長く働くことに困り果てる時代がやってきている?

今回ご紹介する『実践!50歳からのライフシフト術(大野誠一・豊田義博・河野純子+ライフシフト・ジャパン著)』の冒頭には、以下のような衝撃的な文章が書かれています。長くなりますが、ここで引用します。

(引用ここから)人生最大の危機である人生の正午は、今の日本では50歳前後で訪れているのでしょうか。いや、もう少し正確に言うと、50歳前後で訪れているけれど、それを自覚しながらも、それまでと同じようなものの考え方や仕事の仕方を続け、定年間近になって急に不安に駆られて、大慌てをしている人が多いのではないでしょうか。(中略)みんなが、60歳以降をどう生きたらいいのか、迷いに迷っています。長く生きること、長く働くことに、困り果てているのです。(引用ここまで)ー 実践!50歳からのライフシフト術・4ページより引用 ー

人生の正午という言葉は心理学者のユングの有名な言葉ですから、耳にしたことがあるという人も多いでしょう。詳しくはここでは触れませんが、人生の中で最も大事な転換のタイミングを正午と呼んでいました。ユングがこの言葉を提示した時点では、人生の正午とはだいたい40歳くらいと言われていましたが、今や人生100年時代。ということは、人生の大事な転換期は50歳くらいだと、本書では再定義しています。

新しいロールモデルをたくさん見て、まずは学ぼう!

言われてみれば、定年も少しずつ延長され、再雇用制度も企業は整えるように義務付けられるなど、働く環境は意外に変化しています。しかし、働く個人からしてみると、長年の常識、いわゆる当たり前だった働き方を「さあ、変えてください。時代に合わせてください!」と号令をかけられても、なかなか難しい。困り果てるという表現は大げさかもしれませんが、不安だと言う人も多くいると思うのです。

今回ご紹介している書籍の腰帯には『葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人』と書かれています。文字通り、22人の人生が凝縮された一冊になっています。そして、一人ひとりの人生が書かれた文章を追っていると、参考になること、自分とはまったく違うこと、そして、誰一人として同じ人生はない、という当たり前のことに気付かされます。

学校を出て、就職をして、定年まで働く。ごく最近まで当たり前だと言われていたロールモデルです。が、今はもう、そうではない。としたときに、新しいロールモデルは、それぞれ自分自身が考え、実践するという時代になっています。だからこそ、他の人の生き方をたくさん垣間見ることで、自分自身のこれからのヒントになること請け合いなのです。

らしさオンラインにもロールモデルは多数掲載中!

今回ご紹介した『実践!50歳からのライフシフト術』ですが、「そもそもライフシフトとはなに?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。そんな方は以下を参照してください。本書の著者の一人である豊田義博さんが、人生100年時代に備えて、今なにをすべきかを音声で解説してくれています。


人生100年時代といいますが、いつまで働けばいいのでしょう?前編


人生100年時代といいますが、いつまで働けばいいのでしょう?後編

また、今回の書籍にはらしさオンラインでご紹介した、みなさんと同じ派遣スタッフとして働く秋本富士夫さんも登場しています。


今も、始発電車で通勤!?63歳で手に入れた“一石四鳥”の豊かな生き方

上記の秋本さん以外にも、らしさオンラインではたくさんのロールモデルを紹介しています。こちらもぜひ、参考にしていただければと思っています。
https://www.r-staffing.co.jp/rasisa/entry/category/work/

今回も書籍『実践!50歳からのライフシフト術』をプレゼント!

前回ご紹介した、増井敏克さんの『IT用語図鑑ビジネスで使える厳選キーワード256』プレゼントへのご応募ありがとうございました。新しい言葉、新しいビジネスモデル、それらを理解することは骨が折れますよね。ただ、人生100年時代。新しい知識を増やし、自分自身をアップデートすることもまた、先の不安を解消する一つの手段なのです。

もちろん、今回の書籍『実践!50歳からのライフシフト術』も、このコラムをお読みいただいた方に抽選でプレゼントしたいと思います。ぜひともご応募ください。お待ちしています。


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コラム執筆:サカタカツミ
合同会社シゴトトセイカツ代表・クリエイティブディレクター。『らしさオンライン』『エンジニアスタイル』などをはじめとして、就職や転職、キャリア開発に関するウェブサービスのプロデュースやディレクションを手がける。著書に『就職のオキテ』『会社のオキテ』。 日本の採用事情や個人のキャリア、 スキルや組織コンディションの可視化などに関する寄稿記事や登壇も多い。

これまでのコラム
第0回「読書とは読まなくていいというその真意とは?」
第1回「すべての仕事は「問い」からはじまるのか?」
第2回 「世界一速く結果を出す」ためにできることとは?
第3回 職場で発生する「問題」への対処法はあるのか?
第4回 「即決される」資料を作成することはできるか?
第5回 湧き上がってきた「感情」の持つ意味を知っていますか?
第6回 どんな職場でも「求められる人」に、本当になれるのか?
第7回 「良い文章を書くため」に必要なことを知っていますか?
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