つのメリットはコミュニケーションの効率化です。例えば、仕事の中で、誰かに何かを説明するのは手間がかかるという経験をした方は多いと思います。新しい言葉もそれと同様で、知っている人にしてみたら、知らない人に一から説明することは手間がかかりますし、なにより効率が悪いと思ってしまうのです。その仕事に関わる全ての人が、その仕事に必要なキーワードを正しく理解していると、コミュニケーションの無駄が大きく削減できるということ。新しい言葉を面倒がらずに学んで吸収することは、とてもメリットが大きいのです。

今回ももちろんプレゼントをご用意しました！

前回ご紹介した、宮澤節夫さんの『伝わる言葉に文章力はいらない』書籍プレゼントへのご応募ありがとうございました。仕事をする上で大切なスキルの一つである、伝わる文章を書くための技術には非常に関心が高かったようで、皆さんからの熱いコメントもたくさん届いていました。今回ご紹介する、増井敏克さんの『IT用語図鑑ビジネスで使える厳選キーワード256』もそうですが、気が付いたら皆さんの仕事に役に立つ、そんな一冊を今後もご紹介していきたいと思います。

ということで、今回ご紹介した『IT用語図鑑ビジネスで使える厳選キーワード256』も、抽選でプレゼントしたいと思います。また、著者の増井敏克さんには、「ウイルス対策ソフトだけで大丈夫？安心してネットを利用するためには」と題した記事で、在宅勤務に潜む情報漏えいのことなどを解説いただいています。

ブロックチェーン、ベストエフォート、クリエイティブ・コモンズ、スループット。SEM、SES、RFP、OGP。これらの言葉の意味を知りたい（知りたくなっていますよね？）という方は、ぜひともご応募ください。お待ちしています。

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これまでのコラム
第0回「読書とは読まなくていいというその真意とは？」
第1回「すべての仕事は「問い」からはじまるのか？」
第2回 「世界一速く結果を出す」ためにできることとは？
第3回 職場で発生する「問題」への対処法はあるのか？
第4回 「即決される」資料を作成することはできるか？
第5回 湧き上がってきた「感情」の持つ意味を知っていますか？
第6回 どんな職場でも「求められる人」に、本当になれるのか？
第７回 「良い文章を書くため」に必要なことを知っていますか？